サラリーマンはやらなきゃ損?!賢くふるさと納税しよう!
こんにちは!
FututrizeでEX(Employee Experience)、Backofficeを担当している
木下友佳(きのしたゆか)です。
社内でもプライベートでも ゆかぴ と呼ばれています。
この記事を読んでくださっているということは、ふるさと納税に興味がおありですね…?
よく聞かれる声は
実は私もほんの2,3年前はそんな一人でした。
でもやってみたら実はそんなに難しくないんです!
そしてやってみて分かったことは「やらなきゃ損」ということ。
今回はそんなふるさと納税をできるだけ分かりやすく、賢くするコツなんかも解説したいと思います。
結論から言ってくれ!
ふるさと納税するとどうなるんだ?
これ、一番気になりますよね?
私も分からなかった当時一番欲しかったのはこの答えでした。
ほとんどの人に当てはまる結論から言いますと、ズバリ
参加費(自己負担)は2000円!
好きな自治体に寄付をすることで、住民税を前払いしながら色んなものがもらえます。
言い方を変えると、ふるさと納税をした額(*1)から2000円引いた金額が支払うべき住民税から控除され(*2)、寄付先からのお礼として様々な返礼品がもらえるのです。
*1… 1〜12月の1年間でふるさと納税をした合計
*2… 1〜12月の所得によって決まる翌年6月から1年間の本来納付する住民税額から差っ引かれます
例えば、ふるさと納税を3万円した人は、2000円引いた2万8千円で住民税の先払いができるということになります。
どうせ払わないといけない住民税。
だったら、お得に納税したくないですか?
ただしふるさと納税には向いている人とそうでない人、コツなどがありますので、そのポイントをおさえていきしょう。
どんな人がふるさと納税に向いてるの?
ふるさと納税をするのに向いている人は、
住民税や所得税を払っている独身・共働き夫婦・配偶者の所得0の夫婦です。
要するに、ほとんどのサラリーマンはやるべきということです。
そして、所得が多ければ多いほどどんどんお得になるのがふるさと納税の仕組みです。
そもそも住民税や所得税は所得がある人に発生しますが、この税額は「課税所得」によって決まります。
この課税所得は、収入から必要経費などを引いた額なので、個人事業主の人はある程度「経費」でコントロールができます。
(個人事業主からよく聞く「領収書ください。」はこのためです。)
しかし、サラリーマンは個人事業主のように「経費」を計上することはできません。(経費に代わる「給与所得控除」という制度があるものの、これも収入によって全員一律で適応されるためあまり期待できません。)
何もしなければ決められた税額表に当てはめて所得税や住民税を徴収される、ということです。
そのため、ふるさと納税はサラリーマンにとって節税の切り札の1つということになるのです。
ふるさと納税に向いてない人は?
住民税や所得税を払っていない人、所得が少ない人はふるさと納税をしても損をしてしまいます。
上記で説明したように、ふるさと納税は住民税を先払いできる仕組みです。
所得がない、もしくは少ない人がふるさと納税をしてもただ寄付をしただけで損をしてしまうこともあるため気をつけましょう。
どこからふるさと納税すればいいの?
TVのCMなどで耳にしたことがあるような有名所や、旅行会社、航空会社、通信会社まで…
ふるさと納税ができるポータルサイトは山ほどあり、一体どこから申し込んだらいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか?
どこからふるさと納税をするかを決めるときにポイントにしてほしいのが、そのポータルサイトで申し込むことによって得られるメリットは何かということ。
例えば、楽天ふるさと納税なら楽天ポイントに、ふるなびならAmazonギフト券に、auPAYふるさと納税ならPontaポイントに、ANAふるさと納税ならマイルに…
といった具合に、各社で還元されるものが違います。
そのため、自分にとって一番都合が良さそうなポータルサイトを選ぶといいでしょう。
※ちなみに私は、ポイントの還元率が良い楽天ふるさと納税を利用しています。お買い物マラソンのときにまとめて2自治体以上に寄付をすれば、よりポイントも貯まります。
ふるさと納税はいくらしたらいいの?
ふるさと納税はやみくもにいくらでも寄付したら良いかと言うと、そうではありません。
住民税の先払いができる制度といいましたが、この先払いできる金額は収入や扶養家族の有無などによって上限金額が決められています。
もちろん上限金額を超えてふるさと納税をすることも可能ですが、超えた分はただ寄付をしただけとなってしまいますので要注意。
賢くふるさと納税をするためには、上限額の範囲内で寄付をすることがポイントです。
では、具体的には上限額はいくらとなるのでしょうか?
この時役立つのが、ふるさと納税のサイトのほとんどに用意されているシュミレーターです。
例えば、楽天ふるさと納税のサイトではこのようにシミュレーションをすることができます。
💡 年収400万円、独身、扶養家族なしの場合
このように、収入・家族構成・扶養家族の3つの情報を入力するだけでおおよその目安を知ることができます。
ただしこれはあくまでも目安のため、より詳しい金額(数百円〜数千円単位)を知りたい人は、詳細シュミレーターを使うと良いでしょう。
ちなみにこの人の限度額およそ4万円ですが、どこかの自治体1つに4万円でも、2万円ずつ2自治体でも、4つの自治体に1万円ずつでも組み合わせは自由です。
ただし、このあと説明するワンストップ特例(おすすめ)を利用する場合は5自治体以内にとどめることが大切です。
必要な手続きは? - 「ワンストップ特例」の場合
ほとんどの人はこのワンストップ特例の申請をするのがオススメです◎
なぜなら、面倒な確定申告をしなくても寄付金の控除を受けられるから!
これは、ふるさと納税をしたあとに寄付先の自治体へ申請書を送ることによって、翌年の住民税から控除してくれる制度です。
ただし、以下の条件を満たすことが必要です。
また、ふるさと納税をする際には大抵の場合、ワンストップ特例の申請書が必要かどうか聞かれますので、必ずチェックしましょう。
もしチェックし忘れてしまった場合、ワンストップ特例の申請書はダウンロードすることができます。
必要な手続きは? - 「確定申告」の場合
ワンストップ特例の申請をしない(し忘れた)人・できない人は確定申告をすることによって控除を受けることができます。
例えば、その年に病気や怪我などで入院や手術をした人など高額な医療費を支払って年間でかかった医療費が10万円を超える場合、確定申告をすることで所得税や住民税の控除を受けることができます。(医療費控除)
この他にも、住宅ローンを組んだ人が控除を受ける場合なども初年度は確定申告をする必要があります。(住宅借入金等特別控除)
※2年目からは年末調整で対応可
この医療費控除や初年度の住宅ローン控除などは、年末調整では対応していないため、控除を受けるには必ず確定申告をする必要があります。
上記のように、確定申告をする人はワンストップ特例の制度を利用することができないため要注意です。
確定申告でふるさと納税の控除を受ける方法は、総務省のふるさと納税ポータルサイトやふるさと納税ができるポータルサイトなどで確認することができます。
ちなみに確定申告をした場合、全て住民税から控除されるワンストップ特例と違って、所得税の還付+住民税の控除となります。
翌年6月頃になったら住民税の通知書を確認しよう
住民税額は1月〜12月の1年間の所得に対して課税され、翌年6月〜の1年間で納付します。(給与天引きの人は12分割、自分で納付する人は4分割で納付)
サラリーマンの場合は毎年6月頃になると、自治体から届いた住民税の通知書を職場の労務担当者から受け取ることになります。
(自分で納付している人は、納付書と一緒に自宅に届きます。)
↓ 通知書はこういったものです ※シールを剥がして開いた状態
この通知書の下、赤線で囲んだ(摘要)という欄に、1月〜12月にしたふるさと納税によって控除された額が反映されています。(自治体によってフォーマットが若干違います)
中途半端な額が2つ並んでいるかと思いますが、ワンストップ特例の申請をした場合、2つを足すとほぼふるさと納税の総額ー2,000円となっているはずです。
この金額が本来納める住民税額からマイナスされ先払いできた、ということが確認できます。
もしもこの金額がおかしい場合は、自治体に問い合わせてみましょう。
賢くふるさと納税をするコツ
賢くふるさと納税をするにはいくつかポイントをおさえておくと◎
ここ数年、ふるさと納税をしてきた私からのTipsをいくつかご紹介します。
- 年末に駆け込まない
年末になるとふるさと納税のTVCMが盛んに放映されるため、突如としてふるさと納税しなきゃ!という気になって駆け込む人、多数。
しかし、そうするとどういう事が起こるでしょうか…?
「冷蔵庫がパンパンで入らねぇ…!!」
返礼品に食べ物を選ぶ人も多いため、毎年年末になるとこの現象に頭を抱える人が多数発生しています。
ふるさと納税は1年を通して寄付をすることが可能です。
季節ごとに注文する、定期便があるものを選ぶなど、計画的に行うことをオススメします。
- 秘密のケンミンSHOWを見ながら寄付先を選ぶ
ふるさと納税のいいところは、寄付先の自治体ならではのものを返礼品としてもらえること。
北海道だったらカニ!といった有名所は誰でも知っているとしても、日本全国津々浦々、まだまだ知らない地方の美味しいものがあるはず。
この番組はそんな「へぇ〜そうだったのか」という全国各地の名物グルメを紹介してくれるので、寄付する自治体を選ぶために見るのもオススメです。
かく言う私も先日、岡山県民がこよなく愛するという三珍の豚まんをポチりました。(秘密のケンミンSHOW効果なのか?そのあとすぐ売り切れていた…)
- 昨年の寄付先で良かったところを覚えておく
コスパが良かったり美味しかったものは覚えておいて、翌年リピートするのもオススメです。
また、自治体によって対応が違ってくるのですが、ワンストップ特例の返信用封筒が料金後納タイプと自分で切手を貼るタイプで分かれます。
わざわざ切手を買いにいくのも結構面倒なので、料金後納タイプの封筒を採用している良心的な自治体はぜひ覚えておいて、申請するときに少しでも楽をしましょう。
- 年末調整が終わったら源泉徴収票を手元に用意して最後の微調整をする
限度額ギリギリを攻めて、なるべくお得にしたい人も多いはず。
かんたんシュミレーションで出した限度額の5〜8割ぐらいの額を1月から徐々に寄付しておいて、年末調整が終わって源泉徴収票をもらえたら12月31日までに詳細シュミレーションで最終的な限度額を割り出して、最後の寄付先を決定します。
年内に源泉徴収票がもらえない場合は、労務担当の人に詳細シュミレーションをするのに必要な項目の金額だけ教えてもらうという手もありますよ。
(Futurizeはそうしています)
- 配送先を実家に設定して家族のヒーローに
まだコロナなんてなかった頃、年末年始は実家に帰って家族で過ごすのがお決まりでした。
そんな家族団らんの年末年始の食卓に華を添えるのが、ふるさと納税の返礼品です。
北海道のタラバガニが年末までに実家に届くよう設定し、私は一躍家族のヒーローになることができました。
ふるさと納税は両親に成長を見せるチャンスでもあります!
ちなみに、Futurizeで毎週開催しているナレッジマイルで以前ふるさと納税について発表したんですが、それをきっかけにメンバーのほとんどがその年ふるさと納税にチャレンジしてくれました😊
みなさんもサラリーマンとして賢くサバイブするため、今年こそふるさと納税にチャレンジして賢く節税するのはいかがでしょうか?
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#ふるさと納税 #節税 #ワンストップ特例 #確定申告 #住民税 #所得税 #EX #EmployeeExperience #BackOffice #Futurize
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