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食日記 - 番外編「コメダ珈琲店について」

 名古屋発祥の喫茶店、コメダ珈琲店は今や997店舗あるとのこと。そのほとんどが愛知県内にあって、名古屋が地元の私としてはあまりにも身近な存在であるため「わざわざ」行くことがあまりなかった。ある日、好きなInstagramのアカウントの人がコメダの良さを語っていて、この人が良いというのなら久しぶりに行ってみるか〜と、家の隣にあるコメダにモーニングしに行ってみたらあまりにも良いではないか。
今日は昼食後にコーヒー飲みながら本でも読むかと思って気軽に立ち寄ったつもりが、気づけば5時間ほど滞在。窓の外を見てみるとすっかり暗くなっていて、イルミネーションが始まっていて、今年もあと少しだなと目を細めて浸ってみたりして、、。おかげさまで集中して本も読み終え(「帝国ホテル建築物語」良かった。)お腹がすいてカツパンまで食べてしまった。カツパン思ったより大きかった。熱々でサクっと衣のジューシーすぎないカツが、シンプルなふんわりバンズに挟まれていて美味しかった。これが本日の私の夕飯となりました。

 改めて店内をみてみると、ここもいい、あらこのポイントもいいじゃない、と目に入るもの全てに愛着が湧いてきて、すっかりファンになってしまった。以下ワタクシのお気に入りポイントです。

その1  ほどよいプライベート空間

程よく仕切られている落ち着く空間

コメダといえば赤いベロアのソファー席と山小屋みたいな木製の店内っていうのがシグネチャーですが、まずそもそもこの柔らかすぎないこのソファーが重厚感が無くて良いし(褒めてる)ほどよいプライベート空間が居心地をさらに良くさせていますよね。たまに同じ仕切りのなかに二席あったりもするけれど、大体が単体のボックス席。仕切りがあるのに圧迫感はなく、それはついたての角が丸かったり席の角度とか導線とかでそう思わせるんだと思う。

1人席のカウンターも仕切りあり。


その2  備え付けのゆでたまご用の塩、あったかいおしぼり

朝の時間はドリンク一杯頼むと追加料金がかからずに、トースト半分か小さいパンと、ゆでたまごか小倉か、ゆでたまごペーストどれかがついてくる。トーストにはマーガリンか苺ジャムどちらを塗るか選べる。卓上塩が備え付けてあるということはおそらくゆでたまごのオーダー率が高いのだろうと思う。名古屋名物小倉トーストを食べたいという方はあんことマーガリン付きの食パンを選ぶとそれが食べられる。むかしはゆでたまご一択だった気がするけれど、こうやって選べるなら毎日の楽しみが増えちゃって良いね。
あと何より私が好きなのはうどん屋でもないのにあったかいおしぼりが出てくるところ。

カツパン


その3  まる見えのキッチン

これは写真が無いので言葉で伝えるのが難しいけれど、一部の店舗に限った話にはなるが、とにかく「キッチンの中がまる見え」はコメダあるある。レジもカウンターとかじゃなくってなんかその辺にある(?)みたいな感じ。でも政党の事務所とかもそうだけどさ、隠されている方が不信感みたいな時あるよね。まる見えは安心感。キッチンと簡単な作業場の間をお客さんが通れるようになっているのとかもコメダではよくある。
あるあるつながりで話すと、お店の扉を開けた時のチリンチリンとなる鈴の音が良い。そしてザ・名古屋人は入店して案内される前に自分で勝手に席を見つけてスタスタと入ってドシっと座る。というのもあります。老若男女問わずの名古屋あるある。

 ちなみに私のお気に入りの店舗は栄のBINOの店舗。全面が窓で昼間は特に明るくて開放的。
思い出があるのは名古屋パルコ隣の店舗。ここで昔からの知り合いに呼び出されて会話の途中で急に変な宗教に勧誘されそうになった。

お得なモーニングも、軽めのランチにも、ちょっと時間つぶしにも、誰かとの久しぶりの再会も、気まずい話をしなくちゃいけない時も、税理士さんとの打ち合わせにも、仕事が終わった後に家じゃない場所でホッとしたい時も、コメダが一番ちょうど良い。


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