新電力バンク宇都宮北支部からのお知らせ【2022年6月第3週】
6月中旬より、原油価格・天然ガス価格がともに下落傾向となりました。
これらは卸電力市場価格に直接影響し、最終的には電力料金へ反映され
ます。
もちろん、反映されるまでには時間がかかり、約2~3ヶ月程度となります。この様な状況が続く事で、秋ごろの電力料金が下がる可能性が出て参りま
した。
しかし、一方で為替の問題が大きくなっております。数十年ぶりの円安トレンドになっており、輸入品への影響が大きくなります。日本はエネルギーの原材料をほとんど輸入に頼っている為、このまま円安の状況が続くと、原油価格・天然ガス価格の下落による影響を打ち消してしまう恐れがあります。
やはり外的要因の影響を強く受ける分野で、安定させることは難しいです。今後は
・脱炭素の為の再生可能エネルギー普及。
・電力供給不足を補う為の火力発電所再稼働。
・価格を抑える為の原子力発電所再稼働。
これらをどう判断するかが、企業様にとって重要になってくるかと存じ
ます。
弊社では企業様それぞれが希望するご提案をしていく所存でございますが、同時に事実としての情報提供をさせて頂きます。
脱炭素化やコストを政治的な取組みや同業他社の動向・短期的、中長期的な影響など、多角的に捉える事でより良い判断に繋がると考えております。
ご相談事などがあれば是非お問い合わせ下さい。
※弊社HPを公開しております。お時間が宜しければご覧下さい。
新電力バンク 宇都宮北支部