千葉市美術館:亜欧堂田善
23年1月下旬頃、千葉市美術館「亜欧堂田善-江戸の洋風画家・創造の軌跡-」展に行った。
千葉市美術館は、JR千葉駅から徒歩15分、またはモノレールに乗り葭川公園駅(よしかわこうえん)から徒歩5分と書かれている。葭川公園駅から歩く。信号待ちなどもあるし、もう少しかかる気はする。
エレベーターで上がり、チケットカウンター。チケットは、どうだったかな、当日買った気がするが忘れた。たぶん、、予約制ではなかった気がするが覚えていない。
亜欧堂田善。18世紀の終わりから19世紀の始まりに活躍した人で、(あおうどうでんぜん)と読む。銅版画が中心のようだ。江戸時代の洋風画家。江戸時代だ。それで洋風の絵。
江戸時代の絵というと、まずとにかく浮世絵が浮かぶ。あとは琳派だとか。江戸時代に洋風の絵を描いていたのは、今の僕らからするとマイナーな存在になってしまうのだろう。
僕自身も、亜欧堂田善、江戸の洋風画家と言われても浮かんでくるものがなかった。千葉市美術館はけっこう面白いものをやるので、行ってみた。
今、展示リストを見返していて、展示数がなかなか多い。確かに、たくさんあったなと。銅版画について知って、感心した。
それと、浮世絵と並べて考えてみると、マンガと写真くらい違うと思った。カルチャーにも、世界を感じるものと、世界をするものと、幅があるのだと思った。そこを考えると、現在の、こうだと思っていることの偏りが修正される。
その場の感性というより、自分の想像や体験が浮かんできて接続されるような感じだった。ここでいう感性というより想像というのは、認知、理性がなにか想像力的に画を浮かべさせるようなもの。感性直撃というよりもパラレルを見せられるような感じで、体験的未体験というようなもの。技巧的なものが感じられるところからか、技巧的な想像を通じて自分がやったかのような、渋い感性の働きだった。