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serial_experiments_lain(アニメ版)を見て、驚いた話⚠️ネタバレあり、あらすじしません

長期休みが来たんで見ようと思って踏ん切りがつかなかったlainを見ました。ゲーム版の方は結構知っててアニメ版は無知でした。ゲームの方では玲音はひとりぼっちでワイヤードの中にもう1人の自分を作って自殺し、カウンセリングの人も巻き込むとかいうとんでもないストーリーなので、アニメ版も玲音はひとりぼっちで抽象的な表現の連発なのではないかと思っていたんですが、ありすと言う友達がいてびっくりしました。

2話でサイベリヤに誘った時には玲音を引き立て役に使う性悪女だと思っていたのですが、自殺の件で取り調べを受けている時に玲音のことを案じて泣いてくれたり、4話で玲音が自分の得意分野だけ饒舌になり、みんなで遊んでる最中に急にNAVI改造したいから帰るとか言い出した玲音に対しても社交的になってくれた☺️と喜んでくれるほど優しい子でびっくりしました。なので、会話する度に玲音が変なことをしないかとかビクビクしてました。この時でもまだ、中盤らへんで玲音がやらかして物語からフェードアウトすると思っていました。ありすが好きな教師で自慰行為してるのをlainが拡散してしまい。その後lainが玲音に成り代わった時に「もう 終わりだ...」とシーモア老師を殺した時のワッカくらい絶望しました。

その後はナイツが何なのか分かった途端ナイツ皆殺しにされたり、神を名乗る変態がワイヤードで延々とポエムをぶちまけたり小学生のガキにキスされたりガタイがいい外国人のオッサンが中学2年生の玲音にガチ恋したりと、わたモテの黒木智貴くらい変なやつに好かれる玲音に同情しました。姉は廃人になるし両親偽りだしでもうこれどうなんのと思っていたらまたlainがありすの部屋に来て記憶改竄してやるよ、とかヒストリアに地ならしの話した時のエレンみたいなこと言い出しました。lainがいなくなったあとありすが「怖い」って言って泣いてましたが至極当然です。でもlainは良かれと思ってやってるんですれ違いがとんでもないことになってます。そしてなんやかんやあり12話でありすが玲音の家を訪れますが玄関から岩間邸みたいな地獄絵図でした。家の壁からもインドの盗電技師が作ったかのようなコードがはみ出てましたし普通の人間関係ならもう帰ります。しかりありすはその家に入っていきます。階段を上がっている際にいきなり姉が出てくるという嫌がらせに会いますがそれでも玲音の部屋まで進んで行きます。ここで自分は本当にいい子なんだと少し背伸びしたいだけの女の子なんだと思いました。

玲音の部屋についた際、ありすが玲音に対しなんで自分だけ残したの?こんなの耐えなれないと言いました。当然です。それに対しての玲音の返答は「ありすだけはあたしの友だち。繋がってなくても」

くぅ〜!!

玲音は今までの描写的にもありすの事をあんまり好いてはいないのではないかと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。結構重い感情を持ってんな〜!?とserialexperimentslainを見たなかで1番おおってなりました。

そのあと例の神が出てきて玲音にお前もリアルワールドを捨ててワイヤードに来ないか?と猗窩座ばりの勧誘を見せるのですが、その前に玲音があたしは本当にリアルワールドにいるの?と哲学じみたことを言いました。それに対してのありすの返答が「あたし、よくわからないけど 玲音が言ってること、間違っていると思う。こんなに冷たいけど、でも、生きてるよ玲音の体」とお互いの心臓の音を聞きながら答えました。

これには私も目頭が熱くなりました。心臓が動いてるから生きている。玲音は人間なのだと。このシーンはとても胸を打たれました。

この会話の後自称神が出てきて玲音が色々言ってブチ切れさせて電子機器で体を造りAKIRA終盤の鉄雄みたいになってたのですが、このせいでありすは精神崩壊してしまいます。これで精神崩壊するの!?と思ってしまったのですが今までの出来事をまとめたらそりゃ限界だわってなりました。我を失ったありすを見て玲音は「あたしがありすのためにすることって いつも間違えちゃうね。ホントに、あたしって……」と言いありすを抱きしめ謝ります。このシーンは玲音なりにありすの為にしてあげようとした事が全て裏目に出てしまい、唯一の友だちまで傷つけてしまった玲音がとても可哀想に見えました。ゲーム版の方はどちらかというと玲音さん、と呼びたくなるほど狂気じみていたのですが、アニメ版の方では中学2年生の子ども、岩倉玲音がありすの為にと頑張って来たこと、ワイヤードを自らの手で改造してとんでもハイスペックのNAVIを作製したこと、その全てが打ち砕かれて、残ったのはワイヤードとリアルワールドを行き来し、人の記憶も自由自在な、いわゆる”神”になったのですが、ありすは精神崩壊してしまい、玲音はひとりぼっちになってしまったというとてもあんまりな結末になりました。そして玲音はそんな自分がいない世界、自分という存在を誰も覚えてない知らない世界を作りました。未来日記のラストと似てますね。

その後の結末は自分の語彙力では言うのは無遠慮というものでしょう。自分の目で確認してきてください。

総括としてはアニメ版serialexperimentslainは、ゲーム版のようにひとりぼっちの玲音がインターネットを通して自分なりの結論を得る話だと思ったのですが、玲音にはありすという友だちがおり、玲音はとても大事に思っていており、2人の感動的なシーンに胸を打たれ、とても驚き、感動しました。あと玲音はありすに向ける感情が一方的過ぎると思いました。一方通行な感情は自分は大好きです。

以上で終わりたいと思います。拙い文章ですがもし見てくれた方がserialexperimentslainに興味を持ってくれれば何よりです。

人は、繋がっているんだよ

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