24年4月_無職女ひとり北欧旅行5(ストックホルム編3)
重い腰を上げてストックホルム最終日→オスロ編へ突入です。(?)
6日目:ストックホルム最終日→オスロへ移動
1)天文台まで散歩
ホテルで朝食を食べてから、天気が良かったので徒歩で天文台まで。中には入れないのですが、周りにベンチが色々あってのんびりできたので、音楽を聴きながら本を読んでみたりしました。
周りに学校があるのか分からないけど、若い…高校生〜大学生くらい?の人がたくさんいて、わいわい喋っていた。もう自分が留学しても、そんな10代の子たちと同じテンションで話せないよなあ…と軽く寂しくなるなど。
2)ストックホルム市立図書館
絶対に行きたかった図書館に来れたー!フィンランドの時と同じく、学生などなど若い子たちがたくさん勉強していて良かった…!
あと、写真だけ見て蔦屋書店みを感じていた(書棚、使いやすいか…?)んですが、実際に行くと多層階に分かれているだけで、ひとつの書棚の高さはそれほど高くない。ぜんぜん上まで手が届くので、ちゃんと書棚として使えてました。
3)Joe & the Juiceで休憩
ネットで検索した時に「イケメンのマッチョな店員がいるジュースのチェーン店」という謎情報を見たジュース屋さんがあったので、せっかくだし入ってみよう…と行ってみた。
メニューが液晶で、結構な頻度で表示が変わってしまう&遠くて文字小さくて読めない…ということで、もうよくわからないけど赤だしベリーかな?と思って注文。
飲むと….えっ、甘くない。
何?モチャ…ってして…え?何味…?
(ま…まずい…)
調べてみるとビーツ…?なんか、ビーツだけの味じゃない…ちょっと苦いし…アボカド?もうわからん、とにかくまずい。
カードで払ったのでよく値段見てなくて、アプリで引き落とし確認したら1200円…せんっ…にひゃく…っ…!!!
旅程は半分まできたけど、もう早く日本に帰りたくなった。牛丼食べてえ〜
この日は朝から諸事情でお腹が痛く、まともなご飯を食べる気がしなかったのでスムージーにしたが、冷たい・まずい・高い…で悲しかった…。
きっと他の味は美味しかったんだ…私が注文を失敗しただけです…
4)ストックホルム駅からオスロに向かう
この旅では行きと帰り以外は陸路か海路移動をしたかった(飛行機乗りたくない)ので、今回はストックホルムからオスロへ5時間の鉄道旅を選択。
フィンランドの高速鉄道は特に遅れたり怖い目に遭わなかったので、何も警戒せずにホームへ向かったのだけど…待てど暮らせど電車が来ない!
耳をすましても、何言ってるか分からない(スウェーデン語なので)
電光掲示板にも、日本みたいに「遅延●分」なんて出ない。
そういえば、ドイツに住んでる人のエッセイに「突然5分前に到着ホームが変わって、電車に乗りそびれた」みたいなのを見たことある気がする。もしかしてそれか???
SNSで同じように困ってる人がいないか検索してみるも、日本人ほどツイッターやってる人もいないのか…何も出ず…。
どきどきしながら30分ほど待っていると、ようやく電車がきてくれた。よかったあああ〜….。
最初はGoogleマップを開きながら、移動を楽しんだりしていたのだけど、だんだんやることがなくなってくる。暇すぎたので、Kindleでこれを買いました。
デンマークとノルウェーの、歴史による国民性の違いとかが説明されていて物凄く良かった!これは旅行に来る前に全部読んでおけばよかったなあ…。
島国にずっと住んでいるから、陸続きで攻められる恐怖とか、どのように隣国と付き合っていくのかという部分にものすごく頭を使うのだなあというのが、知識としては分かっていても実感が湧かない部分がある。
でもこのように、電車で簡単に国境を越えられてしまうのも、また陸続きだからだ。そしてこの本に載っている時代から現代も、また陸続きだ。
なんてしんみりしていると夜になってきた。このあたりからポツポツと人が降りて行き、隣の女性もいなくなったので窓際に座った。
暗すぎて写真に残せなかったんだけど、途中でだだっ広い駐車場のあるスーパーマーケットがぽつんとあったり、トラックがいっぱいある倉庫があったり、その先の森に小さな家が2軒ほど建っていたりして、そこに暮らす人たちのことを考えたりした。
電車は通っているけど駅までは遠く、普段の買い物はあのスーパーなのだろうか。学校はどこにあるんだろう。近くの本屋は。Amazonで注文したら何日かかるのか。ここに住む人はどんな毎日を送るんだろう。
今回は首都から首都への旅だったのだけど、こういう街の暮らしもいつかは知ってみたい。
21時をまわって、さすがにお腹が空いた。
ここで前々日にスーパーで買っていたチョコクッキーが役に立つ。もぐもぐ食べた。事前に調べたら、車内で軽食が買えるらしいと聞いたのだけど、そんな気配がなかった。
ほとんど誰もいない車内で、アナウンスもスウェーデン語(たぶん。英語じゃなかった)で、外はどんどん暗くなり、到着予定時刻になっても全然まだまだオスロから遠いところを走っている。
怖くなってきた。本当に今日着くんだろうか。
もしこのよく分からないところで「今日はここまで!」と下されたらどうしよう?ていうか飛行機なら1時間ちょっとの距離だったのに、わざわざ6時間以上電車に乗って私は何を…
と不安になっていたら、22時過ぎごろにオスロに着いた。
煌々と明るい駅舎を見て、そして数時間ぶりに外に出て、あまり寒くなくて、ほっとしながらスーツケースを下ろした。
やっぱりストックホルムからオスロまで電車で来る人はほとんどいないみたい。まばらな人の波に乗って、駅を出た。
夜遅かったのでどこかに食べにいく気にもならず、駅のキオスクに行ってみたけどこれといって食べたいものがなかったので、適当にパンを買ってホテルまで走った。
この日泊まったホテルはオスロ駅から徒歩5~6分だったのだけど、この時ちょうどラマダンあけだったこともあり、警察が武装してうろうろしていてすごく怖かった…。
そしてホテルの斜め前あたりに、大麻のステッカーがべたべた貼られた店があり、夜なのに盛り上がっていた。怖い!絶対なんかやっとる!
ホテルは入り口前で自動チェックインをする形だったんだけど、鍵は出てくるものの部屋番号がない。過去に届いたホテルからのメールを見ても書いてない。チェックイン時の画面に出てきたのか?と思ったけど、もう画面消えてしまったから分からない。
困っていたら、前にいた母娘も同じような状態で、言葉はわからないけど頷き合いながら一緒にスタッフルームに向かった。
若いバイトっぽい人が2人いて、喋ってみるとそのうち一人は日本人だった。
そしてめちゃくちゃ雑な言葉で「事前メールに書いてあるんすけど笑」と言われる…!書いてないわ!確認したわ!
ドミトリーならまだわかるけど、結構ちゃんとホテルな代金払ってるんだよなあ〜と思いつつ、ここで文句言ってもしゃーないので部屋に…。
ありがたいことに共用スペースが充実していて、軽食の自販機とか無料のお湯とか電子レンジがあった。これありがたかった〜
結局、日本から持ってきていた味噌汁と、キオスクで買ったパンを食べてこの日は終了!
いちばん疲れた夜だった気がする〜…
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