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不妊治療日記 2 〜病院探し〜

こんにちは、パルコです。
2021年1月より本格的に不妊治療にふみだしたアラサーワラビーの日記へようこそ。

さて、今回不妊治療をするにあたり病院探しをどうしたのかについて吐露しようと思います。

はじめに行った病院・・・

前回の記事で

島生活を始めた環境の変化などで、体調が悪化したと綴りました。
膀胱炎やカンジタを繰り返すようになってしまったのです。
結構これ辛いんですよね。日本の場合、膀胱炎でも抗生剤が出されるので元々弱いお腹がさらにダメージ食らうから、ご飯もあんまり食べられなくてさらに体力が落ちるっていう悪循環・・・。
カンジタも夫婦で感染してしまったので、塗り薬などを使って治療しました。この時にお世話になったのが、家から一番近くの産婦人科クリニックでした。

当然ながら土地勘もないので、ネットで調べた一番近い場所へ行くことにしました。長年やっているんだろうなという感じのクリニックで、医院長先生が基本的にみてくれる感じのアットホーム感のあるところでした。
カンジタや膀胱炎に加え安定の生理不順の相まって、不妊治療の視点でも診てくれてで少し心構えができたかなあと思います。
ここで多嚢胞性卵胞症候郡(PCOS)気味かもしれないと伝えられました。
※以下PCOSといいます。
ただ、ちょっとクセありのおじいちゃん先生な感じがして(笑)一生懸命私の状況を考えてくださっているのは分かるのですが、年齢のタイムリミットことや体の酸化?検査??のことなど、とにかく急いでやりなさい、後悔するよ。的スタンスで自分的にまだ心の準備もお金の準備も整っておらず、色々ここでやるのは厳しいなあと思い転院を決意しました。

そしてこの頃から妊活へむけて知識も少しずつつけるようになっていきます。定番ですが、始めに読んだのはこれ・・・


2つめの病院

しばらくして季節が2つ変わった頃に、生理が3ヶ月きていないことに気づきます。検査薬を試すも、陰性。一応期待しちゃうんですよね。毎月遅れてくるってわかっていても、たまに私の子宮が有給消化していると分かっていても・・・ね。ただの検査薬貧乏です(笑)
はじめの病院でPCOSの可能性が高いと言われたため、不妊治療に関する本やサイトを調べるようになっていました。お金のこと、補助があること、PCOSを完治させる薬はないこと、治療のステップと方法・・・。
どちらにせよラッキーを待っていても難しければ治療する他はないので、長期的に診てくれそうな病院をネットで検索します。できればカウンセラーさんなどの先生との間に誰か入ってくれる制度がある病院の方が安心でした。
やっぱり、モヤモヤしたものがある中夫婦2人だけの乗り越えていく勇気と自信がなかったです。

そして見つけた!!
某建築雑誌にも取り上げられ、おいしい牛乳やデザインあを制作した佐藤卓さんが監修した超オシャレかつ不妊治療にも特化した病院。
看護師さんも藍色の作務衣のような制服で、景色、空間共に居心地の良さがすごい。産婦人科も不妊治療外来も両方るけど、こどもの来院は不可。
カウンセラーさんも常駐していて、カフェもあります。
1代ずつiPhoneを配布してくれます。診察室への案内は全て通知がきて、今すぐいくか、もう少し後にするかも選べるなんとも配慮のあるUI。
しかも、居心地の良さがもはやリゾートホテルレベルで、もはやここにすみたい。
でもまだ不妊治療のことがよく分かっていないのと不安が大きくて、とりあえず様子見として生理不順とカンジタの治療をしてもらうため、産婦人科の方へ予約をしました。

そこでの検診でも、やはり妊娠の希望があるか聞かれ「ゆくゆくは・・・」と話すと、一応血液検査とエコーはやろうねということになりました。

1週間後、結果を聞きにいくと、
「PCOSと言って間違いないです」
「本気で妊娠したいと思ったら不妊外来に予約電話してね」
と伝えられました。


3つめの病院

2つめの病院でPCOSの診断を受けたのが2020年12月。
あー・・・。やっぱりそうだよねー。分かってたけどさー。と思いながら外来へいつ電話しようかと悩む日々。というのも、この病院、お洒落で雰囲気も治療実績もいいけど、とにかく治療費が高い。正直そこまでできる経済的な余裕はないし、できれば安く済ませたいというのが本音です。そうこうしているうちに、2月、3月・・・。新型コロナウィルスの蔓延によりだんだんと自粛生活がはじまっていいきました。
この頃はまだ、新型コロナウィルスがどんな重篤な症状かも今よりもずっとわかっておらず、不妊治療や妊娠中の母体や胎児への影響も不透明なことが多くて、年明けから妊活を頑張ろうと思っていた私にとって、かなりのダメージでした。
きっとこのコロナ禍は今年じゃおさまらないだろう・・・。
県外へ行く仕事もあるし、病院へ行くことも配慮することが増える・・・。
そして、どうせ慣れない自粛でストレスがたまる中、私の体調が今よりよくなる気がしない・・・。
だったら、いっそのこと体の調子をひたすら整える年にしよう。というわけで、漢方と鍼灸で自分の体質を改善できるようにスタートして、本格的な不妊治療は一年後からにしようと決めたのでした。


そしていよいよ、20201年1月。
年明け、仕事がここ大一番を迎えてちょっと(というかかなり)忙しくなる。もはやずっとハイなので、仕事の電話のようなノリと勢いで不妊外来へ予約電話。1週間後に予約をすることに成功いたしました。
この3つ目の病院は、去年漢方や鍼灸を初めてから自分に合うなあと思ったお店の先生におすすめの病院を尋ねて、いくつかの候補の中から精査して決めました。単純に漢方や鍼灸の処方と施術をやってもらいたかったことと、その土地の医療事情はやはり長年その土地に住んで同じような症例をみてきた人にしかわからないと考えたのは正解だったかなと思っています。
結果的に、この土地で不妊治療をいち早くやりはじめた病院にめぐりあい、②の病院の先生を育てた病院へたどり着くことができました。
あまり男女は関係ないと思っていた私ですが、今回の病院の担当の方が女性ということもあり、ストレスケアへの配慮の言葉も直接いただけた時はやっぱりうれしかったです。

まとめ

基本的に私が石橋を叩いてた叩いて、なんなら叩き割るぞ??くらいのタイプということもあり、病院選びは勝手に迷走してましたが、現在の病院はコードブルーに出てきそうなくらいの大きな病院の不妊治療外来です。また、転勤族でなければここまで転々とすることもなかったとも思います。
転勤族ということはもちろん頭ではわかって今の夫と一緒になったし、それなりの覚悟を持って治療へ挑んでいますがやっぱり実際にむずかしい場面に出会すと困惑するし、しんどいなあと思うことは少しずつ増えていくんだなと病院選びで感じました。また、ホスピタリティの高い病院は言い方を悪く言えばビジネス要素も強く、患者さんへのアプローチや金額がなかなかシビアなものを提示されてしましす。ローンを組むくらいに価値があるのか、もし生まれた後生活がどのように変容するのか・・・。どこに軸を持っていくかは各家庭によって考え方が違って当然ですが、夫婦間でのすり合わせもまたその伝え方も心の負荷になるよなあ〜なんて思ったり。
悲しさに引っ張られすぎないように、かといって無理に空元気でいる必要もない。十分私たちは頑張ってるって、たまには口に出してもいいかな。

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