読んだのだ【怖いへんないきものの絵】
読んだ。
今まで思い出込みで語るようなシリーズを書いていましたが、ついこの前買ったばっかりなのでただの感想になってます。
前回『へんないきもの』の本について書いていた時に、色々検索していたら見つけた本。
なんと大好きな早川いくをさんと中野京子さんの本!1粒で2度美味しいぞ!ということで速攻アマゾンで買いました。
お二人の本に関しての記事はもう書きましたが↓
凄い面白いんですよね。
早川さんの独特な解説、中野さんのわかりやすい説明。
いきものの「どうしてこんな生態なの?」という不思議と、絵画からわかる時代背景など、私のドツボにハマる2作品の融合…。
面白くないわけないじゃないですか!!!
基本的には早川さんが、いきものが描かれた絵画についてピックアップし「これはどういうことですか?」という問いに中野さんが作品の解説を挟み、いきものについての説明は早川さんが行う…といった流れで書かれています。
早川さんのクスっとくる言い回しが好きなら楽しめますよね。個人的には「人相の悪いオバQ」とか、「解説し直します」で次ページめくるとまんまタイトルからやり直しているとか、カニの話とか笑いました。
カフェで本読んでいたんですが、めっちゃ声出てたと思います。
中野さんの解説もとても有意義なもので、時代背景はもちろんのこと当時は常識だったであろうこととか、やはり時代の流れと文化によって人間というのはこうも違いがでるものなのかと感心しました。
ただ1粒で2度美味しい本ですので、「怖い絵」が好きだけど解説が少ないとか、早川節についていけないとか、どちらか一方の作者が好きだと物足りなくなるというレビューもありました。私は良いコラボだと思います。
お二人の本はどちらも好きなら楽しめると思います。
やはり好きな作者が新しい本を出すと楽しみですし、実際読んで面白いとより好きになりますね。
ちょっとこの本から逸れる愚痴なのですが、少し前にとある本を購入しました。
有名人の作品が書籍化された、みたいな感じだったのですが、内容が薄すぎてつまらなかったんですよね。
凄い好きな人なので期待しており、とりあえず売り上げにも貢献したいし買うか…という感じだったのですが、半日もしないで購入したことを後悔しました。
レビューで星4.5とかついているのが意味わからないです。なんかネットで「購入しました!」とかとりあえず言って褒めちぎって作者に媚び売りたいのかな?本当に作者が好きなのかな?とさえ思ってしまい、作者に対しても「よくこんなので売れると思って出したな」というクオリティに腹が立ちました。
その点この本は期待通りというか、個人的には満足でした。
前にも何度か書いてますが、実は集中力がなくて本を読むのが苦手なんですけど。面白くてすぐ読めちゃいました。
やはり内容のある面白い本というのは読ませる力もあるんだなと。