本と思い出【海の宝もの】
こんばんは。
今まで読んできた本について語るシリーズです。
レビューや考察なんかは苦手なので、読んだ当時の自分の事とか、そういう思い出語りみたいなものになると思います。
あらすじも端折ります。話す上で必要な部分だけ説明します。
この前、絵本を取り上げたら思い出したので。
クリスチャン・ラッセンの絵にちょろっとお話がついた、絵本…画集?
小さいころ、とても大きなラッセンの絵が我が家にありました。
といってもジグソーパズルですけど。3000ピースあったんじゃないかな…。
母親がパズルとラッセンが好きだったので、この組み合わせだったようです。暗闇でちょっと光っているのが綺麗でした。
小学生の時に「スイミー」を習って「にじいろのさかな」という絵本を見かけ、そういう海と魚の物語が読みたいと本屋に行ったら、母親が買ってくれました。「パズルの絵のやつやん」と思いましたが、海と魚と、たまに宇宙もごちゃ混ぜになったこの独特の雰囲気が私も好きになりました。
絵本といいつつ、まぁラッセンの絵を楽しむようなものなので、ストーリーは特にないです。女の子が、イルカに誘われて海の世界をちょっと冒険して終わる。そのくらい。
それでも、こんな素敵な世界冒険できただけで人生変わりそうだからなぁ、まま、良きかな。
数回引っ越しする中で紛失したのですが、社会人になってから買いなおしました。そこで初めて気づいたのですが、母親が飾っていたパズルの絵柄と同じものが載っていたんですよね。
そういえば、絵を買わされそうになったことがあります。
ショッピングモールで、ラッセンの絵の展示会?が開催されていたころ。どうしても本物の絵というのを観てみたくて、行きました。
ポスターとかパズルでは感じることのできない、絵具の絵ってこんなすげぇんだ!!なんて思いながらウロウロしていたら、声を掛けられまして。
丁度、観ていた絵が、紹介したこの絵本に出てきたような気がする…と思っていた旨を伝えると「ほんとぉですか!?使われていますよ!これはもう運命ですね!」という感じでグイグイくるので、ちょっとテーブルに移動して1対1で話を聞くことになりました。
あ、ちなみに絵が使われていたかも?というのは自分でも調べましたが、似たような作品なだけで別物でした。
こういうところの話を問答無用で「うさんくせぇ~」と思ってしまうのですが、はっきり断れないタイプなので絵が70万円するとか、ローンも組めるとか、絵はずっと残る財産だとか、1つ買って飾るだけでも自分に自信が持てるとか、バイト学生が買っていったとか、隣で家族連れのパパが購入手続きしているとか、そんな話を1時間くらい聞いていました。
結局なんとか断った、という感じでしたが。見た目怖いおじさんとかが話し相手だったらローン組んで買っていた…かも…?
いや、絵は本当に綺麗でした。光の加減で感じ方が変わったり。絵画を好きで見に行ったり購入する人の気持ちもわからなくもないです。
ただ、私はもうちょっとお金と心に余裕のある生活ができて、オシャレに美しく飾れるような部屋が手に入ってからかなぁと思いました。
記念にもらったポストカードは今でもありますが…いや、絵って凄いな。もう一回本物みたい。