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6/22 2020
サウナ
最近よくサウナに行く。前からサウナには行っていたが、月1くらいのペースだったのが今では週に1回は行くようになった。疲れた日の業務後に近くの銭湯に行ったり、週末には少し遠くのサウナ施設に行ってみたりしている。
最近行った中では池袋のサウナ「かるまる」が1番よかった。
「かるまる」はカラカラの高温サウナやロウリュ(サウナ石に水をかけて温度や湿度を上げる)サウナ、蒸しサウナなど様々なサウナがあるのだが、1番のウリは水風呂だろう。
かるまるの水風呂は約8℃。サウナ好きの中ではシングルと呼ばれているらしい1桁台の水温で、入った瞬間身体中が強烈な痛みに襲われる。30秒も浸かれば命の危険を感じる冷たさだ。しかも常に機械によって水の流れが作られるため、体にぬるい水の衣を纏うこともできない。
正直入る前は余裕だろうと思っていたが、最初に入ったときは10秒ともたなかったのを覚えている。
這々の体で水風呂から上がると近くにある椅子にゴロリと寝転ぶ。そうすると体がおかしなことになっている。
体の表面は近々に冷えて痛いくらいなのに、体の芯は焼けそうなほど熱いという不思議な感覚。心臓は体を温めようと爆音をあげているが、吐く息は冬のそれと同じくらい冷たい。しばらく寝転がっていると身体中が1つの肉塊になったような一体感を覚え、体の隅から隅まで血液が流れている様を詳細に感じられるようになっている。体は金縛りにあったように全く動かないが、頭の中はこれ以上ないほどクリアだ。
いわゆる「整う」と呼ばれる感覚だと思うが、これがかなり心地いい。明らかに体に良くない気がするのだが、この感覚を味わおうとついつい何度もサウナと水風呂をループしてしまう。
麻薬にハマる人もこんな感じなのだろうか。