【詩】赤い糸
信じたことがなかった
赤い糸
その糸は
小指どうしを
きっちり結んでいる
のではなく
まるで
糸電話みたいに
お互いその身は離れている中
見えないけど
繋がっていて
時々話せたり
時々話せなかったりする
そんな糸
それくらい
ゆるくて
やわらかくて
やさしくて
いとおしくて
ほつれて
からまっても
ほぐれる
ほぐれてく
そんな
見えない糸電話で
結ばれてる
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