【MTG:パイオニア】MOトーナメント結果(1/23-2/7)

MOの結果についてまとめた

Challenge結果


今回より少ないデッキタイプはOthersに

完全なる統一が入る前の最後のシーズン。どのような動向になったであろうか?
なおスコアの計算は以下。
17-32thの場合は1pt,そこから1回勝って9-16thになると倍の2ptとしています。どんどん勝てば倍になっていき、1位は32ptになります。
この場合、平均スコアは3.5pptとなり、各デッキの平均ptがどのくらいになっているかを計算しました。3.5より多ければ勝ち組、それ以下なら負け組ですね

使用率は同率1位でラクドスと緑信心が並んだ。平均3.5のスコアであるのでこれらはいまだに勝ち組となった。前回勝ち組から陥落したものの、今回は復活している。 使用率3位のアゾコンは前回に引き続き芳しくない結果に。ロータスも4位ながらあまり成績は残せなかったという結論になった。今回成績が特によかったのはイゼットフェニックス、白単人間。使用率は5位、6位だがスコアがかなり高い。使用率上位6位と比較をしたとき、イゼットフェニックスはロータス以外にはそれなりに戦えるし、白単人間もロータス、アゾコン、緑信心には強いので立ち位置がよかった、ということが考えられる。
この辺りはどのようなカードを採用しているかを後半で深堀していきたい。
白単人間はここまでほとんど勝ち組になった経験がないので、このくらいデッキが得意なほうに固まっていないの厳しいのかなとは感じた。

Preliminary 結果


次はPreliminaryの結果。入賞で多かったのは緑信心だが、なんと4-0できたデッキが1つもないという悲しき事態に。成績がよかったのは天使、そしてイゼットフェニックス。まさかイゼットフェニックスいい立ち位置?
なお、こちらでは白単人間はイマイチな成績に。

Leagueの結果


こちらは上記の結果に。アゾコンがすごい練習されているように見えるけど、Noteにアゾコンの優良な記事が立て続けにでたおかげかもしれないと推測。
Lotus Teferiというのは分類上困って適当に名付けたデッキカテゴリ。

こちらの6時間30分くらいに出てくる準々決勝のキヨフジ選手のタイプと同じですね。睡蓮の原野を不連続性などで踏み倒して5テフェリーでズルをしてマナ加速をする、というタイプに見えます。

以下のVALIDENTさん

以下のSkpchinoさんが該当します。

採用カード分析

ここからはchallengeの各デッキでの採用傾向の変化を見る。
前回の12/24-1/23までの採用枚数の平均値と今回の採用枚数の平均値の差分を比較した。+は今回増えているカード。-は今回採用が減らされているカードだ。

緑信心

" Reckoner Bankbuster": 0.36
" God-Pharaoh's Statue": 0.33

" Forest": 0.16
" Sylvan Caryatid": 0.16
" Lair of the Hydra": 0.12
" Treasure Vault": 0.1

" Teferi, Who Slows the Sunset": -0.13
" Unlicensed Hearse": -0.13
" Woodcaller Automaton": -0.17
" Overgrown Tomb": -0.2
" Lovestruck Beast": -0.26
" The Mightstone and Weakstone": -0.35

前回差分として注目した恋煩いの野獣、マイトストーンとウィークストーンは減らされていた。効果が実感できなかったのだろうか。ちなみに、日没テフェリーは18デッキのうち、今回誰も採用しなくなった。以前だれかが、無限ループが便利になるだけで強くない、という記事を見た気がするので、原点に回帰してきたのかもしれない。個人的に見た時は感動したんだけど、強くないなら仕方ない。マイトストーンとウィークストーンの代わりに抜けていた王神の立像が戻ってきているということも言及しておきたい。
また、スタンで大活躍の勢団の銀行破りが採用されている。サイドでの採用が多いのでラクドスなどで消耗戦用なのかもしれない。要注目。

ラクドスミッドレンジ

" Ritual of Soot": 0.45
" Abrade": 0.33
" Liliana of the Veil": 0.23
" Dreadbore": 0.19
" Damping Sphere": 0.18
" Go for the Throat": 0.16

 Sheoldred, the Apocalypse: -0.17
" Hidetsugu Consumes All": -0.19
" Kroxa, Titan of Death's Hunger": -0.32
" Extinction Event": -0.37
" Misery's Shadow": -0.71

大きく分けて以下だろうか?
天使対策 → 煤の儀式、喉首狙い
アゾコン、ロータスコンボ→ヴェールのリリアナ、減衰球
緑信心→絶滅の契機、苦難の影

緑信心の重心を減らし、天使、アゾコンといった流行を抑える、という寸法に見える。重心を置いたところは負け組になっているし、緑信心は勝ち組なので、やはりラクドスミッドレンジが何を対策するか、でその時の勝ち組負け組が定義されているように見える。

イゼットフェニックス

" Thing in the Ice": 0.58
" Chart a Course": 0.47
" Narset's Reversal": 0.37
" Disdainful Stroke": 0.36
" Brotherhood's End": 0.3
" Pieces of the Puzzle": 0.3

" Opt": -0.29
" Saheeli, Sublime Artificer": -0.34
" Abrade": -0.38
" Spell Pierce": -0.43
" Aether Gust": -0.44
" Treasure Cruise": -0.54
" Ledger Shredder": -0.63

大体は上位6位以降などは0.1枚程度の変化になることが多いのだが、このイゼットフェニックスだけ、6位以降も値が大きいので前回とガラッと中身が入れ替わっているように見える。帳簿裂きの数を下げて、氷の中の存在を増やしている、ナーセットの逆転や軽蔑的な一撃などはロータスをにらんでの採用だろうか?選択なども採用していないケースがあったりなど、かなりバラエティに富んだラインナップになっていた。兄弟仲の終焉は白単人間を狩る、もしくはエシカの戦車のトークン狙い、といったところか。
ブームが落ち着いて再び玄人向けのデッキになったので、採用カードについてはほかの方の解説が待ち遠しい。

白単人間

" Portable Hole": 0.98
" Reidane, God of the Worthy": 0.44
" Skyclave Apparition": 0.43
" Containment Priest": 0.39

" Castle Ardenvale": 0.27

" Brave the Elements": -0.39
" Rest in Peace": -0.48
" Shefet Dunes": -0.5
" Destroy Evil": -0.52
 Plains: -0.71
" Lay Down Arms": -0.75

天使対策→ポータブルホール、スカイクレイブの亡霊、封じ込める僧侶
ロータス、青白対策→傑士の神、レーデイン

といったところであろうか。正直天使は対策したところで厳しそう、と思うのだが、もしかしたらこれでいけるのかもしれない。
軍備放棄は平地枚数の関係で無理かなと思っていたし、精霊への挑戦はいつも4は多いなと思っていたので、妥当な数値と思う。
安らかなる眠りはイゼフェニには婚礼の発表で対応し、パルヘリオンは全然いなそうなので、この減少は納得。

今後

さて、次はファイレクシア 完全なる統一が入ってくる。
個人的にはかなりパワーのありそうなカードが多いので、どうなるか楽しみだ。現状レガシーなどでアトラクサが暴れまくっているが果たしてパイオニアはどう変化していくのか。

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