「はずかしい」をぬいだ時
「ものたりない」くらいがちょうど良い。
「飽和」状態は、苦痛だ。
箱に隙間なくぎゅぎゅうに詰まっているものよりも
あそびがあったり余白がもたせたほうが、ずっと見ていられる。
そのすきまに、陶酔し、安心して、何かを期待する。
東京は、好き。
家賃は高いし、馬鹿みたいだけど好き。
人は冷たく、常にノイズがあって汚い。
なにもかも早送りで、競争している。
ちゃんと生活を成立させる為に負い目を感じ毎日必死になる。
常に闇に足首つかまれてる感じだ。
田舎は、違う。
圧倒的な余裕が横たわって笑ってる。
目に見えるものは、緑でアナログでシンプル。
東京はしっきりなしに、光を飛び、色を浴び、攻撃的だ。
視覚的刺激が、あふれるようにあって目がくらむ。
それくらいがいい。
たまらない。
そばにいたって遠いんだもん。
目が離せないよな。