未練杯2022 カンザスシティ・チーフス覚え書き

立候補

カレッジフットボールをまったく知らないので、自分が適任でないことは自覚していたが、なかなかGMが決まらないので立候補した。

正確には、一週間前になっても決まらないようであれば、立候補しようと考えていて、日曜日の朝に申し込みをした。

かくしてKCのGMになったが、まったくなにもわかっていないことがわかって愕然とした。

カレッジの選手は知らない、それはわかっていたのでよいだろう。驚いたのは、KCのニーズがわかっていなかったことだ。

漠然とはわかる。いまのKCで、QB/K/TEは優先順位が低い。RBはドラフトのなかで優先順位が低い。なぜCEHに一巡を使った?

ニーズを考える

まずニーズから考えたが、短期、中期、長期でかなり異なることがわかった。

短期課題
まず来シーズンのことを考えよう。
AFC西地区は修羅の地区となってしまった。WilsonがDENに加入したのもそうだが、WRとEdge がひどい。
LVにAdams(WR) 、Chandler Jones(Edge)、LACにMac(Edge) が加入した。

CBとRTがどうにかならないと試合にならないのではないか。
カンファレンスのことを考えても、Chase やBUF を倒すためにもCBは必要だ。

Edgeも必要だ。結局、Clarkと再契約をしており上積みがない。
昨季はMelvin Ingramを契約するまで守備がどうしようもなかったのだ。

そしてジャクソンマホームズにも早めにてを打っておきたい。

中期課題
Hill が去ったWRにJuJu Smith-SchusterとMVSが加入したが、一年契約である。Hardman はイマイチなので、長く活躍できる選手を取りたい。
クリス・ジョーンズも来年までと言われている。IDLも欲しい。

そして中期的にみても、ジャクソンマホームズは問題だ。

長期課題
昨期でマホームズのルーキー契約が終わり、マシューとヒルはチームを去った。

新たにチームの中心となる選手が必要だが、あまり育っていない印象だ。なぜ CEHを獲ったのか。チームの中心となる選手が欲しい。

また長期的にみても、ジャクソンマホームズは問題である。

と整理した。

方針決定

これに他チームのドラフトニーズや、エントリーしている選手のポジション別の層の厚さを検討した結果、次のような方針になった。

1.ジャクソンマホームズを放逐する。

2.1-2巡の4個の指名権でチームの中心となる選手をとる。指名権を減らすようなトレードはしない。

3.1巡29位と3巡でトレードアップしても、狙えるのは精々18位程度なので、17位以上は静観する。そのクラスの選手を欲しがらない。

4. 優先度が高いのはWR/CB/Edge

5. Edge は一巡下位と二巡50位であまりValueが変わらないようなので、ここで穫る。CBも30位でValue の高い選手が取れそう。WRはトレードアップで、選手のアップグレードができるなら検討する。もちろんよいEdgeが残っていたら穫る。

事前トレード

まず、ジャクソンマホームズを放逐しようと考えた。
現役選手でないので契約してからトレードする。江川戦術である。ジャクソン+7巡を来年の7巡とトレードするイメージだ。

対象は全チームだったが、どのGMがそれに付き合ってくれるかはわからず、悶々としていたら、ふとハントを返してほしいな、と思い、CLEのGMの睡蓮さんに連絡をとった。CLEは一巡がないので、付き合ってくれるのではないかと考えたのだ。

3巡+ジャクソン⇔ハントのトレードを持ちかけた。思いの外、ハントのバリューが高い(ルーキー契約、能力、使い減りしていない)ことを示されてしまい、2巡+CEH+ジャクソン⇔ハントのような形になった。
2巡を出すのは意に反するが、未練杯ではそこまでわからないし、これを受け入れようと思った。

コミッショナーにジャクソンとの契約を連絡すると、やんわりはんなり拒否され、ジャクソンとの契約を断念した。

その後のレギュレーションの追加(契約していない選手と契約するのはいかん)に対するみなさんの反応を見ているとそれもそうかと思えた。やめておいてよかった。

ジャクソントレードの夢から醒めると、ハントのトレードも止しておこうという気になった。昔の彼女のことを追いかけているようで、かっこ悪いなと思った。CEHとジャクソンは別の方法で放逐したいと思う。

当日

そして未練杯が始まった。ボビーハートに関するトレードが活発に行われたが、未練杯はもっと真面目に取り組むべきだ。

上述の通り、17位までは静観した。
WRのために、29位の指名順位を上げる件については、21位NEのGM、encyclopectorさんに相談しており、NEさんの判断もあり実行となった。

正直言えば指名権トレードや、WRの売れ方が予想と異なっていたので、直前では必須でもなかったのかもしれないが、トレードをしてみたかったのだ。
結果論ではあるが、上げた21位から本来の29位のあいだにWRがふたり指名されているので、トレードアップにより2人分よいWRを取れたといえる。

トレードアップ自体はアリだったのではないか。差額は3巡94位 + 4巡135位 + '23 5巡 で払ったが、今年は指名権が多いので負担は大きくない。

指名したのは自分のなかでは高評価だったJahan Dotsonだが、K猫さんにけちょんけちょんに言われて悲しかった。

30位では希望通り Kaiir Elamを指名。この順位で取れたのは狙い通りだったし、K猫さんに褒められて嬉しかった。

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