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11/10 乗艇記録~アラフィフCOXデビュー

トップ画像は学生時代の写真です。私は、このころはおもにCOXをしていたのですが、1回生では漕ぎ手として春・夏・秋と大会に出漕した経験もあり、どちらかというと漕ぐほうが好きでした。

私は他の人に比べて体力がないけれど、うまく漕ぐコツを考えることが好きだし、人に教えることも好きだったので、勝ち負けが大切な学生スポーツでは、自分が貢献できる方ということで2回生からCOXに転向しました。

ですが、大人になってからのボートの位置づけ勝ち負けよりは健康のための趣味なので、「ぜひ漕ぎたい」とお願いして、しばらく漕ぐことに専念しておりました。

ところがこのたび、2週間後の大会に、急遽COXとして出漕することが決定。

これまでの練習で、いつも乗艇練習でCOXをしてくださっていたのはチームリーダーの男性。
寒い日も暑い日も、2~3クルーの合計何時間もの乗艇練習につきあってくださっていて頭があがりません。
そのリーダーが、最近、腰の調子が悪いらしいということもあり
1週間前に「あなたの方が体重が20キロも軽いから、お願いできない?」
と言われ、断れず。

11/10の練習では約30年ぶりのCOX、そしてアラフィフになって初めてCOXとして乗艇練習に参加させていただきました。

■クルー
男子オーバー200(漕手4人の合計年齢)

■目標レート(リーダーからの指示)
・ノーワーク=NW (指定なし)
・ライトパドル=LP (レート25)
・パドル=P=コンスタント(レート30)
・スタート(レート35)
・スタリキ(レート33)
・ラストスパート(レート33~35)

※レートは、1分間あたりに漕ぐ回数
※スタリキは、スタートスパートと同じ意味

■練習メニュー

1)エルゴ
NW→ LP 10本  2セット
NW→ ダッシュ3本+P10本
NW→ ダッシュ3本+P20本
スタ練
 スタート5本  2セット
 スタート5本+スタリキ5本
 スタート5本+スタリキ5本+コンスタント10本

2)乗艇
ウォーミングアップ(NW+LP適宜)
NW→ LP 20本  2セット
NW→ ダッシュ3本+P10本
NW→ ダッシュ3本+P20本
NW→ ダッシュ3本+P30本
スタ練(エルゴに同じ)
 スタート5本  2セット
 スタート5本+スタリキ5本
 スタート5本+スタリキ5本+コンスタント10本
500m
 スタート10本+スタリキ10本+コンスタント
  足けり5本(約250m)
  ラストスパート15本(約400m)

■良かったこと
・メニューが消化できた
試合前なので体力的にも技術的にも予定していたメニューをこなすことができて良かった。メニューに最低限必要なコールは間違いなくできた。(エルゴでは1回間違ったけど。)

・安全確保に対する集中力はキープできた
時間帯が学生と重なっていたため今までにないぐらい艇が多かった。
かつ新入生だけのクルーや、小さい艇(ダブルスカル)も2つあった。
何度も航路が重なったが練習を停止しながら安全を優先できた。
漕手も協力して死角に入りそうな艇を教えてくれたので助かった。

・コンディションが良かった
自然のおかげだけれど、風向き、風速ともによく、コンディションが良かった。

・整調とのコミュニケーション
常にレースで整調をしている人で、とても安定感があった。
ペース、ピッチ、漕ぎ、さらにはメンタルも安定しているので、質問やすりあわせもしやすく、試合でのコールの入れ方の方針もすんなり決まった。

■改善点
・乗艇時間がのびた
安全確保のための待ち時間が多く、乗艇時間がのびてしまった。できればこちらの練習時間を学生とずらしてもらうよう、進言しよう。

・漕手に漕ぎに専念させられなかった
予想外に艇が多く、常に(安全確保のための)ルックアラウンドが必要だったし、正直いって不安過ぎて体が硬直するぐらいだったので、漕手にも不安を感じさせてしまったと思う。次回は想定内なので、どんと構えて余裕のオーラを出したい。

・コーチング
初めて見るクルーでもあり積極的な指導はしないつもりでも、今後のためにしっかりオールを観察しておこうと思っていた。
だが今回は航路ばかり見ていてオールを見れなかった。そのため、状況に応じたボイスワークはできず。
男子クルーでもあり優先順位は低いので、この課題は来シーズンに持ち越すことに。

・効率の良い舵きり
ナックルの舵の効きかたは、シェル艇と違った。
ナックルの舵の面積は大きく、水の抵抗が重い。
シェル艇では、指を少し動かしてすぐに元に戻すとその後すぐに曲がり始めるけれど
ナックルは指を動かした位置でしばらく保たないと曲がらないようだ。戻すタイミングがまだわからず戻し遅れて曲がりすぎることが多かった。
1回の舵切りでどれぐらい曲がるのか、次の練習で覚えたい。


■まとめ
30年ぶりのCOX業。
乗艇後は、頭の上半分がずーんと重く、全身の緊張が続いて、なかなか人と話す気分になれなかったので、しばらくは艇庫の片隅でひとりで過ごしました。
もう少し軽くできるかと思って引き受けたんだけれど
予想以上に怖い思いをしたし、
うまくいかなかったなあ。

とはいえ
事故なく帰ってこれたということ(これとても大事)
最低限必要なコールはよどみなく言えたということ(これも地味に大切)
そこは自分を褒めておこうと思います。
課題が明確になったので、次回どこまで改善できるか
次の乗艇練習を楽しみに迎えたいと思います。




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