「見っけ」のLP盤を買おうと決意したら
買ってしまいました。見っけ。しかもアナログ盤。
LPなんてそれまで縁がなかったけれど、夫がオーディオ好きでレコードプレイヤーを持っているので買ってしまいました。
夫いわく、他のスピッツのアルバムはLPで持っているのに「見っけ」は買わないという選択肢はないと。
火曜日にフラゲしようと、通販でも頼める時代なのにわざわざタワーレコード新宿店に足を運びました。
なんて大袈裟に書いたけど、遠くまで買いに行ったわけではなく近いからふらりと行けたのだけど。
私はCDを買うかLPを買うか売り場で決めかねていた。
レコードプレイヤーは扱うのが難しくてはっきり言って面倒なので私は触ることができない。壊したら怒られそうだし。
CDはリモコン操作で簡単に再生できるし、iPodに入れられるし、車の中で聴けるし(私は持っていないけどね)、人に貸すこともできる。借りてくれる人がいるのか分からないですが。それに会社にもこっそり持っていって社員がいないときにかけることができる。
でもLPの実物を見たら可愛くて、欲しくなってしまった。
センスのある人ならばインテリアの一部にできてしまいそうな。
そう思って買おうかなと決意したら、なんと、女性が現れてひょいっとレジに持って行ってしまいました。
きっと在庫まだあるよねと思いつつでも生産数少ないはずだからこれが最後の一枚かもしれないと、焦る気持ちで店員さんに尋ねてみた。
在庫はもうありませんでした。
当たり前だけれどLP売り場は人が少ない。
CD売り場は賑やかなのに。
だから他に買う人がいないと油断していた。
同時にこのデジタル時代にアナログ盤を買う人に対して仲間意識が生まれたけれど、やっぱり悔しい。目の前で売り切れてしまった。
タワレコだと近くで在庫があるのは町田、八王子、横浜、川崎と言われました。遠いわ。
結局電話して取り置きしてもらい、後日取りに行き無事に手に入れることができました。
通販では売り切れていました。
(LPにもムーミンが映っちゃっている……)
先週の草野さんのラジオで「作曲するときは曲が先ですか？詞が先ですか？」と質問がありました。
草野さんの回答は「ジャケットが先」。
スピッツのジャケットって素敵なのよね。
スピッツのメンバーは全員美的センスがあると思う。
草野さんとベースの田村さんは美大出身で、ギターの三輪さんとドラムの崎山さんは服飾系の学校出身なのです。
2人ずつ、それぞれ同じ学校だったのです。(草野さんは途中で違う美大に移ったのだけど。)
正直なところ、スピッツに対しての昔のような情熱はなくなってしまったけれど、いや、好きだけどね、熱い気持ちがね。
表題曲の見っけの高音があまりにきれいで、これは生で聴きたいなあと思いました。
50代になってもこのような美しい声が出るなんて。
あと「ありがとさん」のMVが良かった。
草野さんの髪型のきのこが昔みたいだった。ギターの色がピスタチオでギターなんて弾けない私も欲しいくらい。
金魚がいて癒される。電車が見えるけれど何線だろうか。
スピッツのLP盤をなぜ持っているかというと
2017年に結成30周年を記念してアルバム16作品が受注生産で再発売されたからです。
我が家はお金に余裕があるわけではないのに、どういうわけか夫が乗り気で全部買ってしまったのでした。夫はスピッツが好きなわけではなくアナログ盤が好きなだけ。よく分からないけど回転数がなんちゃらかんちゃらと。
とにかく音が良いらしいので。
そしてレコード買いに行った翌日、つまり発売日にサブスク解禁が発表されました。嬉しいな。これで自分でも好きな時に聴くことができる。
アナログ盤にして正解だったかもしれない。
台風で大変な思いをする人が増えませんように。