日常の感謝 〜坂本八幡神社〜
令和の元号になり一躍有名になった福岡県太宰府市の坂本八幡神社。
ゴールデンウィーク中一番の注文を浴びた所だろう。
本当にどこの村にもある、あえて村といったほうがいいくらい小さくてひっそりと佇む神社なのだ。
令和の発表の前は人っ子ひとりもなく、緑と風と陽の光にゆっくりと時間が過ぎていくような所だったのに。
犬の散歩や、日々の散歩コースの老人がふと足を止め毎日の生活の感謝を行うよな神社が、一夜にして何万人も訪れるようになり神様もきっと戸惑っただろう。
テレビで氏子さんが「毎日の対応で 疲れ果てて腕も上がらなくなってます。しばらくお休みで誰もいませんので」と流れたためか今は こんな感じです。
てかこれが以前の姿なのです。
御朱印がいただけないからみんな訪れないの?
神社ってそんなものではないよね。
日々の生活で、生かされていることへの感謝とこれからも一生懸命生きていきますという決意を報告するのが本当の神社に向かう姿勢じゃないのかな?
まあ、参拝に訪れる人が多くなれば神社の管理や地域が潤うためのお金が集まりプラス面が多くなるのはわかるがこの付近に駐車場を作ったり観光地化されて店などが出たりするのはかなりのマイナスだと思うので絶対にやめてほしい。
本当に緑が美しく近くの小川には季節になるとホタルが飛び交うような自然が豊かな場所なので遥か彼方の古えより続くこの緑美しい土地を荒らさないでほしい。
もう二度と元には戻らないのだから。
もし訪れることがあれば心ある人は、必ずわかってくれると思う。
もし訪れる機会があるなら毎日の日々の感謝を令和の起源のこの神社に捧げてください。
近くに太宰府天満宮という立派な観光地があるからそちらで観光気分を味えますからね。