【Pスタン】バスティオン・アコード
新しく出たバスティオン・アコードがだいぶPスタンの適正が高いので、いろいろ考察してまとめてみました。
結論から言えば、だいぶ扱いやすいデッキに仕上がります。極端な苦手対面もそう多くないハズですので、初心者にも扱いやすいはずです。
追記②:さらなる加筆(8/28)
・有用カードの一番下にグランドールエッジ&サリーレ追加
・1ヶ月ほど試した原状の僕の構築をデッキ例の一番上に載せました
・このデッキの感想も結構しっかり書きました
追記:加筆・修正しました(8/2)
・有用カードに「手札に戻す」「大量ドロー」系を追加
・デッキ例の代用カードを正式な新カードへ変更
・デッキ例に宝石騎士+アコードを追加
・立ち回り考察に「ドライブor次ターンペルソナ」などいろいろ加筆
◎カード効果おさらい
・抵抗付与、前列+5000
Pスタンにおいて、これらは非常に強力です。
抵抗付与によって、ディナイアルに代表される「アタックしているリアガードの除去」に強いです。
そのほか、メガコロニーの強制レストや星輝兵の呪縛なども含め、コントロール系全般の対策としてだいぶ優秀です。
対象を取らない系の効果の影響はもちろん受けてしまいますが、特にこちらのアタックが潰されるようなことはほとんど無いので、コントロール対面でも自分の動きをきっちり実行できるところが、アコードが初心者にもおすすめできる理由の一つです。
・スタンド&ドライブ付与効果
スタンド+ドライブ付与は、Pスタン基準でもだいぶ強い部類の効果です。リアガードだからこそ許された殺意ある効果持ちがドライブチェックまでして、本当に大丈夫なのか?
ちなみに、以下のカード紹介でスタンドさせたいG3もいくつか紹介されますが、特に際立ってズルいことはできません。一応、派手な動きとしては何パターンかあるものの、それぞれそれなりに重たいコストを払うことになります。
このあたりは今後のカードプールの充実に期待ですね(もう十分充実してる)
◎有用カードについて
ここからは、具体的にデッキを組む際の必須カードを紹介していきます。
トリガー類など、一部省略したものもあります。
ここからは僕の主観な判断に基づいていますので、この情報を鵜呑みにせずに是非皆さんで色々トライしてみてください(Pスタンはプレイ人口が少ないくせに可能性だけ無限大だからマジで答えは自分で探すしかないです)
「有用カード」とひとくくりにしていますが、デッキのコンセプトに応じて「有用」の方向性も様々です。結局自分で試してみるのが一番ということは念を押しておきます。
・ロイパラが一番良い
まず以下の議論の大前提。今回はロイパラでの構築を考えます。
ロイパラを選んだ一番大きな理由は、クリスタルラスター超越によって「バスティオン・アコードとしての強い動き」ができるためです。
Gユニット単体の性能やリアガードの優秀さを思えば他のクランでやった方が強い場合も往々にしてあるでしょうが、他のクランはGユニットとアコードの共存ができず、「それバスティオンでやる必要なくね?」となってしまうのが現状です。
よって、以下ではロイパラで組むものとして、カードを紹介していきます。
・必須カード
まずは、個人的には必須だと思っているカードたちです。必須カードには結構いろんな宗派があります。以下に示すのは、あくまで僕の宗教上の必須カードです。
ちなみに、上に載せたクリスタルラスターも、もちろん必須カードです。
・有用カード(8/28加筆)
ここでは、多くのデッキに採用され得る有用なカードを紹介します。
汎用カードなど、一部省略したものもあります。そのあたりはこの下にあるデッキ例などを参照して貰えば分かると思います。
◎デッキ例
上記のカード紹介でも述べましたが、バスティオン・アコードはグレード指定があるだけで名称縛りはキツイものではないため、様々な派生構築を考えることが可能です。
以下は僕が考えたいくつかの例です。コンボ性が強すぎてホノリー等を採用する枠がなかったものもあります。ご容赦ください。
・僕の現在の構築(8/28追加)
1ヶ月それなりに色々と試行錯誤した結果がこれです。
グランドールエッジ&サリーレのコンビが結構いい味を出してます。確定ヒールが大好きなので採用してます。
5ターン目まで持ち込めればだいたい勝てるハズなんですけど、ロイパラにはリア焼きやクリ下げや確実な完全ガード持ちのGガが全く居ないので、原状厳しい感じですね…。
・基本(Dスタンっぽい構築)
サージェスやプライムなど現在高騰中のカードをふんだんに採用したブルジョワデッキ。一番基本的な構築かなぁと思ってます。
ちなみにオーバートリガーについては好きなものを採用すればいいと思ってます(僕はドライブ大好き侍なのでアマルティノア採用です)
・廉価版
サージェス、プライム、形代など値が張るカードを買いたくない人のためのデッキ。上記基本版と動きは同じで、ラスターの3枚制限があればパワーとか関係なく強いんで、これでも十分やれます。
・ドライブ特化
上でも触れた、サロメラグレールを採用したドライブ特化のデッキ。
カウンターをめちゃくちゃ食いますので、バトルフェイズ中でもCCできるふぁしあーたを採用。
手札は増えるので、5ターン目以降の生存が見えてくるのもメリットです(ただし山札の残量には要注意)
・宝石騎士と合わせる
アシュレイのスペコ効果がターン1がついていないことを利用したデッキです。攻撃回数が多いだけでなく、アシュレイの上書き効果のクリ増加もあり、相当な圧をかけることができます。
純【宝石騎士】軸よりもアシュレイの最大値を叩き出せます。
・他のクランについて
他のクランでも組めないことはありません。
上の方で述べたように個人的にはロイパラで組むのが一番だと思ってます。なにか画期的な動きが他クランで発見されれば、そちらのほうが良いかもしれません。
超越をしないつもりなら、他クランでも当然アリです。
ラスターのガード制限を捨てることにはなりますが、何かしらの決定力に優れるカードを採用すれば、他クランでも十分やれると思います。
◎立ち回りと対策
・基本的な立ち回り
構築にもよりますが、基本的には4ターン目での決着を目指します。レヴァレンの確定ヒールなどが活躍すると、5ターン目までもつれ込むことも多いです。
先3までは特に言うことはありません。先3でほとんど動けないのが嫌ならストライダーのアルトマイルなどを採用するのも検討します(検討中)。
後攻3ターン目以降が本番です。Gユニットはラスター超を基本とします。4ターン目以降、ガード制限がつけば一気に点数が入ります。4ターン目までの生存は相手によっては結構キツイ場合もありますが、レヴァレンの確定ヒールなどで凌げるよう祈る感じです。
大量ドライブデッキの宿命として、トリガーを捲れなければ始まりませんので、そのあたりは割り切りが必要かもしれません。
・下振れのケア
動きの基本は「アコードラスター」狙いですが、それができないときもあります。
以下では下振れのケアについて、何点か述べます。
Gユニットの連結画像再掲。
・エウロギアス
この中で一番よく使うのがエウロギアスです。
大量の手札効果をしつつ、それとなく連パンもしつつ、ついでにフォースも貰えます。後3の動きとして、これ以上ないくらいよくできています。手札からのコールでレヴァレンを置きまくって大量ヒールもすれば、延命率をさらに上げることが可能です。
・ガブレード、ツインソード
ガブレードは安定して山からのスペコが可能ですので、何か狙いたいときにはアリかも。
ツインソードもガブレードとほぼ同様ですが、パンチ数が多いのとパンプがつきます。カダヴァイルの連パンと絡めれば攻撃回数はまあまあですので、ツインソードで誤魔化すつもりだったのに勝てちゃった、といったことも少なくないかも?
表のGゾーンが増えるとパンプ量がとんでもないことになってくるため、詰めの1枚としても使えなくもないです。
・TDバスティオンへのライド
3ターン目にTDバスティオンにライドしてしまう場合もあると思われます。
先攻の場合は少し苦しいかもしれませんが、4ターン目にペルソナ&ガ制で攻め立てれば一気に押し込むことも可能です。相手の後3がヤバそうだったらライドスキップも視野に入れます。
後攻ならエウロギアス超越で手札交換をし、アコードを拾いにいきましょう。
・アコードのドライブor次ターンのペルソナ
手元の「バスティオン」が少ないとき、ドライブと次ターンペルソナのどちらを優先するかは、結構悩みどころです。
個人的なポリシーとして「確率勝負は早い段階でやったほうが得」というのがありますので、僕はドライブに使っちゃうことが多いかな?
4ターン目以降、ラスターのガード制限がつくと、10k要求と20k要求は大差がありません(どちらも手札3枚orGガ1枚で守られる、プロⅡ相手ならどちらもインセプで守られる)。一応、25k要求と35k要求あたりには、Gガ1枚で止められない=ほぼ確実に手札を3枚切らなければならないという大きな差が存在しますが。
というわけで、ペルソナライドに関しては、僕は「できたらいいな」程度のものとして考えてます。
3ターン目にある程度詰めておけば、4ターン目のパワーラインが多少低くても、相手の手札枚数不足により勝つことが可能です。逆に、3ターン目にしっかりとダメージを稼がなければ、どれだけ4ターン目のパワーが高かろうと、ノーガードでやり過ごされるだけです。
まあ、ドライブをするかどうかの判断は結構ギリギリまで待てますので、ヴァンガードのドライブ次第で考えていけばいいと思います。
・結局強いの?
まあ大会で使うならそういうところも気になりますよね。以下、大会で使うことを想定したときの個人的な感想を箇条書きしてみます。
デッキパワー自体は、ラスターのガ制が遅いことも考慮して中の上くらい(トリガーの捲り次第)
苦手対面が少ないことまで考慮すれば、総合的には上の下くらい
最速で超パワーをぶつけてくるガチデッキには普通に負ける(このデッキに限った弱点ではないけど)
割とどうにかなるけど、「バスティオン」を引き入れる安定性にやや懸念点あり
というわけで、勝ちだけを狙うなら正直いまひとつのデッキではありますが、「好きで使い込めばいずれは何らかの結果が残せる」くらいのポテンシャルはあるデッキだと思いますので、バスティオン好きは是非一度Pバスティオンも検討してみてください。
・1ヶ月回してみて(8/28追加)
発売から約1ヶ月ほど、無い知恵を絞ってそれなりにしっかりPアコードを回してみました。
・感想:パワーは中の上だけど刺さる対面も結構ある
結論は上で述べた通り、ざっくり言えば「中の上」くらいのデッキパワーだと感じています(これは概ねデッキレシピ集の『現在の構築』基準)。
苦手対面が少ないのも真実で、バロンのクリ付与などもあって先3で相手が死ぬor瀕死になることも多いため、先攻後攻も問わず動ける印象です。
また、ディナイアル互換やクリ下げGガのような「相手のユニットを選び、…」系の強力な防御札を有するクラン相手だと、その防御手段を封じることで相対的に攻撃力が上昇しますので、身内環境内での下馬評を覆す結果をもたらすことが何度かありました。
(少し言い訳をさせてもらうと、抵抗持ちがいるだけで相対的に火力が上がる現象は以前からあったハズなのですが、今まで僕は抵抗持ちのユニットを「勝利確定のつよつよムーブを保証するために焼かれないカードを立てる」という目的で主に使っていたため、中の上パワーのデッキで抵抗持ちを真面目に運用する機会がほとんど無かったんですよね)
・デッキの問題点:Gゾーンが…
このデッキの問題点の多くは、Pロイパラ全般の問題点とほぼ一致します。すなわち「Gゾーンの貧弱さ」こそが、一番重大で、かつ構築の工夫でもカバーしきれない問題だと感じています。
まず、手札にアコードが無いとき(ドライブチェックができないとき)のサブプランが微妙過ぎる。クリスタルラスターは非常に優秀なGユニットですが、ラスターが優秀なのは「アコードのフルスペックが発揮できる状況なら」という但し書きがつきます。
ラスターのフルスペックが発揮できないとき、単体として強いGユニットが居ないため、流れが悪いときの誤魔化しが効きません。
特に後3が、一番マシなエウロギアスが上手く回ったとしてもギリギリ平均以下の動きにしかならないのが辛いところです。
ほかに、これは僕の構築ゆえの悩みという点も大きいですが、確定ヒールによって手札にヒールトリガーが集まるくせに、まともなGガが居ないせいで、思ったより全然守れないというのも大きな課題だと感じています。
「確定ヒールが強力なGガの代わりだ(友人談)」という見方もできなくもないですが、それでもやっぱりね…
・展望:Dスタンベースなので、今後も強化は見込める
今後もしPコレ等が出るなら、そのあたりを解決してくれるカードが追加されることを祈ります。Pコレ2023はもうあまり期待できないので、2024に望みを託しています。僕にできるのは、Pコレの発売確率を上げるべく、Pスタンユーザーを一人でも増やせるよう布教するのみです。
まあ、ロイパラ全般で言うなら「Gゾーンが弱い!!」という愚痴にもなりますが、「バスティオン」というテーマとしては、Dスタンで今後もサポートが多数追加されるでしょうし、今以上に伸びる可能性は大いにあります。
今までの強化の仕方的に、今でも十分強い軸に「まだ強化すんの!?」と皆が突っ込むようなパターンが結構あります。Dスタンでは規制されておしまいかもしれませんが、Pスタンではその恩恵を受けることができます。そうなることをちょっとだけ期待しておきます。
◎まとめ
妨害系の動きに強いため、「これをやられたらキツい」という場面が少なく、全体的にストレスフリーなデッキです。
大量ドライブなどのカジュアルな楽しさと、ガ制つき連パンのガチ要素のバランスが程よいです。
ヴァンガードの性能と応用性が高いため、構築の幅が広いのも良いところです。初心者からPの沼に浸かった方まで幅広く楽しめるデッキだと思います。
今回の記事は以上です。最後までご覧頂きありがとうございました。