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『だんじょる!』の3巻を読みました

 出遅れましたが、だんじょるの最新刊を読んだので、いつもみたいに感想を書いていきたいと思います。

※ネタバレ注意※

※個人の感想です※


【感想】

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 今回読んでみて色々思うところはあったのですが、全体の感想サクッと挙げるならやっと、少し進展したかという感じですね。
 物語全体として、今までの日葵と凛音の立ち位置が気持ち入れ替わった状態で進行した印象です。

 そして…今回の終わりに悠宇と日葵が親友から友達以上恋人未満的な関係に変化しましたね。これはある意味、次からどういう展開をしていくのか期待が高まりますね!


 …さて、この3巻で起きた内容、所謂事件ですが、凛音の姉である「紅葉」が日葵をプロデュース?するために悠宇とバトルという感じの内容でした。その二人のバチバチを通して、姉から悠宇の脆弱性を指摘されたり、二人の過去の過ちが返ってきたりと…あとがきにもありましたが説教回でした。

 私個人として、今回のお話の点数は…40点ぐらいかなぁという気持ちです。
 今回の登場人物のほとんどが所謂「完璧超人」です(他作品で表すなら俺ガイルの陽乃)。そして、私はこの完璧超人が場を乱すお話と言うのはあまり好まない傾向にあります。完璧に私の好みの問題でこの点数となっております。

 また上述した通りお説教回だったわけですが、そのお説教の内容は的を射ていたとは思います。悠宇くんの脆弱性を指摘したのは姉の咲良なのですが、ぶっちゃけ私はあまり説得力を感じませんでした。なぜかというと、今まで咲良は「ただの家族」「だらしない姉」といった描写のされ方をしていたからです。つまり、説得力がないという気持ちになりました。もちろん、家族だからこそ見えることや、うちに秘められた何かがあるのでしょうか…。そういう捻くれた見方をしてしまったせいで純粋に受け止められなかったのかもしれませんね。


 さて、ちょこっと酷評気味のことを書いてきたわけですが…最後まで読んで私的に非常に良かったセリフがあります。

「この将来を懸けた戦いに参加できるのは、オレたち若者の特権なのだよ。隠居が外から駒を操ろうなど興ざめもいいところだ。」

 私があらゆる作品に対して思っていることを端的に表したセリフだと感じます。極端に表すなら「邪魔すんな」という意味ですが、この言葉が突き刺さる展開を迎える作品は非常に多いと思います。


 総評として、「二人の関係がものすごい遠回りして進展した回」でした。


【まとめ】

 感想でほぼ書いたので、まとめることは少ないのですが…。

 とりあえず、今回はわりかし大きな転換であったため、4巻の内容がどうなるか気になります。いろいろな方向で描けそうなので、予想が難しいというのもポジポイントです。


 実は発売日翌日には買って読んだのですが、感想書くの遅れてしまいました。そのせいで感想の中身もスカスカに。本当に、申し訳ない。

 今回は感想回なので、次は紹介回にしたいですね。でわでわ

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