あんたま日記『Summer Pockets』

　日曜日なので作品感想回。第五回は…やっとラノベじゃないものにしてみました！ビジュアルアーツ・keyより発売されたノベルゲーム…『Summer Pockets』通称『サマポケ』です！

　前々からkey作品については書きたいなぁ…と思っていたので、ついに手を出してみました～。今回は一応の最新作として、サマポケに。個人的にkey作品で好きなのはリトバスかRewriteですが、また今度の機会に…

　そういえばLOOPERSが発売されましたね。買ってプレイしたら完走した感想をかきましょか

【はじめに】

　サマポケはビジュアルアーツkeyから2018年6月29日に発売された恋愛アドベンチャーゲームです。「Harmonia」から約２年ぶり、フルプライスの作品では「Angel Beats!-1st beat-」から約３年ぶり、完全新作のフルプライス作品で考えれば「Rewrite」以来約７年ぶりと、当時はめちゃめちゃ盛り上がっていたのを覚えています。というボクも発売日当日にソフマップエディションを買いに走りました。

　内容も大変すばらしく、keyの代名詞「泣きゲー」の名に恥じぬ作品です。まだkeyを触ったことないなら、その一歩目の作品としてもオススメ。

ちなみに2020年にはアッパーバージョンとなる「Summer Pockets REFLECTION BLUE」が発売されました。内容は後述します。今から買うならこちらを買いましょう。PC版だけでなく、スマホ版、Switch版もあります。そういう意味でもプレイしやすいですね！！

【あらすじ】

　Wikipediaにのってたあらすじがこちら

「夏休み、主人公の鷹原羽衣里は亡き祖母の遺品整理のために訪れた鳥白島で、叔母の岬鏡子と二人で遺品を整理する傍ら、島で出会った新しい仲間との島の生活を楽しみ、夏休みが終わるのを惜しく思うようになっていく。」

　そして今度はプレイストアにあった＜Summer Pockets とは＞の項目より↓

「少年時代の思い出というのは、どれも大切で、大事にしまっておきたいもの。ポケットというのは、そんな思い出をしまう小さな宝箱のような物でした。「夏の小さな宝箱」そういった意味合いを込めたタイトルです。
　海に囲まれ多くの自然が残る島には、懐かしさが満ち溢れています。大人なら、自分の子供時代のことを思い出すでしょう。子供なら、こういう時代があったんだなと、未知の体験に変わるでしょう。
　Summer Pockets はそんな「夏休み」の物語です」

　そう、サマポケのテーマは「夏休み」。大学生以上であれば、かつての夏休みを思い出し「こんな夏を過ごしたかった」となり、高校生以下であれば「こんな夏を過ごしたい」と思えることでしょう。とっても眩しい作品です。

ではそんなサマポケを彩るヒロインたちの紹介をしましょうか。

【キャラクター】

　申し訳ないけど、主人公の説明は割愛させて頂きます。ヒロインとその情報、√についてもチョロっとふれようかな。

【鳴瀬しろは】

　本作のヒロインその１です。以下公式の説明抜粋
「クールで人見知りする島の少女。親しいのは肉親である祖父ぐらいで、島では孤立している」

　島に住んでいるぼっち少女です。パッケージヒロインということもあり、作品内で重要なポジション…です。ただ共通√だとあまり主人公と仲良くする描写は少ないですね。結構ぼっちで孤立してることを強調してきます。

　そんなしろはの√は…、意外と王道な感じだと思います。しろはと良い感じの関係になって、二人で困難に立ち向かい、円満に終わる。ぶっちゃけ初見プレイ時はあまり印象に残らなかった記憶。
　ただ、彼女の√そのものがは後々大事な要素となります。そしてその大事な要素で涙腺が……。
　なぜそうなるのかは…ぜひプレイして確かめよう！！！

【空門蒼】

　本作のヒロインその２です。以下公式の説明抜粋
「男女分け隔てなく友達感覚で接してくる島の少女。島の駄菓子屋でバイトをしていて、老若男女問わず慕われている」

　彼女も島の住人で、明るい性格でノリが良い、むっつりスケベです。共通√では主人公と馬鹿してくれるので、結構印象に残りましたね。ドスケベですよ、この子。

　そして蒼の√は…、島の謎について言及する√となります。彼女の√を通らないとわからないことも多い…。ちなみにボクは普通に感動した√です。
　序盤は明るく、中盤で感動し、後半で辛くなり、終盤でまた感動する…盛りだくさんな√です。

【久島鴎】

　本作のヒロインその３です。以下公式の説明抜粋
「島で出会った不思議な少女。いつでも大きなスーツケースを引いている。中に何が入っているのかは絶対教えてくれない。この島にはこの夏だけ滞在する」

　彼女はこの夏に島に来ている、所謂「観光者」みたいな人です。結構好奇心旺盛で、主人公のノリにもついてくる明るい女の子。共通√でもたまにあっては冒険に付き合わされます。

　じゃあ鴎の√は…？一言で言うと「冒険」です。彼女と一緒に島の冒険に出る√となります。他のヒロインの√と比べると、外伝って感じがします。
　√のテーマである「冒険」が示す通り、最後まで子供心が擽られる、ハラハラワクワクな物語をご堪能ください。

【紬ヴェンダース】

　本作のヒロインその４です。以下公式の説明抜粋
「島の灯台の近くに現れる少女。真面目で素直なドイツ系ハーフで、夏休みを利用して『やりたいこと探し』をしている」

　彼女も立ち位置的には鴎に近いです。島にある灯台でよく見かけるけど、何をしているのかはよくわからない…みたいな。口癖は「むぎゅ」。おっとりした女の子。

　そんな紬の√は…。個人的に一番好きな√です。一番泣けます。紬のやりたいこと探しを手伝って、皆で叶えて…と、全体的にほんわかしている√です。でも滅茶苦茶泣かせてくる。挿入歌の「紬の夏休み」が好きすぎる。

【推しポイント】

　ではサマポケの推しポイントを。

①「key」作品としての泣きゲー

　何が言いたいかと言うと「泣き、笑い、曲」と、名シーン名曲揃いということです。他の作品（クラナドとか）を知っているけど、サマポケはやってないなぁ…という人、ぜひプレイしような。しっかりkeyやってるよ

②ミニゲームが面白い

　実はミニゲームで卓球ができます。ある地点まで行くと普通に難易度も高く、結構な時間泥棒です。あと島モンファイト。普通に楽しいのずるい。RBで追加された卓球大会も恐ろしい時間泥棒だったなぁ…。

③周回ごとに驚きと発見が

　一週目を無事終えて、二週目を迎えると…結構序盤の方で驚くことが置きます。三週目に入るとまた驚きます。「どういうことだ…？」となることでしょう。その謎は…key特有の真√を見るべし。

…今回はガチで思い浮かばなかったので、うーん…ポイントはなしです。俺ってば、本当にkeyが好きなんだなぁ。

【リフレクションブルー】

　さて、ここまで普通に紹介してきましたが、これも紹介しないといけませんね。2020年に発売されたアッパーバージョンです。

　内容は…「今までのサマポケ＋新ヒロイン√４つ追加＋CGちょっと増加＋新しいミニゲーム」となっております。今から買うならこれを買いましょう。

　その肝心の新ヒロイン√ですが…言ってしまえば全部よかったです。ここでは詳細は省きますがね…。
　この新√、普通にしっかりボリュームがあるので、プレイ時間が大幅に伸びることでしょう。それだけ楽しめるということなので、しっかり時間をとってプレイしてくださいね。

【まとめ】

　以上、駆け足になってしまいましたが、サマポケの感想でした。ぶっちゃけ、これを読みに来る人は皆プレイ済みなんじゃないかなと思う。そんな人がこれを読んでも、大した感想になってないと思うよなぁ…。でもネタバレはしたくないんよなぁ…。

　…と、まぁkey作品についてそろそろ何か書きたいと思っていたので書いてみただけです。その第一歩はまぁサマポケかなぁと思って…。
　次にkeyを取り上げる時は「Rewrite」か「Harmonia」にしようかと思っています。この二作品は意外とやっている人は少ないんじゃないかなぁと思うし。

　こっから本当の余談になるのですが、ボクは未だに「Charlotte」のゲーム化を諦めていません。ABみたいにゲームに落とし込められれば、作品の魅力も面白さもアニメの数十倍になると確信してるから！！お願いします！！！