あんたま日記『転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件』
みなさま~(気さくな挨拶)来週発売の楽しみなラノベが多くてうきうきしている者です。こんにちは。
今回紹介したいのは「転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件」、略して「てんびん」です!タイトルで既に好きな要素がもりもりの作品でございます。
【はじめに】
私自身がこの作品に出会ったのは今年の3月中頃。この作品が刊行されたのが3月。出会いはメロンブックスでただの偶然でした。
初めの一巻だけ出て、2巻以上がなかなか登場しないものがたまにあります。でもこの作品は7月に2巻目が出て、3巻が10月に出るという噂も聞きました。短い期間に出てくれるのは読者としては大変うれしいですね。私が紹介noteにするのも、最近新刊が出たものになりがちです。…まぁ、それでも紹介しきれてないんですが。もっと書けって話っすね。
著者は雲雀湯さん。私が情弱というのもありますが、あまり名前を知らない人の作品だと特にワクワクしますね。いつか大ヒット作家になった時、「私はデビュー当初から目にかけてたけど?」とマウントとれるし。…すみません、冗談です。最近にゃーんという感じのツイートしていて、見てて飽きない方という認識をしてます。
【あらすじ】
まずはいつも通り裏表紙のあらすじを紹介しますね。
「「おれたちはずっとともだちだから!」幼かった時の夏の終わり、大切な男友達と約束を交わした。7年後、都会の高校に転入した隼人が再会した幼馴染は…清楚可憐な美少女になっていた!
田舎と都会、少年と少女、成長した心と身体。離れていた間に変化したものがあれば、変わらない想いと約束があって…。
元”男友達”な幼馴染と紡ぐ、青春ラブコメディ開幕!」
好きな人は好きな要素満載ですね。「幼馴染」「数年越しの再会」「男友達だと思っていたあいつが…」
他の作品名を出すのはアレですがその方がわかりやすくなる可能性もあるので、出せてもらいやす。
「幼馴染の”友達”」というのは、以前紹介した「だんじょる」と重なる部分がありますね。「幼馴染と数年越しの再会」も「バレかわ」を思い出します。このすべてに幼馴染という要素が入っていますから、もしかしたら最近は幼馴染系がプチブームかもしれませんね。実はまだ紹介していない作品にもいくつか幼馴染ものがありますし。
ただこの作品の一番の魅力は、「男だと思っていた…」の設定でしょう。こちらもたまに聞いたトキある設定ですが、どこで聞いたは思い出せないです。はがないの夜空や、ちょっと違いますがときメモのほむらとか?
なんか導入の話しが長くなってしまいました。ちょっと内容の説明・感想に入ってみましょか
ここまで私が言ってきたことは、つまりよくある設定を詰め込んでいるということです。そしてこれらの設定は、今の女の子の部分を意識してドキドキするっというのがテンプレです。この作品もその要素はもちろんあるのですが、あまり感じさせないというのが本音です。「あ、おまえ女だったんだ」程度の認識で終わっていると思います。そこが良い点でもあり、悪い点でもあるのかもしれません。私は他とちょっと違う感じが、すごく良い所だと思います!
繰り返しになりますが、この作品は「昔馴染みの友達」という点を重視していて、そこに紛れる特別感とエモさが魅力の作品となっております。
【キャラクター】
(画像の問題で)紹介するのはメイン2人させてください。
①霧島隼人
月野瀬という田舎から都会の学校に転校してきた。料理が得意て毎日妹の分まで夕食を作る。
主人公の男の子です。得意料理はお酒のつまみで、最近まで田舎者だったということから農作物的な知識もあります。その面を活かして、園芸部の女の子とお近づきになったり、妹の同級生に密かにモテかけたりしてる、漬物のようにじっくり味が出てきている主人公という認識をしております。
②二階堂春希
7年前まで月野瀬に住んでいた隼人の幼馴染。クラスの高嶺の花の美少女…というのは擬態で、隼人の前では一人称がボクになる。
…と、メジャーな設定をこれでもかと詰め込んだヒロインです。現状あまり恋愛というものを意識・理解していなさそうな感じが可愛いですね。隼人と昔のようにゲームでもしながら過ごすのが好きみたいで、良き感じです。今後、彼女の女心がどのように育っていくのかによって、この作品の魅力がグンと変わることでしょう。
【推しポイント】
①”昔っからの友達”という揺るがない設定
多少男女として意識することはあっても、”昔馴染みの友人”という設定をしっかり守っているように思えます。ここまで恋愛的描写もそこまで多くないため、それがより強調されているよう。今後それが変わっていくというのは目に見えてはいますが、他にない育ち方をするんじゃないかなと私は思います。
②まだ見ぬ強者たち
今回はメイン二人だけを紹介したのですが、「隼人の妹の姫子」「隼人と良い感じの雰囲気となっている園芸部の三岳」「まだ姿も登場していない妹の友達の沙紀」「良い友人になれそうな海童」と、非情に魅力的なキャラが詰まっています。正直2巻までは地味という印象になってしまっているのですが、3巻、4巻で化ける可能性を他作品以上に秘めていると思います!
【うーん…ポイント】
※個人の感想です
①ありふれたすぎた設定
ヒロインの春希に関する設定が食傷かとは思いますね。正直お嬢様設定とかは無くても全然成り立つ要素の一つかと。そういう、テンプレというのも嫌う、同担拒否勢からしたらちょっと手に取りづらいかもしれません。
【まとめ】
上述した通り、ここまではちょーっと他ラノベに生まれ気味なのは否めません。しかし、そこに眠る金の卵たる設定達が今後どう開花してくのかがとても楽しみです。これからグンと伸びてくれることを考慮して、今から読んでおくことをオススメしておきます、ね!
今回はここまで。地味な内容になってしまって申し訳ない…。3巻が出たら別で感想note書くので、よろしくです。
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