あんたま日記『天使は炭酸しか飲まない』
みなさまこんばんわ~。今週はラノベをそこそこ読めた一週間でした。来週末には楽しみな新刊ラッシュもあるので、いよいよラノベが熱々になってきましたね。
ただ、本当に楽しみに待っているものはともかく、「あ、続きでたんだ。買おうか」という感じで買うラノベ…最近読めてないんです。記念すべき第1巻、ならとても楽しく読めているんですが…。なんでですかね?
【はじめに】
さて、今回私が読んだのは「天使は炭酸しか飲まない」です。なんとなくの第一印象は「タイトルが小説っぽい」ってことですかね。ラノベのタイトルは説明文か、「○○の○○」のように単語で終わるもの…というイメージがあり、逆にこの作品のように文章になっているものは小説が多い…というイメージも同時にあったわけです。
著者は丸深まろやかさん。イラストはNaguさん。そしてこの作品の略称は「天使たん」らしいです。2巻も決まっているらしいですよ
【あらすじ】
では裏表紙のあらすじを。
「恋に悩みはつきものだ。気持ちを伝える勇気が欲しい。意中の相手の好きな人が知りたい。誰かに悩みを聞いてほしい。背中を押してほしい。そんなやつらの気持ちが、俺には痛いほどわかる。忘れられない過去があるから。そして、彼らを救える「ちから」があるから。
だから、俺、明石伊緒は”天使”となった。「やっと見つけたわ、久世高の天使」。恋多き乙女、柚月湊の異常な惚れ癖を直すため、天使は少女の頬に触れる。記憶と恋がしゅわりと弾ける、すこし不思議な青春物語」
人の恋愛をサポートする、お友達ポジションな男の子が主人公のお話です。そしてヒロインは、すぐに人を好きになるちょっとした問題児。
そんなヒロインの惚れ癖を直すために不思議な力を持つ主人公が色々奮闘するお話です。
大事なのはやはり主人公の持つ不思議な力でしょうか。人の頬に触れるとその人の好きな人がわかる、というまさにキューピットのような力です。主人公はその能力で多くの生徒の恋に相談してきたわけですが、そんなある時にヒロインに見つかっちゃうわけですね。
お話としては結構スローに進む印象です。ただ突然ドカンと爆弾が降ってくる感じ。ただこの爆弾で主人公やヒロインの動機がわかり、締めとしても美しい形となっています、
…また、”恋愛相談”を題材としていることで、作者の恋愛観のようなものを見られます。私自身、恋愛についてはいろいろ思うところがありますが…、まぁどうでもいいことですね。
【推しポイント】
①伏線と次巻への期待が盛りだくさん
三大美女や、周りの人物の背景など、話を広げられる要素が沢山あります。1巻の締め方もあって、次巻への期待がとても高まりました。もちろん1巻としてのまとまり方もよかったですが、それ以上に描いてほしい背景が多いように思えます。
【うーん…ポイント】
※個人の感想です
①炭酸要素はまだない
小説とかもそうなのですが、なんか意味深なタイトルをみるとそれと内容をついつい比べてしまいます。そのことを前提に……あまり天使、炭酸などなどが繋がらないと思いました。もちろん描写はあるのですが、密接な関係はない…と思ったのが正直なところです。おそらく私の考えすぎですがね。
【まとめ】
まとめです。最初の印象は小説っぽいなというものでしたが、読み終わった今も割と小説っぽいなという印象は変わりませんでした。…おそらくですが、ちょっぴりSFのような要素が混じっているところも小説っぽいなと思った要因なのかなと思います。
というわけで、また一つ、楽しみなラノベが増えました。2巻も決定しているので、のんびり待とうと思います。
今回はこれぐらいです。Twitterフォローよろしくね。