経ヶ岬灯台

画像1 北海道から舞鶴のフェリーを降りやって来た。丹後半島の北端の尖った先っちょだが、近くを国道が通っており、灯台道の入口にあるバス停からは歩いて20分程。タクシーや自車ならその半分くらいまで近づける所に駐車場あり。但しその先は割と山道。近づくと岬の斜面に石垣を築いて建てられた灯台が見えてくる。
画像2 映画「新・喜びも悲しみも幾歳月」の舞台となり、オープニングで登場した。灯台後ろの1段高い敷地には、事務所と、灯台と同時に建てられた倉庫と便所だった石造の建物が残っている。その前には広い敷地。官舎等が建っていたのだろう。
画像3 真ん中の建物は「第一倉庫」、左側の小屋は旧便所。鉄塔の後ろに見えているのは映画のロケも行われたであろう事務所棟。灯台自動化後も電波標識や気象観測機器等の管理で滞在勤務が続き、完全に無人化されたのは昭和63年。映画公開の2年後だった。
画像4 官舎跡地側から。どっしりした風格の石造灯台。面前はひたすら広がる日本海。
画像5 レンズをアップで。今は後の遮蔽板が外されて全周ガラス張りになっている。このレンズは最大級の物で、今でも現役で使われている。
画像6 官舎敷地から灯台へ降りる階段の入口から。映画は、この回廊で加藤剛と田中健が扮した2人が会話するシーンで始まる。
画像7 灯台後方の下から撮ってみた。曇ったタイミングだったが、空と合わせてこの方が質感が出ているかも。
画像8 前に回り込んで見上げてみた。どっちにしろ引きが無く、地上からの撮影には超広角レンズを要した。
画像9 再び官舎敷地側から。設置は明治31年で、この頃になると日本人技士のみで設計、築造されている。
画像10 空と海と船と灯台と…

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