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RPAとの出会いから導入まで

RPAとの出会い

2017年4月。当時の管掌役員より「RPAの衝撃」って本を紹介され、
なんかRPAってすごいものがあるから見に行こう。
と声をかけられた。
本を読んでみて確かにこれはなんか凄いぞと。
技術革新的な大きな変化が起きるのではと思った。

RPAベンダーへの訪問

そして当時日本でRPAの名を欲しいがままにしてた某B社がある六本木まで紹介してもらいに行った。
丁寧にいろいろ見せていただき、想像通りの凄いものだと思った。
すぐにでもテストして始めたいと。始めろと。
話を聞くと、引く手あまたで大変忙しいらしかった。
で、試用ライセンスも提供していただき、早速テストを実施することに。

テスト導入

がしかし、テストを行うに当たりNDAのやり取りがすんなり行かず何度もやり取りしてた。
上記のように先方は大変忙しいらしく、全然返事がない状況。
契約を担当してたのは一緒に見学に行った別の人だったので、大人しく待ってた。
が、役員がしびれを切らし怒り出し、もっとやりようがあるだろう。何ヶ月もなにやってるんだと、何故か私が怒られた。
契約担当してた人からはしきりに謝られたっけ。
で、なんとか契約も終わりテスト開始。
インストールしていざ使おうと思ったけど、さっぱりわからない。
インストーラーとライセンス以外、マニュアル等は一切提供されなかった。
ネットで検索しても情報は皆無。
公式が提供しているこんなに簡単にできるんだぞというYoutubeの動画を参考に、当時(今も?)定番だったYahoo!ファイナンスから株価を取得する処理を作ることに。
※現在Yahoo!ファイナンスをRPAで操作することは禁止されていますのでご注意を!
で、Youtube通りに設定して動かすが全く動かない。
なんで?と問い合わせてみると、実は?他にも設定が必要なんです。と。
詳細な使い方を知りたいのであれば、50万円の講習会があるので参加してください★と。
前述のとおり、当時はネット上に情報は皆無の状態。
会社も検証で50万も出してくれず、正直お手上げだった。

他社との比較

ただRPA導入に当たり1社の検討だけとは行かず、他の製品も検討する必要があった。
そこで当時日本で2トップだった?某N社のWって製品も試すことに。
確かHPから問い合わせたような気がする。
そしてお話をお聞きしてこちらも試用版のライセンスを提供いただけることに。さらに詳細なマニュアルもすべて提供いただき万全な状態。
がしかし、当時はなぜか『野良ロボット』って言葉が流行っており、当時ロボットを管理できないW(今はできるよ)の利用は考えられなかった。
やはりそうなるとマニュアルも提供してくれない殿様なBを利用するしかないのか。という状況。
当時の世界的なRPA2トップ、Blue PrismとAutomataion Anywhereについては高額すぎるとの情報で対象外だった。
もう最初の見学に行ってから4ヶ月ほど立っており、役員からは最重要課題だと思っているのにいつまで時間かかるんだと怒られ、Bで稟議をあげようとしていた。

ちょっと待った!

とそんな矢先、当時でも15年くらい付き合いのあるベンダーさんから連絡があった。
RPA製品を紹介したいと。
もうRPAは検討始めてて稟議上げる段階なんで申し訳ありませんが・・・
と一旦はお断りしたけど、導入しなくても良いので話だけ聞いてほしいと。
長い付き合いで大変お世話になっていた先でもあり、無碍に断れないとお話だけ聞くことに。
そこで紹介されたのが「UiPath」でした。
調べてみるとまだ日本法人ができたばかりで、HPも一部英語だったりしたけど、ネット上に情報がある。
Forrester Webレポートでも上記世界の2トップと製品的には並ぶがセールスが弱く目立っていないだけとの評価だった。
しかもマニュアルや使い方もすべて公開されているし、フォーラムで質問もできるし、使い方の詳細が書かれた個人のブログもたくさんあった。
そしてアカデミーという学習サイトまである状態!
情報が一切なかったBとは大違いだった。
情報をオープンにして皆で共有し発展させたいとの意思が感じられた。
しかも個人利用および年商1億円以下は無料でコミュニケーション版をフル利用できたりといいことばかり。
そしてスケールアップしていく程ライセンス料がお得になり異常に安かったのが大きな魅力だった。
(実はこれは大間違いだった事が後で判明)
ロボットも管理できる機能もあり、野良ロボット対策も万全。
話を聞くだけだったつもりが早々にUiPathに鞍替えして稟議を上げ導入が決まった。

人集め

導入が決まったことで人集めが始まった。
当初一緒に話を聞きに行ったPGと私、あとは上司が知らぬ間に興味ありそうと思われる人に適当に声をかけてた。
私、PGと上司が声をかけた5名と計7人で導入に向けて動き出した。

RPA課発足

8月に稟議を上げ決裁後、各々が個別にUiPathアカデミーで勉強を開始した。
当時のアカデミーを残しておいて今と比べてほしいと個人的には思うんだけど、今のRPAとは?から始まる初心者にも大変優しく体系立て組まれて見やすくわかりやすいものとはだいぶ違って、とりあえず動画で一通り操作説明して終了後テストを受ける形だった。
しかも音声は英語のみの日本語字幕。
また、このテストがとても難解で、そんな単語1回も出てきてないよ?ってものがテストにたくさん出てきて、感で頑張って解いてた気がする。
テストに受からないと次に進めないからね。何度も何度もテスト受けた。
そういえば当時はUiPathのHPにアクセスするたびに英語ページが徐々に日本語になっていったりするような状況。
アカデミーも途中から徐々に日本語音声に変わっていって、字幕よりはだいぶわかりやすくなったっけ。
で、12月1日、RPA課が発足することになった。
全員兼任だけど。

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