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RPAで発生した問題と改善方法(RPA導入記)

画面サイズ

開発環境(Studio)では動くんだけど、実行環境(Unattended Robot)ではうまく動かない。
RPA関係は全て仮想サーバで運用しているのですが、Orchestratorから Unattended Robot起動した際の画面サイズ指定があり、開発環境と実行環境の画面サイズを合わせることにより解決。
(他の理由でなぜかうまくいかないことはたまにありますが)

PCスペック

ユーザーが毎日動かしてるエクセルのマクロを引き継いだ。
がしかし、ユーザーは5分くらいで終わるらしいが、ロボットが実行するとタイムアウト(か何時間も掛かった)
なぜ?
エクセルのバージョン?
環境の違い?
PCスペック?
ロボットは仮想サーバだけど、CPUはMAXの16コアで負けないはず。
と思い確認したら、データ集計担当なので化け物みたいなカスタマイズした高スペックPCで業務してた。
メモリは64GBかもっと積んでた気がするけど、仮想サーバのリソース的に32GBが限界とのことで16GBから32GBにしたら、同じ時間とはいかないけど、そこそこの速度で実行出来るようになった。

バージョンアップ不可

バージョン2016.から利用開始。
一度サポートいただき2017.4にして、次はいろいろ便利になってて、稼働しているもののアクティビティのバージョンが固定される2018.4へバージョンアップとなった時、問題発生。
まずバージョンアップ出来なくバックアップに戻した。(とりあえず戻すのに徹夜したっけ)
この戻し作業が良くなかったんだと思うけど、その後の何度もトライしたバージョンアップ作業がことごとく失敗した。
具体的にはOrchestratorとUnattended Robotが繋がらない(認識してくれない)
UiPathのカスタマーサポートに連絡しても解消せず、いろんな人が出てきてもらい実際に来社していただき、実際の環境を見てもらいながら作業を手伝ってもらった。
どこのマニュアルにも載ってない?(見てない、見つけられてないだけかも?)設定ファイルからのキーの指定方法等を教えてもらって試しても、やはりOrchestratorとUnattented Robotがつながらない。
数ヶ月いろんなことを試したけど結局解消できなかった・・・

※なんか2017から2018へのバージョンアップは色々問題があるようなことも言ってたな・・・

仕方なく、Orchestratorのみまったく新しい環境を作ってそこへ各Unattended Robot達を登録し直す作業を実施。
この際何が問題だったかというと、パスワードや設定等すべてAssetsに登録して実行していたため、各ロボットを登録し直すとこのAssetsの再登録が必要になる。
もう何年も動いていたので、数百のAssetsを移行する必要があり、稼働している中でのバージョンアップでは停止時間が長くなりすぎて難しいなと。
そんな問題を解決してくれたのが、サポートいただいている販社様がオリジナルで作成しているAssets移行ツールだった!
一回エクセルにAssetsをすべてエクスポートして、しかもメンテナンス後にインポートできる便利ツール。
なかなか使う機会はないんだけど、非常に助かりました。
これで無事に2018.4で稼働しました。

思い出せる大きな問題はこれくらい。
他にも色々あったはずなので、思い出したらまた書きます。


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