哲学プラクティスに関わる人への9の質問 ♯2 井尻貴子

1.肩書き・職業など

NPO法人こども哲学おとな哲学アーダコーダ理事

NPOでの活動と並行して、フリーランスで、アート・哲学に関わるプロジェクト等の企画、運営、コーディネート、記録編集執筆などを行っている。また、ワークショップデザイナー、インタビュアーとしても活動している。

2.現在の主な活動

哲学対話の企画、進行、進行サポートなど/哲学プラクティスに関するあれこれについてみんなで話すトークイベントや、読書会の企画など(哲学対話をしたり、哲学対話について考えたり、話したりする場をつくること)

3.はじめて哲学プラクティスに出会った日はいつですか?

はじめて出会ったのは、2006年頃だったと思います。大阪大学の臨床哲学研究室について知りたくて、いただいた資料の中にあった冊子(臨床哲学研究室が発行していた冊子)の誌面で知りました。実際に参加したのは、2007年頃。博士前期過程に入学したあとだと思います。

4.はじめて哲学プラクティスを実施したのはいつですか? 

日にちは覚えていません。が、2007年か、2008年頃だったと思います。臨床哲学研究室の博士前期課程の時でした。

5.哲学プラクティスを、はじめてやろうと思ったのはなぜですか?

これかも。という感じがあったから。(この、これかも、は今になって言葉を足すなら、こうした場なら自分もいられるかもというような感じのように思います)。それ以前に取り組んでいた「視覚に障害のある人との言葉による美術鑑賞活動」に通じるものもあるように思い、そこも気になりました。

6.今まで哲学プラクティスを続けてきたのはなぜですか?

続けない(やめる)ということを考えたことはなかったです。

7.活動の中で、一番大事にしていることはなんですか?

その人がその人であることを大事にすること。損なわないこと。

8.あなたにとって、哲学プラクティスとは?

私が私としてその場にいることができそうな場。その人の声に出会える場所。表現が生まれる場所。

9.影響を受けた活動、人物がいたら、教えてください。

ミュージアム・アクセス・グループMAR、視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ、たんぽぽの家、ココルーム、地域作業所カプカプ、てつがくカフェ@せんだいなどの活動、臨床哲学の学生だった時に受けた授業や関わったイベント、様々なアートプロジェクト、これまで出会った皆さん、数々の本の著者らの影響を強く受けていると思います。

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