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2024 さだまさしコンサートツアー 51 に行って来た。
私はさだまさしのファンだ。
松山千春が好きな姉がさだまさしのレコードも集めていて、
レコードを1枚1枚、表裏通しでじっくり聴く体験を通して、
好きだとか嫌いだとか選んだ記憶も無く、自然に心に根付いて行った。
眠い目を擦って深夜のセイ・ヤングを聴き、
原宿のA WEEK に空き缶のリングプルを集めて持って行き、(集めると車椅子を寄付できた。)
預けた後カレンダーや面白便利手帳を買って帰って来たのも良い思い出だ。
小中高を通して、グレープからソロの夢の吹く頃辺りまで熱心に聴いた。
20代になって他に興味が移り熱が冷めたが、
知識が豊富で頭の回転が速く口が達者な人にめっぽう弱いのは、絶対にさださんの影響だと思う。
コロナで自粛ムードの頃、さだまさしがコンサートをあえて開催しているのを知った。
そこから少しずつ興味が湧き始め、アルバム孤悲を予約。
何の気無しにサイン入りポスターの懸賞に応募してみたら、何と奇跡の当選‼️
とても丁寧に描かれたサインと似顔絵付きのポスターが我が家に届く。
家族で大喜びしてポスターをリビングに貼り、その前で写真を撮った。
お礼の意味も込めてコンサートに参加したら、
パンプキンパイとシナモンティーや療養所、フレディもしくは三教街、破など、昔の曲も歌ってくれて、
歌は歳を重ねた事により少しアレンジされていて上手いし、
もっと聴きたくなり、そこから毎年一度は行くようになった。
トークは何回も話した落語の様な話を丁寧に手を抜かずきっちり仕上げてくれる。
CDで何回も聴いた話でも笑ってしまう。
やる方は大変そうで、ちょっとプレッシャーになっている様子だった。
前置きがとても長くなったが、
今年は51というタイトルのコンサートに参加した。
前回の50周年記念コンサートでヒット曲を歌い過ぎたので、今回は通好みの選曲になったとの事。
自分が昔レコードやCDで真剣に聴いていた曲たちを新しい歌い方で歌ってくれて感無量。
大人になって離れていた時期の曲もあった。
グレープ時代の相方の吉田政美さんが今は、さだ企画の社長として支えているというのも心温まる話だ、と曲を聴きながら思った。
最近のコンサートは観客が歌ったり、踊ったりして一緒に参加する形が多いが、
こういうじっくり聴くタイプのコンサートにも来た方が良い、と言っていて、
レコードを真剣に聴く体験の様に、演奏に真剣に向き合う体験は貴重だと思った。
3時間もの長丁場を情感溢れる歌と冴え渡るトークで届けてくれる若さと熱意と志の高さに感動した。
来年もさださんに会いに行けるように、
お互い元気でいようね、と姉と帰りの電車の中で話した。
私の野望は、グレープ含めたさだまさしの曲の中で一番好きな、
道の途中で(ON THE WAY)
を生で聴くこと!
いつか叶うと良いなあ…❣️
この曲の、
「誰かの言葉や時代の嘘に
その微笑みや心を
曇らせぬよう」
という歌詞が心に響いて、
私は私の道を私の通りに行けば良いんだ、
と励まされた。お守りの様な曲だ。
YouTubeで検索してみたら、
様々な人が一生懸命に生きていく途中で
この曲に励まされていると知って、心が温かくなった。