センサーさんには僕はモブ

「久保さんは僕(モブ)を許さない」
というアニメ化もしたコミックがある

自分も少年ジャンプ+で読ませてもらっていて
最終回まで楽しく、というか微笑ましく読ませてもらった

ところでタイトルでネタバレしているけど
自分はあるものからかなり無視されている

うん、センサーのことなんですが

近づいても自動ドアが開かない
前の人に続いて通過しようとすると自動ドアに挟まれる
トイレの流すセンサーとか音姫センサーにも無視される
トイレでは手洗いのセンサーにも無視される
ATMでタッチしてもボタンが反応しない
コピー機でタッチしても(略)
ロッピーとかの端末でタッチしても(略)

これらのどれかは月に一度は起きる
ちなみに今日もさっきセブンのレジで
年齢確認ができずに再タッチすることになった
その直前に払った公共料金の確認ボタンにも無視されたので
顔見知りのレジのおばちゃんと
「私人間じゃないんですかね〜www」
「そんなわけないよー(笑)」
と苦笑し合う羽目になった

逆に生命保険会社のタブレットで入力したときは
筆圧が弱い人でもタッチペンが反応するように
タブレットが調整されてるとか言ってた気がするけど
タッチペンでも上手くできなかったので指でやったら
まー早い早い
つまり私は人としての存在圧が足りてないのだろうか

確かに圧が弱いからなのか人当たりがよいとは言われる
赤ちゃんやこども、高齢者、動物にめっちゃ好かれる
若い頃は管理職に好かれすぎて
一部の先輩や同期から冷たい目で見られたりした

今でも笑える話があって
とある会社の面接試験が終わるときに
希望者は人事部長と再面談可能と言われたので
面接試験で言い忘れたことを言おうかなと
私も参加することにした
そこで人事部長に言われたのだ
「君は採用するから安心していいよ☺」
…そんなことを言われても
とりあえず「ありがとうございます」と笑顔で返しておいた
そして後日会社から採用通知がきたのは言うまでもない

この話は後日談もあり
会社のイベントで残りの面接官にも会う機会があったが
「僕は君が是非欲しいと面接の時に思ったんだよね」
とのことだった
人の目があるところで言われたので面食らったが
「ありがとうございます」
とこれも微笑む以外に選択肢はなかった

その場でよく話を聞くと面接官全員一致で合格だったらしい
今思えばなんかジョブチューンみたい
頭に全員合格のPOPでもつけときますか?

でもその会社は1年くらいでプレッシャーに耐えられず辞めた
取締役2人及び人事部長、その際はすみませんでした
本社期待の新人という二つ名は重すぎました

自虐的自慢かよwwwと思う人もいるかもしれないけど
結局期待外れの人材だったんだから自慢にならないし
人当たりの良さだけで世間が渡っていけると思ったら
大間違いですよ、という自虐でしかないので安心してほしい

でも圧の弱さゆえの人当たりの良さは
ある意味で圧の弱さを助けてくれているかもしれない
画面を押したのに反応してなくても
「お客さま、今、押してましたよね?具合悪いかな…」
と店の人には優しく確認されるし
自動ドアが開かなくてオロオロしてたら
たまたま気づいた知らない人が開けてくれる
手洗い場で水が流れずに焦っていたら
隣のおばちゃんがスッと手を差し伸べて
水を出してくれたりもした

悪いことばかりじゃないんだ
めっちゃ不便なだけで…って嫌だわ!!













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