私が小説を書こうと思ったわけ


昨年5月、私は北海道旭川に引っ越して来ました。
ある日いつものように川原で犬の散歩をしていると、ある標識が目に入ったのです。
「クリスタル橋」
え?何?ここ、クリスタルで出来た透明の橋でも架かってんの?
標識の後ろを目を凝らして真剣に探す自分に気づいた時、ギョッとしました。
何やってんの?あたし…頭オカシイ?ファンタジー映画の見すぎ?RPGゲームのやりすぎ?病院行ったほうがいい?脳神経科?いや、精神科?
病院でなんていうのさ?恥ずかしいわぁ…ヤダムリ!いっそこのイカレた頭を生かして小説でも書いてみないか?病院行くのはそれからでもよくないか?

私は中学生の時、文芸部に所属していました。でも、それはただ友達に引っ張りこまれただけで周りの先輩や友達が連載小説なんて書いているのをスゴイなぁと、感心して読ませてもらってるだけでした。どれほど脳ミソを絞っても小説のストーリーなんてまるで思いつかなかったのです。

あれから40年が経ちました。様々なことを経験してきました。
原稿用紙の前で架空の人物を作り上げ、自分の用意したシチュエーションの中に置いてみる。…と、人物が勝手に動き出すってことが、今ならわかるようになったんです。
あの頃は、まだ私の引き出しは空っぽでなんにもなかったんですね。今になって、やっとわかりました。

ここでひとつ大きな問題がありました。家のPC壊れてるんです。なので、原稿用紙なんです。
手書きはどうしてもスピードが遅いです。…と、動くんです。人物が。ここでも、あぁそういうことだったのかと。
大人になってから書こうかなと思った時があっても全く書けなかったのは、PCだったからなのかな?と。

なので今もタブレットでポチポチ入力してます。でも、推敲はデジタルのほうが早いですよね。PCはなんとかしようと思ってます。

note面白いですね。文芸だけでなくいろんなカルチャーが混在してるところが楽しいです。
今書いている、君のいる景色は3部作のうちの第3部です。3部作全部書き上げるのは…たぶん3年くらいかかりそうです。
自分でも楽しみながらボチボチ書いていこうと思います。
お時間のある方いらっしゃいましたら、おつきあい下さいませ。


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