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【ラ・リーガ レビュー】勝利よりは負けたくない2チームの対決(レアルソシエダvsビジャレアル)

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この試合では、両チームの監督は勝ちたいサッカーより、相手の強さを消すサッカーを見せました。

厳しい日程の中で、すべての試合で最高のパフォーマンスを見せないし、平日にはUELの試合があるし、
そして週末にはリーグ戦があるため、いろんなバランス考えながら両チームは勝ち点1点を獲得しました。

レアル・ソシエダは、ダビド・シルバの怪我でそのポジジョンにロベルト・ロペスが出場しました。ロベルト・ロペスは2000年生まれでスペインのU-21代表にも選べられているし、代表で最近得点も記録しました。

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ビジャレアルも得点を記録していたアルカセルが怪我で離脱してカルロス・バッカに機会を与えています。ただし、アルカセルの怪我以降は、ゴールを決めてない状況です。


この試合のポイントは、

1.相手のビルドアップを防ぐ
2.中央がNGなら側面を狙う

+ 消極的な運営

1.相手のビルドアップを防ぐ

基本的に両チームのビルドアップはGK,センターバック
そして、ミッドフィルダーが下がって始まります。

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まず、レアル・ソシエダは相手がビルドアップをするとき、
3名のMFがマンツーマンで相手のMFをマークしました。
フォワードと二人のウィンガーは、相手のセンターバックとサイドバックをプレスしました。
結局、GK(アセンホ)はショートパスよりはロングボールを選択し、バッカのポストプレーか側面を狙うしか方法がありませんでした。

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でも、すぐボールを失いました。


ビジャレアルは守るときは4-4-2で動きながら
バッカとジェラール・モレノがソシエダのセンターバックをマークし、
ソシエダのMF一人が下がってビルドアップを一緒にするので、
ビジャレアルのミッドフィルダーが常にマークをしました。


この試合では、パレホが高い位置まで上がってマークするシーンが多かったです。

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4名のミッドフィルダーがダイアモンドに近い形になりました。

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両チームは低い位置でのビルドアップを積極的に守ることを徹底し、その結果いいシーンを作れなかったです。
攻撃よりは守備を優先した印象をもらいました。

両チームは守備のラインを上げて、高い位置でプレスすることで、そこでボールを奪い、チャンス作るシーンが多かったです。

レアル・ソシエダは下のシーンみたいに高い位置でボールを奪ってシュートまで作りました!

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ビジャレアルのプレスシーンです。
モレノとバッカが前から強くプレスして結局、相手のミスを作りました。

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2.中央がNGなら側面を狙う

両チームはこの試合で似たような運営をしました。中央からビルドアップができないため、サイドプレヤーの動きを使ってチャンスを作りました。

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レアル・ソシエダの場合、左側のオヤルサバルが空いているスペースを狙い、メリノが適切なパスをしてすごく良いチャンスを作りました。

最近、ラ・リーガでもっとも調子が良い選手なので、スペースを認識してパスを送るタイミングに合わせて飛び出しました。

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私は、この試合でダビド・シルバの不在がすごく痛いと感じました。
UELでもソシエダの試合がうまく進んでない印象がありました。メリノを中心にビルドアップはうまくできましたが、決定的なパスを出せる選手がいない印象を受けました。


ビジャレアルは左SBで出場したエストゥピニャンを通じていいシーンを作りました。先制点になったPKもエストゥピニャンのオーバーラップで得たファウルからでした。
エストゥピニャンはボールを綺麗に蹴る選手ではありませんが、運動量と身体能力でカバーするタイプだし、90分間走りながら相手に負担を与えました。ヒートマップをみても相手の右サイドを狙っていたことがわかります。

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+ 消極的な試合運営

エメリとイマノル監督の交代シーンをみても勝つため、戦術を修正する印象より、疲れている選手を交代するぐらいでした。

ビジャレアルは後半からは、ビルドアップのためパレホとイ-ボラが下がって数的優位を作りました。ただし、前線には選手が足りない状況となり、モレノ、久保、チュクウェゼ、コクランがチャンスを作ることはできませんでした。

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3.まとめ

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現在リーグ1位と3位チームの試合で
ラ・リーガでは注目された試合でしたが、消極的な試合となった印象を受けた試合でした。

ただし、両チームの日程をみるとこういう選択は納得できます。
過密日程で、選手の幅も考えないといけないし怪我人が続出している状況をみると勝ち点を1点獲得する試合と必ず3点を獲得する試合を分ける戦略も監督としては必要だと思います。
自分たちが準備した計画を徹底に守りながら勝ち点1点を獲得しました。

今回の分析はここまでです。
ありがとうございました。

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