[戦術レビュー] レアル・マドリード vs アトレティコ・マドリード (ダービーの勝者はジダン)
ブログのアップロードが遅くなりました!!10日前終わった試合ですが
リビューを始めたいと思います!!
12月13日にあったマドリードダービーはレアル・マドリードが勝ちました。
最近までジダンの退任の話もありましたが、
CLでの決勝トーナメント進出とマドリードダービーで勝ったため、退任の話も無くなりました。
リーグで8勝2無で無敗をしていたアトレティコ・マドリードはこの試合で完敗してしまいました。リーグでアトレティコがレアルを勝った記録は2016年が最後なので、シメオネ監督はずっとレアルに弱い印象が残ってます。
●フォーメーション
この試合でレアル・マドリードは4-3-3でプレーしました。
やっぱりレアルはセルヒオ・ラモスが先発で出場すると守備の安定感を与えてくれる印象を受けました。
カルバハルが右SBで出場して、最近調子が良いルーカス・バスケスが3トップの右に配置されました。
アトレティコ・マドリードは
3-5-2でカラスコを左SBに配置してバルセロナを勝った試合と似ている戦術で、間隔を絞って、ラインを下げてカウンターを狙う戦略でした。
しかし、試合がうまくできず、前半32分ごろから4-4-2に変更しました。
この試合でレアル・マドリードが勝ったポイントについて話しましょう!
1.レアル・マドリードのセンターバックの完ぺきな守備
2.メンディシフト(メンディーを使った積極的なオーバーラップ)
3.攻撃方向の早い転換(サイドチェンジ!)
1.レアル・マドリードのセンターバックの完ぺきな守備
レアル・マドリードはセルヒオ・ラモスの存在感がすごく大きいチーム。
ラモスのパートナーで出場したバランが他の選手と出場した試合では不安なプレーと焦ってる印象を受けましたが、ラモスと二人が出た場合は完ぺきな守備を見せて壁のような印象を受けて、
相手のルイス・スアレスとジョアン・フェリックスを完封しました。
バランがジョアン・フェリックスを後ろから強くプレスして片手はフェリックスの背中においていたのでフェリックスは後ろから強いプレスを感じ、結局バックパスを選択しました。
バランのプレーでよかったと思っていたシーンは下の2つです。
アトレティコ・マドリードはスアレスがボールをキープしてその間、両サイドの選手がオーバーラップするパターンを見せました。しかし、バランを積極的なプレスと予測、タックルでスアレスを制しました。
パスが来るタイミングを予測し、スアレスはボールを失いました。
このシーンは最初の判断は間違っていましたが、すぐリカバリーをしてボールを奪いました。
ラモスもスアレスがドリブルするとき、正確に予測しました。
この試合でスアレスはボールを失うシーンが多く、いいチャンスもほとんど作れませんでした。シュートも1回記録で良くないパフォーマンスを見せました。
2.メンディシフト(メンディーを使った積極的なオーバーラップ)
この試合でメンディのプレーを注目する必要があると思います。
左サイドでメンディがいつも高い位置でプレーして数的優位の状況を作りました。
さらに中央まで浸透するシーンも見せて自由度が高い動きを見せました。
ベンゼマがサイドでプレーするとき、ウィングでプレーする ヴィニシウスが中央に移動することよりメンディがアンダーラップをしました。
メンディが高い位置までオーバーラップしたため、アトレティコ・マドリードの右SBで出場したトリッピアが常にヴィニシウスとメンディの動きを確認しました。さらにアトレティコ・マドリードの攻撃の核心であるジョレンテまで低い位置まで下がることになりました。
これはレアル・マドリードのビルドアップが円滑になる原因となり、クロースは自分が活躍できるスペースを確保することになりました。
3.方向転換のマスタ トニ・クロース(サイドチェンジ!)
この試合で、ジダンがアトレティコ・マドリードを勝った決定的な理由は方向転換です。基本的にレアルは左サイドで攻撃をスタートしました。
左サイドにスペースがないと判断したら素早く右サイドへサイドチェンジをして、チームが広いスペースで攻撃ができるように動きました。
この戦術が可能になった理由は、トニ・クロースがいるためです!
トニ・クロースは、後ろでビルドアップしながらメンディが高い位置でプレーするときはスペースをカバーしました。
左サイドにアトレティコ・マドリードの選手の数がレアルの選手より多く判断したら右にボールを運んでルーカス・バスケスとモドリッチがそのスペースを活用できるようにサポートしました。
上記のシーンでもアトレティコ・マドリードの選手たちがゴールを回りに9人もいたため、クロースは広いスペースを選択し、絞っている守備のバランスを崩しました。
クロースのバスマップをみると、縦パスよりは左右側面に出すパスの数が多かったです。
●まとめ
この試合でジダン監督はシメオネ監督の5バックを予想したと思います。
狭いスペースでの攻撃がすごく難しいため、スペースを作ることを重要なポイントだと考えた印象でした。
ジタンは左サイドに人数を多く配置しつつ、アトレティコ・マドリードの選手たちがサイドに傾いたら早く方向を転換しました。
そして、アトレティコ・マドリードが攻撃するシーンではスアレスとフェリックスがボールを持って前に進めないように強くプレスしました。
結局、アトレティコ・マドリードのシュート数は5本でした。
復活したレアルがリーガーの主導権を取り戻すことができるか楽しめです。そして、ベルギーとセルビアのその方々は、どうなるんだろう
今回のブログがここまでです。
ありがとうございます。