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インド旅行記備忘録⑥ Uberパンク・バラナシ地獄の大移動

前日はニューデリーから、バラナシ行き夜行列車に乗りました。

約11時間の大移動

チケットは代行業者から取得していたので、問題なく乗車も済み(直前になって、相部屋の番号が変わったみたいでインド人と揉めましたが)
疲れてたので、すぐ寝ました。

大遅延の始まり

前日は疲れすぎて即寝落ちしてしましたが、何度か急ブレーキで起こされながら移動し、気づけば太陽も登りどっかの駅で停車中でした。時計を見たら9時ごろだったので、そろそろ目的地か~と思いどの辺かとGoogleMapで確認したところ、まだあと3時間もかかるPrayagraj Junction駅でした。

インドの列車は遅延するだろうという予測はしていたので、一先ず動いてくれればと思い、車内で待っていましたが待てど暮らせど微動だにせず、気づいたら到着予定時刻の10時を回ってました。

我々は、その日中にバラナシ空港から出る16時発の飛行機でデリーに帰らなければならなかったので、かなり焦りました。GoogleMapでPrayagraj Junction駅から空港まで、車で3時間以上かかる予定で、このままズルズル遅延するかもしれない列車に乗り続けるか、列車とバラナシ体験を捨て損切りを行いUberを拾う賭けに出るか、車内で買ったチャイを飲みながら考え、結局列車を降りUberを拾う事にしました…グッバイバラナシ……。

空港まで時間の戦い

Prayagraj Junction駅は、結構大都市らしく人もかなり居たので、Uberはすぐ捕まるだろうと楽観視していました。
が、4時間の移動なんて誰もしたいはずも無く、まったく捕まらずかなりの誤算でした。
4時間って言ったら、東京→名古屋まで行ける距離間ですからね…。Youtubeの企画かよって……。

目的のガンジス川に沿って…。

1時間弱待っていたところ、ようやく捕まり、乗ることが出来ました…。
これで大丈夫と安心していたところ、乗ってから運転手に教えて貰ったのですが、Prayagraj Junction駅があるプラヤーグラージ(アーラーハバード)はヒンズゥー教の聖地らしく、今まさにマハ・クンバメーラの真っ最中のど真ん中で、全くUberが進みません。

駅近くの人ごみ

特にガンジス川に架かっている陸橋は大勢の信者の巡礼で1分1mのノロノロ運行でしたが、ガンジス川に集まっている信者は圧巻の光景でした。

陸橋の下はガンジス川
右の河岸のほうには信者がもっといます

1時間ほどしたら、やっと渋滞から抜け出し高速道路に乗りました。
順調に走ってると思いきやなんとUberのオッチャンが居眠り運転をし始め、後続車にクラクションで起こされるのを繰り返し、もはやここで死ぬんじゃないかと思いました。

2時間ほど高速を走ってましたが、突然道を外れチャイ屋さんに入り、休憩を取りました。こちらは1分1秒でも早く空港に向かってほしいのですが、事故られても困りますし、エンジンがオーバーヒート気味だと言う事で、休憩を取りました。

Uberのタイヤがパンク事件

そこからは覚醒したのか、グングンスピードを上げて行き、地元民しか知らないような民族が居そうなジャングルの道を走ったりしていたら、突然今度は急停車し外出てくれ!と言い出し、何かと思ったら左リアタイヤがパンクしているではないですか……。
こればっかりはもう飛行機に間に合わないと思ったのですが、スペアタイヤを持っており、友達とも協力して急いでタイヤ交換を行い再出発しました。
F1のピットストップ並みの交換だったと思います。

みごとにパンクしてます

なんやかんやあり、空港には15時20分に着き、ここまで走破してくれたお礼も込みで4500₹を渡し、ダッシュで保安検査場に向かいました。
インドの公共交通はやたら荷物検査などあり、本当早くしてくれと思いながら、抜けたのが15時35分。
ファイナルコール間近で滑り込みで搭乗することができました。国内線で良かったです。

IndiGoの機体 これが見えたときにはホッとしました。

結局バラナシにたどり着く事ができず、当初最大の目的である沐浴はする事ができませんでしたが、これも旅だと思い他じゃ絶対見られない集落やパンク体験(笑)も体験でき、ガンジス川を埋め尽くすクンバメーラの様子は車内で見れ、無事にその後ニューデリー空港に着いたので、良かったです。
これで飛行機乗り遅れたら本当大変なことになってたと思います。

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