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クリエイティブとマーケティングを考える上で必要な思考のプロセス

目の前の課題に対して、クリエイティブとマーケティングの両方を掛け合わせて、アウトプットを固めていく必要があります。

その際に、自分たちがどこの話をしているか、迷子になってしまうことがありました。
見事に解決してくれた考え方を学びましたのでシェアしたいと思います。

クリエイティブの三重丸

クリエイティブはまず三重丸の内側から思考します。真ん中は、『目標』です。まずはそこを定めます。

・売上を伸ばしたい
・認知度を上げたい
・商品の使い方をわかりやすく説明したい
・YouTubeのチャンネル登録者数を伸ばしたい

さまざまな目標・目的がありますが、クリエイティブの方向性がブレないように、まずは目標を定めることが重要です。

その次にそれを叶えるためにどうやってやるのか、『やり方』を考えます。

動画なのか、SNSなのか。
テレビCM?YouTube?
タレントを起用する?
ターゲットの中で何が流行しているのか。

さまざま角度から、クリエイティブの中身を考える必要があります。ここが1番楽しい部分でもあり、難しい部分だと思います。

最後に、試作します。実際に作っていくのです。
イメージとのズレがないか?誰かに刺さるものになっているのか。頭の中のイメージと目の前の現物のギャップがないか。さまざまな点でチェックします。

試作が終わればまた内側に戻っていきます。やり方はこれが正解か、絶対に他にもうやり方はないのか。
そもそも目標を叶えるためのアウトプットになっているか?どこかでズレが生じていないか。

クリエイティブを考えるときに、重要なのはこの思考の往復をどれだけ行えるか、ということです。何となく作ってもダメだし、表現方法を間違えても人の心は動かないし、実際に作ってみないとわからないことだっていっぱいあるはずです。

クリエイティブは
『目的』⇆『やり方』⇆『試作』
このプロセスが重要になります。
ここを意識していれば迷子になることはないし、より早く丁寧に仕事ができるはずだと学びました。

マーケティングの三重丸

さて、次はマーケティングの三重丸ですが、こちらは外側から考えていきます。
まずは『調査』です。市場を数値で考えて、現実的な世界を学ぶ必要があります。
ターゲットの年齢・性別・居住地、どれくらいのサンプルのデータなのか、数値の羅列を見て、違和感を捉える力が重要です。

次に、『分析』していきます。違和感に気づいたら、それを言語化していきます。分析とは辞書でこのように書かれています。

ある物事を分解して、それらを成立させている成分・要素・側面を明らかにすること。

つまり、整理することです。

どうしてこの数年間でメディアとの接触時間が大きく変わったのか?デバイスが変わったのか、働き方が変わったのか、コンテンツが変わったのか。自分なりの分析が必要です。

そして、最後に『洞察』があります。

本質を見極めるために深く思考することです。本当にこれで正しいのか、方向性は間違っていないのか。

調査⇆分析⇆洞察
これがブレていなければ良いマーケティングプランとして立ち直れるでしょう。

3つ目の三重丸『ゴールデンサークル』

サイモン・シネックさんがゴールデンサークという考え方を提唱しました。
WHYから始めよ!という本です。

わかりやすくまとまった記事がありましたので貼っておきます。

要するに、人はなぜ?という根っこの部分が大事で、HOWやWHATを考えるよりもまず先に何故それをやるのかを考えなさい、ということでした。

2つの三重丸を行ったり来たりするのがクリエイターだと言います。

さらに、このゴールデンサークルも人の感情変容を促するのであれば押さえておきたい考え方の一つです。クライアントワークをしたいのであれば、ゴールデンサークルを頭に入れながら、2つの三重丸のプロセスを自由に飛び回る必要があるのです。

今、自分の考えはどの円のどこを指しているのか、を考える必要があります。
また、議論はどこを指しているのか。
シズる株式会社では、次々と思考の往復が行われるので、少しどの話をしているのか、わからなくなることがあります。

しかし、今回立ち戻れる2つの三重丸を教えてもらったのでうまく活用してクリエイティブとマーケティングの実像を掴んでいきたいと思います。

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