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どんな困難にも負けないチームをつくるために

5月2日パレ・ド・Zにシェフが出演しました。

コロナウイルスによる緊急事態宣言で生まれた #おうちでsio (レシピ公開)や #朝ディナー はたくさんの方に取材をいただき、お話する機会をいただきました。また、味の構成要素を公式で捉える「5味+1」に関しても、これまでnoteで解説してきました。
しかし、動画というもののわかりやすさ、シズル感、訴求力を改めて実感しました。改めて自分たちがやってきたことを振り返り、自信にもつながったように思います。

そして、今回はチーム力にも目を向けて、取り上げていただきました。僕からはそこの部分を掘り下げて書きたいと思います。

最強の営業でもあるシェフ

最近はまた拍車がかかっていますが、人と会えば会うほど仲間を増やし、仕事をつくります。それはシェフの愛ゆえに話していくと課題を見つけて、解決に向けたアプローチを打ち合わせの中でいくつも考えていくからです。会ったそばからプレゼンが始まります。本気で悩みを解決するために、議論していく結果、打ち合わせが終わる頃には、これで進めましょうとなることが非常に多いです。
最終的には仲間ではなく、家族になります。

そんなシェフですが、自分が外で稼いで、チームのみんなに給料を払うという考え方はオープン時からのシェフの考え方です。

なかなかその想いが届かず、上手くいかない時期もあったようでした。しかし、徐々に会社としての文化が醸成されて、同じ価値観が形成されてきた中で、同じ志を持つ仲間が増え、sioってこういうものだよね、という考え方が定着し始めてきたと思います。

Twitterやnoteで思考を発信するのは、お客様に僕らのことを知ってもらうためだけではなく、社内に向けた日報のようなものでもあると気付かされたのです。

また、僕たちは今回取り上げられていた全社MTGは、初めての取り組みでした。もちろん店舗単位でのミーティングは行っていますが、店舗数が増えていく中で、チームとして共通認識を持てるようにと開催されたものです。

その時に大事だと考えられたのが、″気持ち良さ″。
僕たちは、料理やサービスに気持ちよさがあるか、を常日頃から大事にしています。その気持ち良さが何なのか、みんなですり合わせをしようという場が全社MTGでした。

この″気持ちよさ″は、抽象的なもので、各メンバー毎に指針がなかったため、会社としての価値基準としてはブレてしまうことを懸念しました。また、新人メンバーも増えてきたため、会社のことやメンバーのことを理解していただくためにも、全員で″気持ちよさ″を考えることにしたのです。

気持ちよさをディスカッションを経て僕は、総合体験としての完成度の高さ、だと感じました。どれだけ細かい目盛を持てているか、にもつながります。

少しでも違和感=気持ち悪さがあると、全ては台無しです。入店から退店まで、乾杯のドリンクから〆のアイスのサーブまで、全ての体験に違和感がないことが気持ち良さにつながります。

僕らはそんな気持ち良い体験をお客様に提供することで、自分たちの喜びに変えているのです。

今回のパレ・ド・Zでは、sioを徹底的に解剖して繋ぎ合わせてくださりました。

コロナ禍での取り組み
①レシピ公開 #おうちでsio
②YouTubeによるレシピ動画
③#朝ディナー

sioのイズム
五味+1
noteやTwitterでの発信

料理
HEY!バインミー
sio贅沢弁当

スタッフ
チーム力を上げるためのアプローチ
個の成長を促す自由で発言できる環境

思想
幸せの分母を増やす
シェフはキッチンには立たない、なるべく
仲間をフックアップする

僕らの最高の名刺となる約32分の動画を作っていただきました。部分部分で取り上げていただいたことはありますが、これほど網羅的に取り上げていただいたのは初めてです。
パレ・ド・Zのスタッフの皆さん本当にありがとうございます。

ぜひ一度、ご覧いただきたいです。

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