Skilled Workerビザをゲットした経緯
YMSの後もイギリスに残りたいと思っている方にとって、Skilled Workerビザは喉から手が出るほど欲しいものだと思います。私もそうでした!私の夢は長期で海外に住むことだったので、なんとしてでもビザを取るんだ!という気持ちでいました。ビザが降りた日は、正直人生で一番幸福な日でした。ここまで長かったぜ・・・大学生の頃漠然と海外に住んでみたいなあと思い始めてから、ここまで10年以上もかかりました。純ジャパにとって海外(特に英語圏)に一人で住むって、本当に難しいことですよね。
私もYMSからSkilled Workerビザに切り替えて一年以上がたち、特に仕事内容などの変化はないので同じような日常を送っているのですが、しばらくnoteを更新していなかったなと思い、Skilled Workerビザの取得経緯について書き留めておきたいと思います。
仕事探し
YMSで渡英して、まずは仕事探しですよね。一応曲がりなりにも、日本でオフィスワークの経験が6年くらいありましたので、できればオフィスワークを探していました。そして、本当にしょうもない意地なのですが、できれば日系ではなく、現地の企業で現地人にもまれて?仕事したいと思っていました。(ちなみに私はほぼLinkedInしか使ってないです。Indeedも使ってましたが、あんまり記憶になく・・・LinkedInのEasy Apply機能(ワンクリックで応募できる)が便利すぎますよね。)
しかし、受けても受けても落とされる。だいたい感覚的に10%くらいの確率で面接に呼ばれるんですが、すぐ落とされる。何回も面接があるところだと、なんかもう受かる気がしない。しばらくして、もはや業種・日系外資問わないという感じではちゃめちゃに応募しはじめる。業種もなんとなく前職と掠ってたらとりあえず応募。給料はもはやどうでもいい。なんとかしてフルタイムのオフィスワークを早く見つけたいという気持ちで片っ端から応募しました。それと並行して、ずっと就活ばかりしていると気が滅入るので、リアルで人とちょっと触れ合いたいなということでボランティアのお仕事も週に数回してました。これも良い気分転換になったし、現地で働く人たちのリアルな様子を窺い知れて社会勉強になりました。
実際にはYMSに応募して当選したあたりからすでに仕事探しはしていたのですが、結局日本にいる間には決まらず、こちらに引っ越して3ヶ月ほどで仕事がようやく決まりました。
YMSビザで居住している(長期的にビザサポートが必要)という事実をいつ知らせるか
これについては、こちらで移民として働いている人たちやネットの意見を参考にいろいろと試行錯誤しました。例えば日系のエージェントを使うと、だいたい最初の面談の段階でビザの種類を確認されますので、YMSビザで、いつが有効期限ですと選考前に先方に情報が伝わることとと思います。
一方、自分で企業に直接応募する場合は、LinkedInやCVにビザの種類を記載したり、あるいは面接で自ら伝えたり、あるいは聞かれるまで答えない(?)という方法があるかと思います。私は、最終的には「聞かれるまで言わない」方式を採用しました。初めは、「ワーホリということで落とすなら最初から落とせ!」と謎の強気でLinkedInのプロフィールにYMSビザと有効期限を記載していましたが、あまりに選考が進まないので、いやそんな強気姿勢でいる場合じゃねえ、これは隠せるだけ隠そう(?)という戦略にチェンジ。こちらで移民として働いている方に相談したときも、「面接でラポートが形成されてからの方が、最終的にビザが必要と判明したときも「こんな良い人ならぜひビザサポートしてでも一緒に働きたい」と前向きに検討されやすい。最初から自分に不利な情報なんて相手に伝えるな!」ともっともな意見をもらい、その戦略にチェンジしました。
あとは、大企業だとかなりシステマチックなので、最初からオンラインのフォームに現在のビザの種類を記載させる会社も多いですね。なので、その場合は仕方ないです(泣)ただ、私がこれまでネットで見てきた情報だと、めちゃくちゃ強気な方(?)は、ビザの種類を聞かれても「今はYMSビザだが(架空の)彼氏と結婚する予定なのでビザの心配はない」などと答えてとりあえず切り抜けて、一旦働き始めてから、YMSビザの有効期限が迫ってきたあたりで「実は彼氏と別れたのでビザサポートが必要で・・・」と伝えればいいのでは?という意見も目にしたことがあります。強すぎる。
私が就活していた時の感覚としては、ビザサポートは出せる会社は出せるし、出さない会社はもう最初から出さないと決めているという感じがありました。ただ、自身の経験から、ビザが出るか出ないかは自分の能力よりその時のビザの基準の緩さだという実感がありましたので(私がイギリスの大学院を卒業した2015年ごろは、かなりお金のある国際的大企業か、ジャパンデスクがある金融・コンサル系しかほぼビザが出ないという感じがありました。エンジニアとか料理人とか専門職については専門外なのでわかりません。)ビザは取れるうちに取れ!!!!というのが私の中での絶対的な指標でした。
※そうこうしているうちに、Skilled Workerビザの収入基準がめちゃくちゃ上がってまた取りづらくなってきてますよね。当時(2021〜22年)はちょうどブレグジットの影響で、ここ数年で一番ビザが降りやすかった時期なのではと推察しています。
今働いている会社は、あまり大きくない会社ということもあり、正直ビザは微妙かもしれないと思っていましたが、とりあえず選考が進んでいき、最後のオファー面談(採用通知、給料など待遇の確認の面談)の際に、「YMSビザなのですが・・・」と切り出しました。会社としては、青天の霹靂という様子で(!)「待ってくれよ・・・」と頭を抱えられたのですが、いろいろと調べてもらい、とりあえずSkilled Workerビザ申請できそう、との確認ができたため無事採用となりました。
ここから得た教訓は2つです。
1、やっぱりビザが必要なことは聞かれるまで言わない(聞かれたらもちろん答えるが、あえて自分から話を持ち出して相手の採用意欲を減退させるのはもったいない!あなたを気に入った会社であれば、ビザサポート実績がなくても一念発起してサポートしてくれるかも!もしくは、採用時点ではビザが降りるかわからなくても、実際の働きぶりを見てぜひビザサポートしたいという流れになる可能性は十二分にあります。)
2、ビザは、企業のサイズに関係なく、サポートしてくれる会社はサポートしてくれるし、サポートしてくれない会社はサポートしてくれない。私の友人に、現地企業の人事として働いている人がいましたが、その会社はかなり有名な会社ですが全くビザサポートは行なっていないということです。逆に、別の友人で、本当にローカルのカフェ(日本に関係しているわけではない)でビザサポートが降りたケースもありました。私みたいに、大手じゃなくても、ビザサポート実績がなくても、サポートしてくれる会社もあります。
やはり最後は運・・・という感じもしなくはないですが、数打てば当たる、で、とにかく諦めずにビザサポートしてくれてある程度満足して働ける会社が見つかるまで就活頑張りましょう。