養育里親への道 3♡初回面談♡
2022年春の良く晴れた日、初回面談のため地域の児童相談所へ。
児相に行くのは初めてだったので、とても緊張しました。
服装とか態度も見られるのかなあとか、養子を望むにはまだ若すぎるって思われるかなあとか、行の車中で夫にグズグズと話してたのを思い出します。
到着して受付で名前を伝えると、優しそうな職員さん(2名)が面談室まで案内してくださり、和やかな雰囲気で面談が始まりました。
2名の職員さんのうち1人は書紀で、私たち夫婦が話すことは、着席した時点から面談が終わって席を立つまで、全て記録していました。
面談室は大きな鏡やベビーベット、幼児がお座りして遊べるようなクッションマットのスペース、絵本、おもちゃ、壁面飾り等、とても可愛い部屋でした。
まず職員さんに里親制度についてや、里親になるにあたって望ましい条件などを教えてもらいました。養育里親になるにあたって必要な手続きや、今後の流れ、どれくらいの期間を要するのか等、ここまで1時間くらい。
また、里親になりたい理由、夫婦の生育環境、実子の有無、夫婦の親族が養子縁組を賛成しているか否か、どんな家族になりたいか、趣味、ペットの有無、どんな子どもであれば受け入れができるのか(性別、年齢、国籍、障がいの有無、双子や兄弟一緒にの受け入れは可能か等)も、丁寧に聞かれました。
養育里親や特別養子縁組の制度は、親のための制度ではなく、子どものための制度だということは、皆さんもご存じかと思います。
里親からは子どもを選べませんし、児相から打診をされた子どもであっても、正式に委託が決まるまでは、写真を見せてもらうか、遠くからチラッと見る以上のことはできません。
ただ、その里親が育てきれないような条件の子どもを、児相が打診することはありません。
幼児希望の里親に10代の子どもを打診することも、その逆もないです。
また、障がい(医療的なケアを必要とする等)を持つ子どもや、虐待をされていた過去を持つ子ども、非行傾向を持つ子どもは、専門里親(長年に渡り里親活動をやっていたり、専門的な資格を持つ里親)に委託されます。
言うまでもないですが、子どもと里親の引き合わせ後の受託の撤回や、委託解除は、子どもの心に大きな傷を残します。
そうならないように、委託時のマッチングは慎重に行われ、委託後も全力でサポートしてくれるとのことでした。
面談開始から終了まで、2時間程度でした。
思ったより長く内容も濃かったので、結構疲れました。
面談の途中で気づいたのですが、天井と壁に小さな監視カメラがあり、鏡だと思っていたものはマジックミラーでした。窓も作り付けのストッパーが付けられ、最大でも10cm程度しか開かないと思います。
わたし達夫婦のような訪問者だけでなく、問題を抱えた子どもや親も来ることがある施設なのだと、実感しました。
さて、次は基礎研修ですね。
ゆっくりと書いていきたいと思います。
ほな。