ギュスターヴ・モロー展を見てきた 2019年5月
やはりサロメ!ってことで、楽しみにしていたギュスターヴ・モロー展にきた。幼少の頃から「ムー」を定期購読する家庭に育っただけあって、こういう幻想とかのモティーフに弱い。
サロメ自体は、ヨハネに恋い焦がれて屈折した恋?てな理解。でもそういう心持ちは分かる。愛してくれないなら死んじゃえ、的な。
展示はモローと家族というところから始まり、繰り返し出てくるサロメと出現のスケッチや素描が印象的。
画家ってほんとしつこいくらい書くのな。同じもの。
女性やいわゆる神話の女神モティーフもたくさんある。神話を知ってると楽しめると思う。
私自身は『出現』を見たくてきたけれど、意外と人間くさいというか、母親ラブだったり、恋人に一途だったり(でもいろいろあったっぽい)のモローの姿が多角的に見られて楽しかった。
そしてーユニコーンと女性のタピストリーもいい。ガンダム的にもね。
こういう、ちょっと小規模な展示は図録がしょぼ、ってことがおおいんだけど、とてもいいです。充実してます。
後は閉館時間がもう少し遅かったらなって、思ったらちゃんと金曜日6/7は20時まででした。ほんと絶妙に合わないんだよな。
私は5月の 連休の最終日に行ったので人の入りはまあそこそこ。十分ゆっくり見られました。ほんとはもう一回見たいけど、魂が維持できない、たぶん。