母の手
先月ぶつけた突き指が1カ月経っても治らない。
折れてたらどうしよ〜と鍼灸治療のついでに診てもらったら…診断は「ただの突き指」。
そっか、骨折だったらもっと痛いか、と照れ笑いしていたら、先生が同じ指の第一関節をつまんで表情をくもらせた。触られた関節が微妙に痛い。
「それよりこっちも痛いでしょ?腫れが出てきてるし、そのうち曲がり出すかもね」とのこと。
へバーデン結節か?
いずれにせよ更年期のサインだ。
思えば、40代で亡くなった母の指にも少し変形があったし、80過ぎまで元気だった祖母の指は節くれだって曲がっていた。
彼女たちに近づいてきたってことだなぁ。
綺麗な指には程遠いけれど、使い込まれてくたびれた手指も見方によっては美しい。
老いで腫れた関節も、縦筋が入った爪も、縮緬みたいなシワが目立つ手の甲も、みんな勲章。
(ということにしておこう)
世の中のお母さんたち、今日もお疲れ様です!
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