#リモートデュエマ:デッドマン vs. バイク仙人 Part 3
毎週金曜日の18時恒例となりつつあるデッドマンの#リモートデュエマもついにパート3.またしてもヤバイ対戦を配達、喰らえ三番目の超大作となる。
今回もレギュレーションは前回同様、通信の画角に配慮してデッキ外のカード(超次元ゾーンや超GRのような別デッキ、禁断系や《零龍》など)を使わない殿堂構築という特殊レギュレーションではあるが、デッドマンのTwitterでアンケートがとられ、今回はいままでのクロニクルデッキを無改造で使った対戦が行われることとなった。
ふたりが使用するデッキは、用意した中から視聴者によって決められることとなった。
デッドマンの使用デッキは「聖霊王の創世」に。
バイク仙人の使用デッキは「終焉の悪魔神」となった。
奇しくも2016年発売の「マスターズ・クロニクル・デッキ2016」同士の対決となったが、前回6連敗、Part 1も後半に3連敗しているので実はデッドマンに9連敗中のバイク仙人としては、10連敗を阻止するために、今度こそ真に負けられない戦いとなった。
■Game 1:天使と悪魔のクロニクル
じゃんけんではタイムラグが厳しいという事で、カードを使った先手後手を決める方法でバイク仙人が先手となる。
バイク仙人が2ターン目に《霞み妖精ジャスミン》そして、3ターン目に《ダーク・ライフ》をプレイする一方、デッドマンのファーストアクションは3ターン目の《コアクアンのおつかい》。
序盤はマナ加速が順調だったバイク仙人だったが、4ターン目はアクション無し。対するデッドマンは《スパーク・チャージャー》の空うちでマナを増やす。バイク仙人も《無敵死神ヘックスペイン》でマナと手札を増加しつつ、バトルゾーンにデーモン・コマンドを用意してターンを終える。
ここで6マナになったデッドマンは《ヘブンズ・ゲート》!ここで出したのは、《知識の精霊ロードリエス》と《天門の精霊ヘブンズ》。さらに《天門の精霊ヘブンズ》で《龍聖霊ウィズダムフェウス》を追加して《アルカディア・スパーク》を手札に加え、そのまま《無敵死神ヘックスペイン》を山札に戻すというビッグアクションを見せる。
一気に盤面を作られてしまったバイク仙人はマナチャージなしで《地獄門デス・ゲート》を《知識の精霊ロードリエス》にプレイし、破壊した時の効果で《霞み妖精ジャスミン》を復活して即破壊、マナを9マナまで伸ばしてターンを終える。
アドバンテージ源を破壊されてしまったデッドマン。マナチャージしてしまった《ヘブンズ・ゲート》を後悔しつつ、再び《知識の精霊ロードリエス》を召喚。バイク仙人の手札が残り2枚なのでもう1ターンは稼げるという読みか。
だが、ここでバイク仙人は10マナで《悪魔神バロム・クエイク》をマナ進化で召喚!デッドマンは盤面を一掃されただけでなく、必殺技である《ヘブンズ・ゲート》による踏み倒しまで封じられる形となる。
《悪魔神バロム・クエイク》のT・ブレイクで残りターンに制限を付けられてしまったデッドマン。ここは挽回の策を手に入れる為に3体目の《知識の精霊ロードリエス》召喚と《コアクアンのお使い》で山札を掘り進める。返すバイク仙人のターン、カードのプレイはなく《悪魔神バロム・クエイク》での攻撃のみ。この攻撃をブロックするか少考したのち、この攻撃を通すと、トリガーしたのが値千金の《アルカディア・スパーク》!
流れを引き寄せたデッドマン、《ヘブンズ・ゲート》で《音感の精霊龍 エメラルーダ》と《天海の精霊シリウス》を展開。残り山札の枚数を考慮して《知識の精霊ロードリエス》でのドローは行わず、《音感の精霊龍 エメラルーダ》でゼロ枚だったシールドを復活させてターンを終える。
だが、悪魔は二度笑う。
バイク仙人は《大地と悪魔の神域》をプレイすると、マナゾーンの《威牙の幻ハンゾウ》を進化元に《悪魔神ドルバロム》をバトルゾーンに出し、デッドマンのバトルゾーンとマナゾーンを全滅させたのだ。
マナがなくなり展開ができなくなったデッドマンに対して、バイク仙人は2体目の《悪魔神ドルバロム》を《母なる星域》で呼び出すと、デッドマンの仕込んだシールドが何であろうと負けない盤面を作りあげ攻撃を開始する。
ここでデッドマンの仕込んでいたシールドはもちろん《ヘブンズ・ゲート》。《知識の精霊ロードリエス》と《天門の精霊ヘブンズ》、そして《天門の精霊ヘブンズ》から《天門の精霊ヘブンズ》とつなげると、《龍聖霊ウィズダムフェウス》とつなげるが、残り4枚の山札には逆転できるカードは残っていないのだった。
デッドマン(聖霊王の創世) 0-1 バイク仙人(終焉の悪魔神)
なんとか10連敗を阻止したバイク仙人は、勢いに乗るべく「歴史と伝統のデッキ」ともいえるボルコン、「ボルメテウス・リターンズ」を次に使用するクロニクルデッキに選択、一方、これ以上後輩を調子に乗らせたくないデッドマンは、「バイクを超えたバイク」ともいえる「SSS!!侵略デッドディザスター」を使用デッキに選択する。
■Game 2:侵略と伝説のクロニクル
再び先手のバイク仙人だが、ボルコンの常で序盤はアクション無し。一方のデッドマンは2ターン目に《【問2】ノロン⤴》で《凶鬼09号 ギャリべータ》を墓地に送る。
互いに3ターン目はアクションなく、バイク仙人は4ターン目もアクションなし。この優位を固めるべくデッドマンは《奇天烈 シャッフ》を召喚すると宣言は5。仕方なく、バイク仙人は《解体人形ジェニー》を召喚、《不死 デッド55》が2枚と《不死 ゾンビーバー》という手札から《不死 ゾンビーバー》をディスカードさせる。
デッドマンはこの捨てさせられた《不死 ゾンビーバー》を進化元に《不死 デッド55》を墓地進化。ここで墓地に墓地から侵略できるカードを落とせなかったので、《奇天烈 シャッフ》で再び5を封じるための攻撃をしてターンを返す。
残り手札が1枚のデッドマンに対してバイク仙人は《腐敗聖者ベガ》を召喚、シールドを回復してターンを終える。一方のデッドマンはマナチャージしつつ墓地から《凶鬼09号 ギャリベータ》を召喚、またも5を封じるために《奇天烈 シャッフ》で攻撃する。このターン終了の《凶鬼09号 ギャリベータ》の能力でも墓地からの侵略がない。
盤面盤石で安心しているデッドマンに、ふたたびバイク仙人が悪魔の所業。
今度の悪魔は《天使と悪魔の墳墓》!
バトルゾーンこそ被害はなかったものの、デッドマンのマナゾーンはツーペア。ポーカーなら勝負できたかもしれないが、これはポーカーではなくデュエマ。マナを4枚破壊されてしまう。
一見厳しい状況になったかに見えたデッドマンではあるが、デッドマンのデッキは盤面ができてしまえばマナのいらない侵略デッキ。ついに引き当てた《SSS級天災 デッドダムド》が並ぶ4体のコマンドを順に侵略していくと、バイク仙人へのダイレクトアタックに十分な打点がそろってしまったのだった。
デッドマン(SSS!!侵略デッドディザスター) 1-1 バイク仙人(ボルメテウス・リターンズ)
1勝1敗のタイスコアとなったところで、デッドマンは先ほど敗北したアルカディアスへの弔いの気持ちを込めてか「アルカディアス鎮魂歌」を選択。実際は、アルカディアスを滅ぼした黒幕ではあるが。
対するバイク仙人は弔いに対抗するならサムライ、というわけでもないが、ストーリー上はサムライを影で支えて暗躍したシノビによる「風雲!!怒流牙忍法帳」を使用する。
今度は「クロニクル・レガシー・デッキ2017」対決となる。
■Game 3:黒幕と暗躍のクロニクル
デッドマンは3回連続でカード当てを外し、先手はバイク仙人。1ターン目レインボーマナチャージから、2ターン目に《トレジャー・マップ》をプレイし、《霞み妖精ジャスミン》を手札に加えると、次のターンにマナ加速する。
対するデッドマンは2ターン目はマナチャージするのみ。3ターン目も自然マナが無いので《熱湯グレンニャー》を召喚。そして、バイク仙人が4ターン目に召喚した《西南の超人》を《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》で破壊し姑息なプレイながら序盤の遅れを取り戻す。
バイク仙人は《トレジャー・マップ》で《剛撃戦攻ドルゲーザ》を手札に加えると、さらに《ドンドン吸い込むナウ》で2体目の《西南の超人》を手札に加え、相手の盤面がバトルゾーンに出た時持ちなのを踏まえてバウンスはしない。バイク仙人が手札整理にターンを使ったのをいいことに、デッドマンはここで《獅子王の遺跡》。マナゾーンにレインボーは3枚だったが、見事1回目のマナ加速でレインボーがマナゾーンに落ち、大量マナ加速に成功する。
2回目の《西南の超人》召喚でなんとか自分のペースを取り戻したいバイク仙人だが、デッドマンも2体目の《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》でこれを破壊。仕方なく、バイク仙人は単体で《剛撃戦攻ドルゲーザ》を召喚するのみでターンを返す。
先ほどの超マナ加速で10マナに到達していたデッドマンは満を持して《天罪堕将 アルカクラウン》を召喚する。ここは《熱湯グレンニャー》《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》《飛散する斧 プロメテウス》という内容ではあったが、とにかく一気に盤面を強化する。そして、《飛散する斧 プロメテウス》の能力でマナゾーンから《闇鎧亜キング・アルカディアス》を回収する。
圧倒的盤面を作り上げたデッドマンに対し、バイク仙人は《トレジャー・マップ》でまたも《西南の超人》を手札に加えるとこれを召喚。マナ加速をしてターンを終える。
デッドマンは4体目の《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》を召喚して《西南の超人》を三度破壊すると、これを《闇鎧亜キング・アルカディアス》へと進化させ、一斉攻撃を開始する。
《天罪堕将 アルカクラウン》による超展開は、2枚の《怒流牙 サイゾウミスト》と《斬隠オロチ》《怒流牙 佐助の超人》という4体のシノビをもってしてもしのぎ切れないものだった。
デッドマン(アルカディアス鎮魂歌) 2-1 バイク仙人(風雲!!怒流牙忍法帳)
ここまで無改造クロニクルデッキ対決だったが、実はデッドマンはもうひとつ、投票から企画を選んでいた。
それが、バイク仙人ぶち上げ劇場。
とはいえ、タイトルだけ決めてバイク仙人に丸投げしていたデッドマンではあるが、なんと、バイク仙人はちゃんと自分がぶちあがるデッキを用意してきていた。
過去に自分が好きだったデッキの2020年版。
まさにオリジナルの、オレだけのクロニクルデッキ。
ここでバイク仙人はどうしても使いたいカードである《聖剣炎獣バーレスク》と、Twitterのみんなで作った《聖鎧亜キング・アルカディアス》のふたつのデッキを用意していたので、アンケートが行われた。
アンケートの結果、使用デッキは《聖剣炎獣バーレスク》となった。
一方のデッドマンも、エピソード2期に愛用していたドラゴンゾンビデッキを使用することに。これもまさにデッドマンのクロニクル。当時と比べると《魔龍バベルギヌス》が殿堂入りした代わりに《龍神ヘヴィ》が殿堂解除されたので、ここの枚数を入れ替えたデッキとなった。
ドラゴンゾンビとアーマード・ワイバーン。2020年に古の種族がよみがえ
る、まさにクロニクルな対戦となった。
■Game 4:オレとオレのクロニクル
3度のカード当て失敗に懲りたデッドマンが、今度は自分が当てさせる方にまわるが結果は変わらずバイク仙人が先手。
バイク仙人は2ターン目に《生命と大地と轟破の決断》をマナチャージしつつ《霞み妖精ジャスミン》でマナ加速し、3ターン目はアクションなし。対するデッドマンも3ターン目に《ボーンおどり・チャージャー》でマナ加速する。
バイク仙人は4ターン目に早速アーマード・ワイバーンである《ストームジャベリン・ワイバーン》を召喚してターンを終える。対するデッドマンは《龍神ヘヴィ》でこれを除去する。これで動きを止められたバイク仙人はカードをプレイせずターンを返す。
この隙にデッドマンは《解体人形ジェニー》を召喚、《ドルツヴァイ・アステリオ》をディスカードさせる。バイク仙人は続くターンも動けず。デッドマンも《ボーンおどり・チャージャー》でマナを増やすのみでターンを返す。
ここまでほとんど動きのなかったバイク仙人だったが、《白米男しゃく》をプレイ。さらにこれで回収した《白米男しゃく》をプレイするという山札を掘り進める動きをするが、目当てのカードはひけず、《ウマキン☆プロジェクト》を回収してターンを返す。だが、この《ウマキン☆プロジェクト》は2体目の《解体人形ジェニー》で捨てさせられてしまう。
バイク仙人は《ドンドン吸い込むナウ》をトップデッキ、これで《ドンドン吸い込むナウ》を手に入れさらに山札を掘る構えを見せるが、水マナが足りずターンエンド。デッドマンは《エマージェンシー・タイフーン》で墓地を増やしつつ《龍神ヘヴィ》を破壊無しで召喚。そして、《解体人形ジェニー》で攻撃を始める。
2体目のジェニーのアタックで《ドンドン吸い込むナウ》をトリガーしたバイク仙人は《ストームジャベリン・ワイバーン》を回収し《龍神ヘヴィ》を手札に戻す。そして、返すターンに《ドルツヴァイ・アステリオ》を召喚して《解体人形ジェニー》へと攻撃すると、一挙9枚のマナ加速に成功する。
デッキタイプ的にバイク仙人の大量のマナは非常にやばすぎるが、デッドマンも負けじと《偽りの名 ヤバスギル・スキル》を召喚。果たしてこのヤバスギルスキルがパートいくつかはわからないが、なんにせよこの能力で《黒神龍アバヨ・シャバヨ》を回収しつつ《ドルツヴァイ・アステリオ》を破壊、まさにロイターも驚いたおじさんの時間。
しかし、ターンが帰ってきたバイク仙人が一言。
バイク仙人「ブロッカーいないよね?」
この不穏な発言の理由はすぐ判明する。
4マナで《ストームジャベリン・ワイバーン》を召喚すると、5マナで《生命と大地と轟破の決断》で2体目の《ストームジャベリン・ワイバーン》と《鳴動するギガ・ホーン》をマナゾーンから呼び出す。そして、この《鳴動するギガ・ホーン》は《幻緑の双月/母なる星域》をサーチする。
そして、この《母なる星域》が《聖剣炎獣バーレスク》をバトルゾーンに呼び出す!
さらに、2枚目の《生命と大地と轟破の決断》で《鳴動するギガ・ホーン》と《ウマキン☆プロジェクト》をバトルゾーンに出すと、《幻緑の双月/母なる星域》をサーチして2枚目の《聖剣炎獣バーレスク》をバトルゾーンに出す。
ブロッカーのいないデッドマンはトリガーを踏んでくれるのに期待するしかなかったが、E2のドラゴンゾンビは韻を踏むのは得意だが、踏めたトリガーは《黒神龍オドル・ニードル》だけだった。
デッドマン(E2ヤバスギル・スキル) 2-2 バイク仙人(バーレスク2020)
圧倒的な勝利を飾ったバイク仙人のデッキはこちらで公開されている。
また、デッドマンとバイク仙人は事前に#リモートデュエマについて語っているので、フォローしておくと、配信やカバレージがより楽しめるかもしれない。
対戦終了後は、コメント欄からの質問コーナーとなったが、こちらは実際のアーカイブを見ていただきたい。
そして、もちろん第4回の#リモートデュエマも、開催が決定されている。
第4回では、2020年のクロニクルデッキの情報もあるとのウワサなので、お見逃しなきよう!!