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0178 ヤマトタケルが身を清めたレアな群生地「地蔵川の梅花藻」(滋賀県)
地蔵川の梅花藻のご利益
心身浄化、癒し
地蔵川の360度ビュー
地蔵川の梅花藻について
とっても透明度が高く、美しく冷たいせせらぎは心を癒し、穏やかにしてくれます。日本武尊が毒気を癒した伝説の清水で、今も残るその聖なる水は心身を浄化してくれます。地蔵川は美しいパワースポットです。
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真っ白で小さな花はとても愛らしく、心が和みます。
これだけの規模で自生・群生する清流は日本には他にないと思います。
日本武尊は伊吹山の神との戦いで浴びた毒気を癒し、実際に身を清めたと伝えられているのが「居醒の清水」です。ここは霊仙山に降った雨が長い長い年月をかけて地下に浸透し、湧き出しています。これが地蔵川の源泉です。
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地蔵川は2008年『平成の名水百選』でみごと1位を獲得しています。
現在でも一日約1.5トンもの水が湧出し、水温は年間を通じて約14度。
ところどころで果物や飲み物を冷やす懐かしい風景をみることができます。
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梅花藻の花の見頃の7月下旬から8月上旬にかけて、地蔵川では期間限定で梅花藻のライトアップが行われます。花の見ごろは初秋までで、夏が人気のスポットなのですが、じつは紅葉の季節も美しくおすすめなんですよ。
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日本武尊の像と、彼が馬の鞍を置いた石、腰を掛けた石「鞍懸石・腰掛石」が湧水地「居醒の清水」から50m以内にあります。古代のロマンに想いを馳せるのも良いでしょう。すぐそばを通る名神高速が玉に瑕ではありますが。
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地蔵川には梅花藻に産卵するハリヨ(針魚)という淡水魚が見られます。
ハリヨは岐阜県と滋賀県の山間部にしか生息しない貴重な生き物で、年間を通じて低水温な清流にしか見られません。見つけられるといいですね。
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ハリヨは体長3cmから7cm程度のとても珍しい淡水魚で絶滅危惧種です。
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地蔵川のある米原市醒井は湧水の名所で、たくさんの湧水スポットがあります。スポット名、記事とGoogleマップのリンクを貼っておきます。
「西行水」…興味深いエピソードが残っています
https://maibarand.shiga.jp/saigyousui/
https://maps.app.goo.gl/PtX9vivG5KiXUDzc6
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「十王水」
https://maibarand.shiga.jp/zyuousui/
https://maps.app.goo.gl/u459jvaAnL1wnSX77
「天神水」…少し離れていますが、美しいところです
https://maibarand.shiga.jp/tenzinsui/
https://maps.app.goo.gl/RtMvkyG1YaoNhVq1A
醒井は江戸時代、中山道の61番目の宿場町だったこともあり、今も当時の面影が残っています。繰り返しになりますが、名神高速の騒音が惜しいです。