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2021年 ヤンキース 振り返り 野手編(あくまで主観)

こんにちは。D-Betです。

こちらでは今季の野手について振り返ります。
ではスタート!

投手編はこちら(https://note.com/powerreliever/n/n96e22cf8e907/edit)



Aaron Judge 😁

 毎年故障に苦しみ、試合に出れないことが多いのが課題でしたが、今季は開幕から健康を保ち、2017年の52HRには届きませんが、キャリア2番目となる39HRを放つなど主砲として活躍。三振は依然として多いものの、コンスタントに安打を打てており、肝心な場面での一打も多く、まさに頼れる打者。

Giancarlo Stanton 😁

 こちらはJudge以上に故障で試合に出れないことが多かったものの、今季はほぼ出場。やや好不調の波が激しい点はありますが、試合に出ればなんだかんだ結果を出せる打者なのは確かで、彼の打撃結果が打線の状態を左右すると言っても過言ではなく、チームの勝敗も彼の調子に左右されているような気がします。実際に13連勝中はHRを連発していましたし。今季はちょくちょく外野を守ることもありましたが、無難にこなした印象。気がかりなのはスプリントスピードがかなり低下していることで、来季以降もこの状態だと割とすぐに外野を守れなくなるかもですね。

DJ LeMahieu 😨

昨年首位打者も獲得した強打者でしたが、今季はパワー系のスタッツが大きく低下し、イマイチな成績に。一部で衰えを指摘されていますがもしそうだとするとかなりまずいところ。コンタクトなどは優秀なままで、最高打球初速度も例年と変わらないので、公式球の変更および一時的な打撃不調であると信じたいですけど、どうなんですかね?

Brett Gardner 😊

 開幕時は控えメインの起用になると思われていましたが、今年もHicksが故障で離脱すると、彼に代わって先発で出場する機会が増加。特に守備走塁ではとても38歳とは思えない動きを披露しました。打撃でもシーズン序盤は不振により衰えを指摘されていたものの、徐々に復調していき、昨季とあまり変わらないレベルに。まだまだ衰えていないことを示しました。シンプルにすごいですね。

Gary Sanchez 😨

 捕手としての守備力は以前のような散々な状態ではないものの、ゴールドグラブを取れるレベルなどではなく、あくまで「打てる捕手であれば」許されるレベル。以前は高評価だった強肩も今は微妙。肝心の打撃は2018年以降パッとせず、今季も20HRをクリアするなどパワーはさすがであるものの、確実性はかなり悪く、総合的な打撃成績はイマイチで、たまに出る一発頼みに。

Gleyber Torres 😨

 2019年に38HRを放った時は、Jeterの後継者と持て囃されましたが、それ以降はイマイチな打撃成績。まあ38HRは飛ぶボールの恩恵をかなり受けていたと思うので今後もHR数の再現は厳しいでしょうね。今季もイマイチな打撃成績に終始していますが、来季はせめてHR以外の打撃成績は良化してほしいところですが‥‥。またショート守備も最低レベルですぐにでもコンバートすべきレベル。正直シーズン終盤に守っていたセカンドの方がまだいいかと‥‥。

Gio Urshela 😥

 こちらも公式球の変更の煽りを受けたのか、パワーナンバーが大きく低下。今季はパワーだけでなくコンタクト力も低下しており、全体的な打撃成績も劣化。コンタクト面に関しては、来季には復調を期待したいところ。また今季は故障にも悩まされ、3度のIL入りを経験。まさに踏んだり蹴ったりですね。サード守備では相変わらず印象的なプレーも多いものの、守備成績自体はイマイチ。

Joey Gallo 😱

 トレードデットラインでヤンキースに移籍。レンジャースではOPS.869と好成績を残していたものの、ヤンキースではたまにHRを打つものの、打率が2割にも満たない大不振で貢献度はむしろマイナスに。突然のトレードで戸惑ったという話もあり、来季は心を入れ替えて開幕からよろしくお願いします。外野守備は優秀で、割と安心して見ていられるなと。Judge、Gallo、Stantonの巨人3人が外野に並んだ時はとても興奮したのを覚えています。

Anthony Rizzo 😒

Galloと同じくトレードでヤンキースに移籍。以前は安定してOPS.900前後の成績を残していましたが、ここ2年ほどはOPS.800弱と衰えを示した成績。それでも打てている部類であった為、トレード期限時に打撃力不足に悩んでいたヤンキースがトレード獲得。移籍直後は2試合連続HRを放つなど好調でしたが、コロナ感染によりIL入り。復帰後は調子が戻らずイマイチ。まあでもファースト守備においては確実に以前よりグレードアップしましたし、必ずしも損したとは言えませんが、移籍後の成績はイマイチ。

Tyler Wade 😒

今季も内外野を守るユーティリティー要因&代走要因として活躍。ただ今年も打撃面では力不足を露呈。今季も103試合に出場するなどチームに欠かせない存在なのは間違いないですが、もう少し打撃力がつけばスタメン出場も増えるのかと思うと少し勿体無い気も。まあ現状は今の役割が適任でしょうね。

Kyle Higashioka 😒

Gary Sanchezが何とも言えない状態だったこともあり、一時期は正捕手の座を掴んだかのように思えましたが、時折HRが出るだけの荒い打撃が災いし、結局はSanchezの方が出場機会が多い結果に。まあColeの時はほぼ100%起用されているので来季も出番がなくなることはないでしょうけど。

Rougned Odor 😶

荒い打撃が災いし、開幕後レンジャースにDFAされ、それから間もなくトレードでヤンキースに加入。まあ結局移籍前と同じ荒い打撃はそのままで、打率は2割程度でしたが、大事な場面でHRを放つなど勝負強い打撃で貢献。またムードメーカーとしても活躍しました。とはいえ9月は出場機会が大きく減少しており、来季の扱いは不明。

Luke Voit 😨

今季も出場した68試合で11HRを放つなどパワーは健在でしたが、三振率&空振り率が急激に悪化し、総合的な打撃力はイマイチ。また度重なる故障に悩まされ、試合に出場できない期間も多くなりました。そのこともあってかトレードデットラインでは放出も噂されるなど、首脳陣からの評価も大きく落とした1年でした。RizzoはオフにFAなので現状はファーストのレギュラー1番手ですけど、FAやトレードで他のファーストを獲得する可能性もないとは言えません。

Greg Allen 😶

外野手不足だった7月中旬に出場機会を得ると、5試合連続安打を放つなど攻守で意外な活躍を見せましたが、その後は尻窄みで、結局マイナー落ち。まああの時点ではちょうど良い穴埋めだったと思います。

Estevan Florial 😶

マイナーでは持ち前のパワーと守備走塁を発揮するも、コンタクトの拙さが一向に改善されず、イマイチな打撃成績で評価はどんどん低下。それでもチームの外野手不足等もあってMLBで11試合に出場し、打率.300を記録。プロ初HRも記録しました。スピードはトップクラスで、センターの守備もセンスの良さを見せましたが、まあコンタクトがよくならない限りは出番も増えないでしょうね。センターが不足していた8月頭には同じセンターを守るJonathan Davisをチームが獲得し、起用した事実からもFlorialに対するチームの評価の低さが窺えます。

Jonathan Davis 😶

上で述べたように8月頭にトレードで加入。しかし打率1割を切る貧打ぶりであえなくマイナー落ち。マイナーでも全然打てていないので来季はどうなるか未定。

Ryan LaMarre 😶

マイナーでの成績も平凡でしたが、Aaron Hicksの故障に伴ってMLB昇格。しかし9試合に出場したところでハムストリングを故障し、離脱。復帰後もちょこちょこ出番は与えられましたが、結局DFA。

Hoy Park 😶

開幕を3Aで迎えましたが、これまでシーズン10HRを放ったこともなかった打撃が48試合で10HRを放つなど大きく成長。これを受けて7月16日にMLB昇格。試合出場も果たしましたが、ヤンキースでは出場機会を与えられず、パイレーツにトレード放出。移籍後は出場機会を与えられ44試合に出場しましたが、打率1割台とイマイチ。トレード時は勿体無いなと思いましたが、移籍後の成績を見ると放出もそれほど間違いではなかったかも。

Andrew Velazquez 😶

開幕前にマイナー契約でヤンキースに加入。3Aではまずまずの成績を残していましたが、Urshela等の内野陣の離脱に伴ってMLB昇格。打撃力は平均以下レベルだったものの、守備では印象的なプレーを見せるなど貢献。正直なところWadeとどっこいどっこいで、外野を守れる分Wadeの方が上かなと。余談ですが、ヤンキースタジアムの地元出身でそのことをメディアに取り上げられてました。

Trey Amburgey 😶

開幕から3Aで打撃好調で、いつ昇格するのかが一部ファンの間で話題になるほど。7月15日にチームの外野手不足に伴ってMLB昇格を果たしましたが、2試合に出場してノーヒットに終わり、さらにハムストリングの故障によりIL入り。故障から復帰後は3Aに配属されましたが、故障前よりも大きく調子を崩し、3Aでの成績も平凡なものに終わりました。

Tim Locastro 😨

7月頭にチームの外野手不足によりトレードで獲得。加入後すぐに故障してしまい、特に印象もなし。

Mike Tauchman 😨

外野守備は抜群であるものの、打撃力がイマイチだったため、Wandy Peraltaとのトレードでジャイアンツへ移籍。移籍後も守備では好プレーを連発するも、打撃力は全く向上せず。

Rob Brantly 😶

開幕前にマイナー契約でヤンキースに加入しましたが、Kyle HigashiokaのIL入りに伴い、7月16日にMLB昇格。3AではOPS.800越えの打撃成績を残していましたが、MLBでは攻守に特に印象なし。

Chirs Gittens 😑

マイナーでもトップクラスのパワーを武器に、昨季2Aで好成績を残し、今季もスプリングトレーニングおよび3Aで頭一つ抜けた打撃を見せていたところ、ヤンキース打線全体が貧打に陥っていたこともあり、6月5日にMLB昇格。MLBでは16試合に出場して1HR、OPS.444に終わりましたが、打球初速度118マイルを記録するなど、パワーがあることは示しました。また3AではOPS1.084と圧倒的な成績を残しており、来季もそれなりに出番はありそうですし、あわよくばレギュラーを奪ってほしいところ。

Miguel Andujar 😑

サード守備は既に失格の烙印を押されていたこともあり、今季は大半にレフトで出場。開幕をILで迎え、5月に復帰後しばらくは打撃不振に陥っていましたが6月に入ると5HRを放つなど復調。しかし左手首の負傷によりIL入りして以降はMLBに復帰できず。レフト守備はかなり危なっかしいレベルで、打たないと価値がでないタイプですが、そもそも好調だった6月もOPS.800未満とそれほどの打撃成績ではなく、正直立場はかなり危ういかと。

Jay Bruce ☺️

オフにマイナー契約で加入。Luke Voitが開幕IL入りと、スプリング・トレーニングでの好調を買われ、開幕ロスター入り。しかし打率.118、OPS.466の低成績に終わり、4月18日に引退。お疲れ様でした。

Mike Ford 😨

ほんの数年前までマイナーで見せていた圧倒的な打撃はどこに行ったのか、イマイチな成績に終始し、6月にDFA&レイズへトレード。現在はナショナルズ3Aに所属しています。

Aaron Hicks 😱

開幕後しばらくは打撃の調子が上がらず、打率1割台を彷徨っていましたが、5月に入ると復調傾向にありました。しかし5月16日に手首の故障により今季もIL入り。そのままシーズンアウト。来季は健康でたのんます。

Clint Frazier 😱

昨季の活躍により、今季はレフトのレギュラーとして起用されましたが、開幕から打撃の調子が上がらず、打率はずっと1割台を推移し、rWARは脅威の−1.4。さらに7月2日には原因不明のめまいでIL入りし、そのままシーズンアウト。現状がどういう状態かわかりませんが、来季は健康で開幕を迎えてほしいところ。


 以上、野手全員をあげていきましたが、開幕レギュラーだったHicks、Frazierが不振&故障というだけでなく、打線全体が一部を除いて迫力に欠け、シーズン通した得点力不足に悩まされた一年になりました。現状のJudge、Stanton頼みの打線をどうにかしないと来季はより苦しみそうな気がします。



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