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2022年MLBドラフト ヤンキース10巡目指名選手 Will Brian

こんにちは、D-BETです。

今回はWill Brianについて


Will Brian

フルネーム:William Anthony Brian
ポジション:投手
投/打:左投げ左打ち
身長/体重:180cm /99kg
生年月日:1999年4月25日生

イーストケンタッキー大学時代のWill Brian

経歴

ケンタッキー州ルイビルで生まれましたが、9歳の時に同じケンタッキー州のミード郡ブランデンバーグに引越し、そこで育ちました。高校は地元のミード郡高校に進学。シニアイヤーになるまでほとんど試合に出ることはありませんでしたが、シニアーイヤーには野手として26試合で打率.416、3HR、OPS1.142、投手として10登板(57.2イニング)でERA1.47、90奪三振、17四球と投打に活躍。

高校卒業後は当時オハイオ・バレー・カンファレンス(2022年からはASUNカンファレンス)所属のイースト・ケンタッキー大学に進学。

 進学1年目の2018年は3先発を含む9試合(14.2イニング)に登板したものの、3先発中2先発は試合を作ることができず、更にシーズン途中に肘の手術によりシーズン終了し、レッドシャツに。シーズントータルでもERA7.36、被安打21(H/9=12/9)、四球8(BB/9=4.9)、奪三振12(K/9=6.8)、WHIP1.97とイマイチな結果に終わりました。

 翌2019年は前年の故障から復帰し、15試合に登板。うち5試合は先発として起用され、特に5月10日のサザンイースト・ミズーリ大学戦では自己最高の7回を投げ、5安打2失点に抑える好投を見せたものの、シーズントータルでは34.1イニングでERA5.50、被安打30(H/9=7.9)、23四球(BB/9=6.0)、34奪三振(K/9=8.9)、WHIP=1.54と若干の向上は見られたものの、やはりイマイチな成績に。シーズン後に参加したサマーリーグでも印象的な活躍はできず。そして2020年はCOVID-19によりシーズンが休止し、この時点ではとてもドラフトに掛かるレベルではありませんでした。

シーズン休止明けとなった2021年はこれまでちょくちょくされていた先発起用がなくなり、リリーフ投手に完全転向。これまで壊滅的だった制球力に改善が見られたことで投球内容が成長し、25登板、32.2イニングでERA2.48、48奪三振(K/9=13.2)、10四球(BB/9=2.8)、被安打26(H/9=7.2)、WHIP1.102を記録。シーズン終了後にはアメリカ野球コーチ協会(ABCA)が選ぶミッドウェスト・オールリジオンの2ndチーム、オハイオバレー・カンファレンスのセカンドチームメンバー、第16回全国大学野球記者協会(NCBWA)ストッパー・オブ・ザ・イヤーのウォッチリスト入りを果たしました。

大学5年目となる2022年シーズンは、シーズン開幕前の2021年11月にロッカールームで突如発作に見舞われ、シーズンに復帰できるか(というか無事日常生活に戻れるか)が不安視されていましたが、そこから復帰。体重を前年から20ポンド程増量させたこともあってか、開幕からクローザー投手としてキャリアハイとなる活躍をみせ、31登板、39.1イニングでERA1.83、50奪三振(K/9=12.1)、14四球(BB/9=3.2)、被安打16(H/9=3.9)、WHIP0.763と前年よりも更に投球内容が向上。またこの年にあげた15セーブは同学校の記録だった12セーブを塗り替える新記録でした。シーズン終了後には全国大学野球記者協会(NCBWA)が選ぶオール・アメリカンの1stチーム・メンバー&ストッパー・オブ・ザ・イヤーのファイナリスト、アメリカ野球コーチ協会(ABCA)が選ぶ3rdチーム・メンバー、ASUNカンファレンスの救援投手の1stチーム・メンバーに選出されました。

こうした活躍を評価され、2022年のMLBドラフトでニューヨーク・ヤンキースから10巡目(全体310番目)指名を受けて入団。契約金は5万7500ドル(スロット額は14万9800ドル)。


選手としての特徴

球種は4シーム、スライダー、カーブ、チェンジアップの4球種。
4シームは平均92〜93マイル、最速95マイルとリリーフ投手としては決して早い部類ではありません。スライダーは80マイル中盤、カーブボールは70マイル後半を計測。この2球種をハイスピン量の決め球として使用しており、2球種で空振り率60%を記録しています。チェンジアップは80マイル中盤を記録しますが殆ど投じておらず、プロでは投げることはなさそうですね。(情報がねえ)

先述のようにカレッジ最初の2年間は49イニングで31四球を記録するなど制球難でしたが、最後の2年間は72イニングで24四球と制球が改善傾向。とはいえ四球連発により苦しむ場面も多々あり、コマンドは平均未満か良くて平均程度かなと。

投球のレパートリー、カレッジにおける起用法、プロ入り時の年齢(5年間カレッジにいたため、既に23歳)、先述の肘の故障等の健康面での不安を考えると今後もリリーフ一択なのは間違いないですが、リリーフ投手としての実績は間違いなくあるので、(年齢的なことを考慮しても)スピーディーな昇格を期待したいところ。


その他

2021年に同じ大学のMakenzieさんと結婚。


雑感

全然情報がねえ

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