とあるワーホリさんの悩み事

ワーキングホリデー

最近ワーキングホリデー（以下ワーホリ）中の方とビザ以外の相談や、遊びに行く機会がたくさんあります。

そこで良く聞くのが、
「ジャパレスとかで働いたら意味ないって良く聞きますよね」
「英語の国に来ているんだから日本人とはつるまない方が良いんですけど」
という言葉。

この「先入観」がなければワーホリをもっとたくさん楽しめると思うよ！

ジャパレスで働くのは良くないの？

個人的には異国の地に来て、そこで働くという選択を出来るだけでもう十分素晴らしいことだと思うので、ジャパレスでもどこでもそれは既に行動力の賜物だよ。

中には海外へ出るからには「現地に溶け込んで」暮らしていくというの目標・目的にしている人もいるんだよね。
その人達の中では「ジャパレス」というのは日本の延長線上に存在することもあるので、彼らの目的にはそぐわないのかもしれない。

でも、その価値観はその人の価値観で、人に押し付ける物でも押し付けられる物でもないんだよ。

最初はジャパレスで働いて、その次に現地のお店をトライするというのも良い選択だし、最初のジャパレスが居心地が良かったらそこに留まるのも良いと思う。

「最適な選択」は状況によっても人によっても違うから、自分の感覚を大切にしてみて。

海外で生活＝日本人とはつるまない

もう一つ良く聞くのは、日本人とはつるまない方がいい、という言葉。
ワーホリに来てわざわざ日本語を使う意味がわからない、という厳しい意見も聞こえてくる。

もちろんそれも見方によっては正しい意見だと思う。
語学を学ぶために自己投資をして、海外へ渡り、英語の環境で揉まれて更に上を目指すというのは誰にでも出来ることではないよね。

自分の意見としては上で書いた通り、日本で大学へ進んだり、就職をしたりして築き上げた物を一回リセットして海外に出る道を選んだというだけで既に偉業を成し遂げている気がする。

だから、ワーホリをしている人はどんな形であれ、みんな立派だなと思うし尊敬している。

そこで国で出会う日本人も、目的は違うのかもしれないけど同じような決断をして海外へ出てきて、同じような過程（国に慣れるプロセスや生活面での苦労）を経て過ごしている。

この「時間と感覚の共有」は滅多に起こらない。

ワーホリの年齢制限のせいで、現地で出会えるワーホリ仲間の年齢は多分自分の年齢±5歳程度の範囲。

別の国から来ているワーホリの人と会うとやっぱり共感できる部分がたくさんあると思う。

でも、同じ国出身で同じ時期に同年代の人と別の国で出会うことは本当に奇跡に等しい確率で起こっている出来事だと思う（一応Statisticianです）。

だからニュージーランドにワーホリをしに来て、日本人とつるまない方が良いという思考だけで関係を拒絶しちゃうと本当に良い出会いを逃しているかもしれないよ。

他人の価値観より自分の価値観を大事にする

たくさんの過程を経てやっとここに辿りついたんだから、他人の価値観に身を任せるんじゃなくて、自分の価値観に身を任せてみて。

そこでの過ごし方は、自分の為に使えばいいんじゃない？

もちろん「わがままになれ」、という意味ではなくて、他人の常識や一般論に振り回される必要はないんだよ、という意味で。

人の経験やアドバイス本当に参考になるけど、それに振り回されないようにするのも大事だよ。

英語を学ぶだけがワーホリではないし、海外に溶け込むだけがワーホリでもないと思う。

今だから出会えた人達との時間を大切にしたいなら、そうすれば良いし、自分が変えたいと思う部分があるなら、それを実行すれば良い。英語漬けになりたいなら、それが正解だと思う。

せっかくどこかで自分の一歩を踏み出したんだから、誰にも邪魔をされない「自分の道」を大切にしてみてね！