6.手積みだヨ!全員集合! :メッシュ徒然
先の記事に「CTスキャンしたものを手積みした」とありましたが、もう一つありました、手積み。
これもまた充填物ですが、充填塔というか吸収塔に入れる充填物の「テラレット(tellerette)」を充填したモデルを作りたい!ということで。
片流れが発生するので解析してほしい、というケースがあるのですが、片流れの原因は実際のところはボトムでのガスフィードの偏りとか、ディストリビューターの傾きとか液量が少ないとか設置が微妙に垂直ではないとか(日射で微妙にゆがむということもある)、充填物が破損して一部分密になっている箇所があるとか、単純に解析モデルを作成しただけではわからない部分が多いので、解析したところで、ガスフィードの偏り以外は結果としてはでないのでよくわからん、ということになったりするのですが。
まあ、モデル作りたい、ということなのでやりましたよ。先のCTスキャンの手積みが楽しかったけど結構面倒で時間がかかったので、今回はなるべく楽にやりたいな、ということで、Blender出動。テラレットの形状をまずCADで作成し、STLに。そしてBlenderのパーティクル機能で、テラレットを円筒の中に落としていきます。
これでうまくいくはず・・・だったのですが、Blenderでの設定がよくなかったのか、「思ってたんと違う」詰まり方だったので、結局、また手積みでいきました・・・
形状はこんな感じで完成はできたのですが、いざメッシュにしてみると、テラレットの細い部分をキープしようとするとメッシュが細かくなりすぎて、到底、「充填塔」ほどの規模のものは現実的に不可能。
まあ、手積みのほかにBlenderもあるよ、と確認できたのが収穫でありました。
で、当時のCCM(そのころはV8だったかな)は充填機能というのがなかった(のか、あったけど知らなかったのかも)のですが、現在は充填機能がついてます。
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