新技術を導入する (その2)
機械もソフトも、使うのは人間だから、何か「感動」がないと導入意欲はわかないと信じている。だからみんな、プレゼンにきれいな動画を入れたりするんじゃないかな。
想像の範囲ではあるが、農業の機械化が進んだ理由として考え付いたのは
1. 機械を使うと、とにかく楽で早く終わる
2. 機械を使っても、思ったよりお金がかからない
3. 機械を使うとき、あまり人に頼らなくても自分でできる
であるが、「楽で早く終わる」というのは、農作業がとにかく疲れるし時間もかかるという、「解決したい第一案件」がそれだった、というのがポイント高かったのではないのかな。
「思ったよりお金がかからない」というのは、「楽に早くできる」がお金を払えば実現できる、それに払ってもいい、というのであれば、これはあまり決定打にはならない。
三番目の「自分でできる」というのは、「機械が使いやすい」ということで、使うときのハードルをぐっと下げてくれること間違いないのである。
実際に、普通乗用車は今やほとんどオートマ。出たころは「ミッションじゃないと安心できない」という声も多かったが、今はそんなんじゃない。やっぱり、使いやすさが勝ったということなんだろう。
ということは、「性能はいいんだけれどもなかなか使ってもらえない機械」というのは、どこか使い勝手がよくないのかもしれない。
まあ、何でも「慣れれば・・・」というのはあるけれども、そこに行き着くまでが人それぞれなので、はじめから拒否反応を示されることのないようなつくりにしないといけないんだろうなあ。
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