CAD描くときの寸法って誰が決めてる?@プラント設計 その1
「設計って、CAD使うんでしょ?」という声が多いんですが、では、CAD描くとき、その寸法とか形状って、どこの誰がどうやって決めてるんでしょう?まさか、天から降ってくるわけでは・・・
例えばタンクの寸法とか仕様を決めるときの要素として
どれだけの量を入れるの?
どれだけ余裕を持たせるの?
どれだけの速さで仕込むの?
どれだけの速さで排出するの?
どれだけのスペースに置けるの?
どれだけの高さの位置に設置するの?
どれだけ頻繁にメンテするの?
どれだけの期間使うの?
中を見る必要はあるの?
目視で確認する必要はあるの?
液量、温度はデータでとる必要はあるの?
人がアクセスしやすい場所に置く必要はあるの?
計測信号はDCSに取り込むの?
計測信号は別の制御に使うの?
スタートアップのときはどうするの?
シャットダウンのときはどうするの?
温度はどうなの?
圧力はどうなの?
加熱する?
除熱する?
熱源は何を使う?
加熱除熱は外から?中から?
中に入れるものは腐食性?爆発とかする?
中に入れるものは加熱除熱は外から?中から?
等々・・・
こういうことを考慮して寸法を決めるのが、「基本設計」の仕事です。
お気づきになったでしょうか。処理量とか温度、圧力って、誰が決めるんでしょうね?
基本設計の、またその上流があるんですよ。
続きは、この次で・・・
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