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【実践編】Celes推し活のオーダー方法を伝授します

(以下自演)

ネット香水専門店「Celes」が展開する"推し活"サービス、「Celes推し活」をご存知でしょうか?

「推し」について記入すると、日本フレグランス協会の資格を持ったプロのスタイリストが、800種類以上の香水の中から推しのイメージに合った香水を選んでくれるサービスです。
15回プッシュ・50回プッシュと、お試ししやすいサイズのためオーダーしやすいのもポイント。

しかも15回プッシュなら1000円弱、50回プッシュでも2000円弱と、推しのアクスタを買うのとだいたい同じ価格! 手を出しやすいですよね。
さらに、いまならMAX20%オフのキャンペーン中! おトクに「Celes推し活」を楽しめるチャンスです。気になる方は31日までにご注文ください。

あなたも、「Celes推し活」を通じて推しへの解像度をさらに高めてみませんか?

(以上自演)


はじめに

お世話になっております。ネット香水専門店CelesでSNS運用を担当している立井といいます。

前回の記事【理論編】Celes推し活のオーダー方法を伝授しますにたくさんの反響をいただいて、至極恐縮な反面とてもうれしかったです。皆さん、たくさん読んでくださりありがとうございます!
平時のツイートより反応が多かったのでSNS運用チームとしては複雑な心境ですが、自身に降り注ぐ栄光はありがたく拝領します。感謝。


さて本題です。

前回の記事では【理論編】と銘打って、「Celes推し活」のオーダー文章のおすすめの書き方をご紹介しました。
"香り"という三(四)次元で推しを知覚する「Celes推し活」をもっとたくさんの方に楽しんでいただくべく、またスタイリストとの解釈不一致を防ぐべく、文章構成の例を提示した次第です。以下再掲しておきます。

1.推しの人物像の総括
2.苦手な香りとその程度
3.思うがままの推しの表現
4.総括(二度目)

『【理論編】Celes推し活のオーダー方法を伝授します』より

詳細は前回の記事をご覧ください。(あからさまなビュー稼ぎ)(アディダスの財布)(瞬足)(コーナーで差をつけろ)


今回の記事では、前回予告した通り、Celesの中の人・立井が上述の構成に基づいてオーダー文章を書いてみます! お時間がある方は一緒に書いてみてくださいね。
理論だけでは戦えないあなたや、業は見て盗むタイプのあなた、そして仁和寺にある法師の参考になれば幸いです。先達はあらまほしきことなり。

また、今回の記事は特性上前回よりも長めです。お時間に余裕のあるときにご覧くださいね。

再掲となりますが、これはCeles公式のnoteではありません。あくまでスタッフ(立井)のnoteとなり、Celes公式の見解を代弁するものではありませんのでご注意ください。


実際に書いてみる

0.香りで知覚したい推しを決める

当たり前ですな。無から有は生まれないから。
ただ、オタクにとってはこれが大変なのも事実。

「自分ごときが推しを表現できるわけがないだろ……」
「自分、推しへの解像度が低すぎる」
「推しが多すぎて選べないの何?????」
「まって推しについて書いたら2万字なった」
「推し、言葉を尽くしても表現できない、終わった」

「Celes推し活」を頼むうえでだいたいの人が通っている感情

自分の語彙力で推しを表現できるのか、そもそもいまの自分の解像度でオーダーするだけの推しへの思いを書けるのか、不安になる気持ちも分かります。
でも書かなきゃ始まらないんですよ。初めから完璧を目指す必要なんてなくて、少しずつ完成度を上げていけばいいだけなんです。人生と同じですね。

というわけで、はじめは軽い気持ちでオーダーする推しを決めましょう。
今回、私は人生初の推しで文章を書いてみることにします。具体名は出しませんので、ぜひ憶測しながら読み進めてください。


1.推しの人物像の総括

来たよ。さっそく難題が。

とはいえ、ここは自分の推しに対する印象を大まかに書くだけで大丈夫です。最初に本質から入って、スタイリストにだいたいのイメージを把握してもらいましょう。

ではさっそく書いてみます。

私の推しは、自己肯定感がとても低く、常に他人の顔色を窺って生きているような子です。誰にも相手にされないよりは、道化を演じていじめの対象になったほうがましだと考えていそう。一方で、自分が心酔する対象に対しては人生をかなぐり捨てて全ベットするような大胆さ、強引さも持ち合わせています。作中ではコミカル枠ですが、私の解釈ではそのように扱われるのが本人の救いになっていそうです。
また、認められたい、自分を認めてくれる相手には何をしてでも見捨てられたくない、という承認欲求の強さが根源にある子なのかなと思います。

思ったより上手に書けてびっくりしています。そして「なんでこの子を好きになったんだろう?」という終わりなき問いが始まる予感さえします。
出会ってから早数年、いま思えば推すのも必然だったのかもしれません。

「好きになる対象は自分と似ているもの」論と「自分に足りないものを持っている相手を好きになる」論がありますが、自分の場合はどっちなのか?
そんなことを考えさせられますね。推しを通じて鏡を見ているようです。

Tips:オーダー文章を書くと、自分自身と向き合うことになる


2.苦手な香りとその程度

わかったら苦労しないよ!

立井が香水専門店に勤めているわりに香りに詳しくないことは周知の事実かと思いますが、これは「1.推しの人物像の総括」より難しい……。
帰路で漂う香りから近所の夕食を当てるのは得意なのに、香水への感想が「いい匂い!」「ちょっと苦手」の2パターンしかない私にとってはかなりの難題です。

3日くらい考えてわかったのが以下です。

苦手な香り ※★が多いほど苦手
・パウダリー系 ★★☆☆☆
・土が混ざった草の匂い ★★★☆☆ (メインじゃなければ可)
・獣っぽい匂い ★★★☆☆ (メインは嫌)
・シソの匂い ★★★★★ (かなり苦手)
・バイレード – スローダンス ★★★★★ (かなり苦手)

特にメンズ/レディース/ユニセックスにこだわりはありません。

3日考えてこれ?感はありますが、マジでわからないなりに頑張りました。

今回は★で苦手な程度を表現しましたが、香料の中でもシトラスやムスクは大抵の香水に含まれているため、苦手な場合は程度の記載をしたほうがセレクトの幅が広がります。
苦手な香水がある場合は、具体名を挙げておくとわかりやすいかもしれません。

また、先日スタイリストに聞いたのですが、メンズ香水NGと書かれるとちょっと困っちゃうそうです。メンズ香水の中にもユニセックス寄りのものがあることもあり、どこまでメンズ系が苦手なのかが把握しづらいためだそうです。
そういう場合は、「レディース・ユニセックス寄りの香水がいい」と書いてもらいたいとのこと。より推しに合う香水をセレクトしやすくなるそうです。

私の場合はメンズ/レディースにこだわりはない(マジでわからないから)ため、苦手な香りの系統のみ書きました。

Tips:昨晩の隣人の夕食は肉じゃが


3.思うがままの推しの表現

黄金期俺の天下、きたな……

「容姿の説明をしたほうがいいの? 性格の説明をしたほうがいいの?」
マジで自由です。思うがままに書いてください。
スタイリストは、あなたが書いた文章を読んで香水をセレクトします。あなたの素をぶつけた文章から、あなたが推しのどの部分に特に注目しているかを判断しています。

『【理論編】Celes推し活のオーダー方法を伝授します』より

ここに礼儀も作法も道理もありません。好きなように推しについて書きましょう。

今回、私は彼女の容姿に重きを置いていない(+特定されると恥ずかしい)ため、言及は最小限に留めています。
ただし、具体的な人名を挙げない場合スタイリストがイメージしづらいため、容姿・年齢・性別は記載があるとベターです。中でも、なにか意図がない場合は性別を記載したほうがいいです。メンズ系とレディース系ではかなり香りのタイプが異なり、場合によっては解釈と大きく乖離してしまうことがあるからだそう。

容姿
・10代半ばの女性で、黒のロングヘア、常に制服(シャツとスカート)を着ている。
・体に怪我が絶えない。
・パステルカラーがよく似合うが、個人的にはイメージカラーは黒。

かわいいところ
・笑顔。快活な笑顔ではなく照れ気味の笑顔(はにかみ?)。自分の笑顔に価値がないと思っていそう(そんなことはない)。
・体がきれい。傷だらけだがそんなことは関係ない。

性格
・卑屈。どうせ自分は、自分なんか、と頻繁に口にするが、相手に否定される前に自分を先に落としておくことで心へのダメージを減らそうとしているのだと思う。
・たぶん幸せになりたいんだと思う。でも自分を愛そうとはしていないように見える。
・誰かに無償の愛を注がれたことがないのに、自らにその役割を期待されている。皮肉。博愛と無関心とは紙一重というが、この子の場合は嫌われたくないから愛情(にみえるもの)を一方的に注いでいるのか?
・割とコミカルに描かれがち。卑屈で自己嫌悪に突っ走ってしまうキャラクターは面白おかしく捉えられがちだが、私の解釈ではこの子にとって「そういう捉えられ方」のほうが真剣に向き合われるよりも救いになっている。

その他
・不幸が起きることが確定している。でもその前に、少しだけでも平穏で楽しい生活ができていたのではと思う。

解釈多めですね。推し活って推しを愛でる活動というよりも、推しへの解釈を洗練させていく営みなのかなと感じました。だんだん「これで本当に選んでもらえるのか?」という不安が大きくなってきました。答え合わせ(セレクト)が楽しみです。

こうやって改めて推しについて書いて(語って)みると、「やっぱり好きだな……」となりますね。ジャンルを離れて長く経ちますが、誕生日は毎年忘れずにお祝いしているくらい、未だにこの子のことが好きです。
あれラブレター書いてる人おる?

「礼儀も作法も道理もない」と豪語した割には体裁を整えて書いてしまいました。何かしらの資料を作成する際、クオリティよりも体裁を気にしがちな性格がよく出ています。

Tips:はぁ。好き。


4.総括(二度目)

はぁ。好き。

ここまでに書いた内容をまとめるターンです。「3.思うがままの推しの表現」が長めになった場合は、ここを丁寧にしておいたほうがベターです。

今回は短めにまとめられたので、この部分では時候の挨拶でもしておきます。

夏日が増えてきて、まだ5月だというのにまるで夏真っ盛りのような毎日ですね。健康にお気を付けください。セレクト楽しみにしています!

Tips:スタイリストは「楽しみにしています」と書いてあると嬉しい


注文する

ここまで、実際の「推し活」オーダー文章の書き方をお伝えしてきました。
一緒に書いてくださった方、お疲れさまでした。まだ書いていない方も、ここまで読んでみてオーダー文章を書きたくなったのではないでしょうか?

さあ、あとは注文するだけです。ぜひこのページに飛んでオーダーしてみましょう。


お恥ずかしながら、今回初めてオーダー文章を書いたのですが、難しいですねこれ。「正しく推しを表現できているか」の不安もさることながら、「本当に推しを表現した香りを選んでもらえるのか」という心配が沸き起こってきました。

なので、次回はおまけとして、【答え合わせ編】と銘打ち実際にスタイリストにセレクトしてもらいます。後日公開。
スタイリストは文章からどこを拾うのか、どんな意図をもって香水をセレクトしているのか気になる方は必見!
ぜひそちらもご覧くださいね。

それでは、皆さんも良き推し活ライフを。


※このnoteは、「Celes推し活」のオーダー方法を一様に定義づけるものではありません。
※このnoteは、Celes公式の見解ではありません。

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