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笑顔をつくるテディベア。香水専門店による「トイ2」レビュー
挨拶
こんにちは。ネット香水専門店CelesでSNS運用を担当している立井です。
今回はあまりに筆が進まず、このプロローグ部分だけで15分くらい頭を悩ませていました。これがスランプ。絵を描くそういう系の中学生だったころ以来口にする単語です。
さて、今回も最近Celesでリリースした香水のレビューをお届けします。
前回はキリアンの「コローニュ シールド オブ プロテクション」をレビューしましたが、自分の喩えの腕が上がっているのをヒシヒシと感じました。気になる方はこちら。
(立井)
華やかなナイトシーン……私には縁が遠そうです。
ほかにおすすめのシーンないですかね?
(阿部)
自分自身に「目を醒ませ!!!」と言いたくなるときもぜひ!
そんな無敵の香りです。
(立井)
『インセプション』でいうコマですね! 完全に理解しました。
おすすめの使い方はどうでしょうか?
我ながら喩えは絶妙だな~と思う反面(映画沼寄りすぎますが)、香りのレビューはまだまだ初心者級です。これから少しずつ成長していきます。
決意を新たにしたそんな今回は、7/24(日)にリリースしたモスキーノの「トイ2」をレビューします。
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(モスキーノ – トイ2)
白いクマちゃんが大変かわいらしいですね。まあプッシュする際には首を取る必要があってちょっと怖いですが……
さて、これはいったいどんな香りなのでしょうか。
なお、そろそろ皆さんお気づきかと思いますが、今回も長いです。しかも私は原稿用紙で育ってきた人間なので、改行が少なくて読みづらいです。これでも頑張っている方なのですが……むやみやたらな改行って上品じゃないなと思ってしまって……(と、…を2個続けて使うのもこだわりのひとつです。書き手の方はおわかりいただけるのではないでしょうか)。
頑張って短くしていくので、努力の跡だけでも感じてください。
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ブランド説明
例によって、まずはブランドのご紹介です。
今回ご紹介する香水のブランドはMoschino(モスキーノ)。蚊じゃん!!!と思いましたが、それはmosquitoでした。
1983年にフランシスコ・モスキーノが設立したイタリアのファッションブランド。”ユーモア、セクシー、クラシカル”をコンセプトにしたポップな色使いとデザインが特徴で、中にはファッション業界の風刺のようなデザインも見られる。
設立の翌年にミラノでSS(春夏)レディースコレクション、1986年SSにメンズコレクションを発表後モスキーノジーンズ(現 ラブ・モスキーノ)とフレグランスライン、セカンドラインのチープ&シック(現 ブティックモスキーノ)などを展開。1989年にミラノで初のショップがオープンしたものの1994年にフランシスコ・モスキーノが逝去。その後はロッセラ・ヤルディーニがブランドを引継ぎ、2013年から現クリエイティブ・ディレクターにジェレミー・スコットが就任。
ジェレミー・スコットは「モードに笑顔を生み出す」という願いを込めており、フレグランスの分野にもこの理念は生きている。
Celesでは今回ご紹介する「トイ2」以外にも10本ほどリリースしたのですが、どれもボトルからして尖っており、「いや尖ってるな……」と思っていたら本当に尖っていたようです。
公式サイトを覗いてみると、確かにかなりポップでカラフルなお洋服が多いようでした。私服が白か黒しかない私にはまだ早い世界でした。
レビュー
実はまだモノクロ時代に生きていることを暴露したところで、香りのレビューに移りましょう。
コンセプト
「トイ2」はモスキーノの新しいウィメンズフレグランスとして誕生した、アルベルト・モリヤスとファブリス・ぺルグランによって調香されたテディベア型のフレグランス第2弾。2018年のミラノ・ファッションウィークにてランウェイを歩いたモデルがボトルを抱えた姿で発表されたそうです。
テディベアは世界共通の喜びのしるしとしてボトルデザインに採用されていますが、モスキーノのフレグランスはボトルを目にした瞬間から笑顔になるデザインにならなくてはいけないというコンセプトで作られているそう。
確かに、世界で一番有名な黄色のクマも見るだけで笑顔になりますよね。笑う理由はともかく。(アンチじゃないです)
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ときに、テディベアの由来はご存知ですか?
26代アメリカ大統領セオドア・ルーズベルトは趣味の熊狩り中、瀕死の熊を撃てる機会がありましたが、スポーツマンシップに反するとしてあえて撃ちませんでした。その逸話から、クマのぬいぐるみにセオドアの愛称「テディ」と付けられて販売されたのがテディベアの由来とされています。
私は三毛別羆事件のwikiを読んだので、瀕死の熊を見ても撃たない選択肢を取れないと思います。熊は怖い。
香りについて
ここまでですでに2,000字です。巻いていきます。
香りのレビューに移りましょう。
今回レビューするのはこちらの2人。
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いつも通り、香水のプロに初心者が殴り込みをかける形です。感想に優劣はないので許されるはず。
さっそく香りを試していきます。
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かなりスッキリした香りですね!
ボトルの雰囲気的に、もっと甘くてお菓子みたいな香りがするのかと思っていましたが、男性でも使えそうなくらい爽やかです。
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インパクトの大きいボトルデザインに目を引かれますよね。けれど仰る通り、特筆すべきなのは香りの明るさと透明感です。お風呂上がりのシャンプーのような香りを探している方には必見です!
フレッシュなグラニースミスアップル(青りんご)と洋ナシからスタートし、まろやかなマグノリアがメインとなって優しさを演出します。
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グラニースミス……アメリカのバンドにいそうですね。なんならスタンドにもいそうです。
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(スタンド……?)
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さておき、確かにみずみずしいタイプのフルーツっぽさを感じます!
しぼりたての果汁100%のジュースというよりは、もぎたてを齧っているようなフレッシュさですね。
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ジューシーなホワイトカラントが香水全体のフレッシュさを保ってくれているのもあります。ちなみに、ラストはクリスタルムスクがきらめきを与え続け、アンバーウッドとサンダルウッドがぬくもりを与えます。
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香りの変化がわからない人間なので恐縮ですが、言われてみればどこかぬくもりも感じられますね。
大人になり、ぬいぐるみで遊ぶような年齢じゃないと自分に言い聞かせながらもまだぬいぐるみを手放せない、そんな自分に子どものころとは違う形で寄り添ってくれるような感じがします。
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立井さんはまだぬいぐるみをお持ちなんですか?
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先日、等身大ヒノアラシを買いました。
なんだかんだ毎月1体は増えています。
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(ヒノアラシ……?)
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おすすめのシーンはありますか?
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季節でいうと、春から秋がおすすめですね。軽やかな香りなので湿度があってもしつこくならず、高温多湿の時期でも甘めの香りをまといたい方に特におすすめです。
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確かに、これくらいの甘さなら夏につけてもくどくないですね! デイリーでも使いやすそうですし、ちょっとしたパーティにも向いてそうです。
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仰る通り、透明感があるのでオンタイムにも◎。晴れた日のカジュアルな装いによく合います。
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そう考えると、お求めやすい価格ですし、割とどんな方でも一軍入りさせられそうな香水ですね。
ぜひ皆さんも参考になさってください!
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終章
ということで、「トイ2」をレビューしてきました。
爽やかながらフルーツの甘みもある、いまの時期にぴったりな香水でした! 何よりレビューがしやすい。つまり「〇〇な香り!」と感じやすい、香水初心者の方でも使いやすい香りなのかなと感じました。
「そうはいっても、本当に使いやすいとは限らんやろ……」と思われる懐疑的な方もいらっしゃるかと思うので、そんなときはまずムエットでお試ししてみてください。
相も変わらず初心者の感想をお届けしました。でもちょっとはレビューの腕あがったんじゃないか?! 少しでも香りの魅力を皆さんにお伝えできていれば幸いです。
なお、Twitterではモスキーノの量り売りのお買い物に使える12%オフクーポンを配布中です!
今回の香水を試すもよし、ほかの尖った香りを試すもよし……ぜひご活用ください。Twitterのフォローも待ってます!
それでは、次回の記事をお楽しみに。
皆さんもよき香水ライフを!
※このnoteは、Celes公式の見解ではありません。