BLUETTI AC2AとJackery ポータブル電源 300Plus 買うならどっち?
ファーストインプレッションはこちらから→「BLUETTI AC2A 開封の儀」
実機レビューはパワーバンクスに投稿しました。→ BLUETTI ポータブル電源 AC2A【実機レビュー】エコフロー・Jackeryと比較あり
BLUETTI AC2A概要
BLUETTI AC2Aは、2023年11月10日発売のコンパクトクラスポータブル電源。容量が204Whということで、EB3Aよりも小さいBLUETTI最小モデルとなります。
製品特徴
超軽量デザイン: 3.6kgの軽量で持ち運びやすい。
電力リフト機能: 定格消費電力600Wまでの家電に対応。家電側の電圧を下げることによって使えるようにする機能。
高速充電: AC入力270Wで、45分で80%、1.4時間でフル充電可能。
AC充電モード選択: アプリで静音モードなど3つのモードを選択できる。
UPS機能: 20msで電力回復するUPS機能を搭載。
アプリコントロール: スマートフォンで状態監視や設定、バージョンアップが可能。
5年保証: 購入日から5年間のサポートと保証付き。
防災リュックの中にも入りそうなサイズなので、普段カフェで仕事するときや避難所に移動するときなどに重宝しそうです。
結論としては、セール価格の19,800円ならお買い得!
AC2A,EB3A,EcoFlow RIVER2,Jackery 300Plus のスペック比較
希望小売価格は29,800円。発売記念セールでは19,800円となっています。
スペック的には、エコフロー リバー2やJackery ポータブブル電源 300Plusが競合商品でしょうか。価格的には、Jackery 300Plusが一段高いので、エコフロー リバー2と比較する方がが多いでしょう。
セール価格の19,800円だと割安感がありますね。リバー2、EB3Aのセール価格が23,800円くらいなので。
容量の少なさはデメリットなのか?
BLUETTI AC2Aは、SNS上では「BLUETTI EB3Aの後継機」といった表現がされていました。後継機なのですが、容量が268Whから204Whに減っています。電力リフト上限も1200Wから600Wに下がっています。
拡張出力が600Wから1200Wに下がるとドライヤーが使えなくなります。私の運営する「パワーバンクス」にも「EB3Aでドライヤーで使いたい」と言ったコメントがきている通り、電力リフトで1200Wまで使えるのはEB3Aの大きなメリットでした。
BLUETTI AC2AとBLUETTI EB3Aの比較レビューは、実機でレビューを書かれている以下のブログがおすすめです。
実際のところは、後継機ではなく用途も目的も異なる製品だと思います。このコンパクトさを最大限に活かす使い方があれば、この製品の良さが出るでしょう。
車の盗難やいたずら対策で車内でドラレコや監視カメラを常に動かし続けるときなど。
容量が減ったデメリットはBLUETTI B80で解消
BLUETTI AC2Aは204Whとバッテリー容量が少ないですが、BLUETTIでは拡張バッテリーを用意しています。
「BLUETTI ポータブル電源 B80 拡張バッテリー | 806Wh」を接続することで1000Whを超えるポータブル電源になります。このB80はEB3Aにも接続できます。その際も1000Whを超えます。
出力の大きさは変えようがないですが、容量は増やせます。電気毛布やポータブル冷蔵庫といったキャンプ家電はAC2Aでも十分動きますので、拡張バッテリーで使用時間が伸ばせるのは大きなメリットですね。
1000Whあると電気毛布は24時間以上使えます。詳しくは「電気毛布×ポータブル電源:使用時間検証とトラブルQ&A」をご覧ください。
車載冷蔵庫の使用時間は「車載冷凍冷蔵庫をアウトドアで使いたい ポータブル電源は何Wh必要?」で検証しています。
EB3Aでも完璧にはドライヤーが使えないので、割り切ってAC2Aを選ぶのもアリかと思いました。
HOBOTECHさんがレビュー動画を投稿しました
HOBOTECHさんはポータブル電源業界では最も有名といってもいいレビュアーです。メーカーに配慮してか、ちょっと評価は甘めかな。
HOBOTECHさんの語るBLUETTI AC2Aに関するレビューの要点は以下の通りです。
・AC2AはBLUETTIの最も小さく、最も手頃な価格のエントリーモデルで、204Whのバッテリーを搭載しています。
・300ワットの純粋な正弦波インバーターを搭載し、二つの15アンペア出力口を備えています。
・AC、ソーラー、車のアクセサリーソケットの三つの充電方法を提供し、ターボモードでは1時間20分未満でフル充電が可能です。
・ソーラー充電は最大200ワットで、理想的な条件下では約1時間半でフル充電が可能です。
・USB出力には、5VのUSB-Aポート2つと、100ワットのUSB-Cパワーデリバリー出力1つがありますが、USB入力での充電はできません。
・20ミリ秒のUPS(無停電電源装置)機能を備えており、電源が切れた場合でもコンピュータなどを稼働させ続けることができます。
以上の点から、AC2Aは低価格ながらも必要十分な機能を備えたエントリーモデルとして好評を得ているようです。
20msのUPSは既存製品でも早い方です。エコフローは全製品30ms。
コメント欄にある有益な口コミ
CheapRVlivingさんのレビュー動画
CheapRVlivingはYouTube登録者数65万人の人気レビュアーです。かなり辛口なのでいつも参考にしています。
AC2AはBluettiから新しく発売された電源ステーションで、以前のモデルEB3Aよりも小さく軽量です。AC2Aは204Whのバッテリーと300Wのインバーターを搭載しており、EB3Aの286Whバッテリーと600Wインバーターと比較して明らかにコンパクトです。
サイズと重さが小さく軽量であるにもかかわらず、AC2AはEB3Aにある無線充電機能(ワイヤレス充電)のようないくつかの特徴を欠いており、冷蔵庫のような大きな家電を動かすにはパワー不足かもしれません。
両モデルとも200ワットのソーラー入力を受け入れますが、AC2Aの主なセールスポイントはその携帯性と、予算に敏感なユーザーに適している可能性のある低価格です。
CheapRVlivingさんは、AC2AがEB3Aの性能を上回ることに懐疑的で、EB3Aがそのサイズと特徴において最高のポータブル電源であり続けると述べています。AC2AがEB3Aよりも大幅に安価でない限り、EB3Aの方が優れた選択肢であると考えられています。
最終的な推奨は価格に基づいています。AC2AがEB3Aの最低価格209ドル(1ドル150円だと31,350円)よりもかなり安い場合は検討する価値があるかもしれませんが、そうでない場合はEB3Aがバンライフ用途に最適なポータブル電源と言っています。
自分ならどれを買うかな?
リバー2、BLUETTI EB3A、Jackery ポータブル電源 300Plusは購入して使っています。
AC2Aは発売直後なので使ったことがありません。19,800円だと少し心が動いています。定価の29,800円ならばJackery 300Plusを買いますね。
価格は30%ほど高くなりますが、製品の作りやカスタマーサービスの質を考えると納得のいく感じ。バッテリー自体はリン酸鉄なので10年程度は使えます。そうなったときに長く付き合える製品を選んだ方が結局は割安になると思います。
EB3Aと悩んでいる方がいるかもしれません。電力リフト機能を使いたいならEB3A、電気毛布やポータブル冷蔵庫などの低出力家電しか使わないならAC2Aがお勧めです。使い道が決まっていないならばEB3Aの方が潰しが効きます。
EB3Aはコンパクトクラスで優れていますが、競合製品が数多いのでそちらとの比較も必要になってきます。
反面、AC2Aはコンパクトさに割り切っているので、現状ライバル製品はありません。
ポータブル電源選びに悩んでいる方は「信頼のブランド×安全性!リン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載ポータブル電源おすすめランキング」を参考にしてください。全て実機レビュー付きです!