ポータブル電源:災害時信号機復旧の新たな担い手
ポータブル電源が様々な場面で使われるようになってきました。信号機の復旧にポータブル電源が使われ始めたというニュースを見かけたので記録として残しておきます。
ポータブル電源メーカーさん、商機じゃないかな?
ニュース概要
岐阜県警は、災害時の停電で消えた信号機をポータブル電源で復旧させる訓練を実施。従来の発電機に比べ、ポータブル電源は軽量で操作が簡単、復旧時間も短縮できる。県内の信号機はLEDに変更予定で、ポータブル電源でも2、3時間は稼働可能。県警は10台導入済みで、今後も活用し迅速な信号機復旧を目指す方針。
ポータブル電源の有用性
ポータブル電源の有用性は以下の通りです。
軽量で持ち運びが容易: 重さが6キロと比較的軽量なため、災害時などに現場へ運ぶのが容易です。従来の発電機は20キロと重く、持ち運びに苦労していました。
操作が簡単で迅速な復旧が可能: ボタン操作で簡単に作動でき、信号機の復旧までの時間を短縮できます。訓練では、ポータブル電源のボタンを押すとすぐに信号機が点灯しました。
消費電力の少ないLED信号機に対応: 岐阜県内の信号機は今年度中にすべてLEDに変更予定であり、消費電力が少ないため、大きな電力を供給できないポータブル電源でも2、3時間は信号機を動かすことが可能です。
災害時の信号機復旧に貢献: 停電で消えた信号機をポータブル電源で迅速に復旧させることができ、災害時の交通管制に役立ちます。
以上のように、ポータブル電源は軽量で操作が簡単、LED信号機に対応しており、災害時の信号機復旧に大きく貢献できる有用性があると言えます。岐阜県警でも導入を進めている点からも、その有用性が認識されていると考えられます。
使われているポータブル電源は「ALLPOWERS R600」
使われているポータブル電源は『ALLPOWERS R600』ですね。
https://powerbanks.work/allpowersr600-review/
2万円台で電気ケトルも使えてしまう優れものです。
ポータブル電源:災害時信号機復旧の新たな担い手
LED信号機の消費電力の低さには驚かされます。岐阜県警が訓練で使用したポータブル電源「ALLPOWERS R600」のバッテリー容量は299Whとのことですが、これで2〜3時間の運用を見込んでいるということは、LED信号機の消費電力は100W以下であると推測できます。
従来の白熱灯式信号機と比べると、LEDは非常に省エネルギーであることがわかります。この特性により、ポータブル電源でも一定時間の信号機運用が可能となっているのです。災害時などの緊急事態において、このような小型で持ち運びやすい電源を活用できることは、迅速な信号機復旧に大きく貢献するでしょう。
今後、LED信号機の普及が進むことで、災害対策におけるポータブル電源の活躍の場が広がっていくことが期待されます。また、環境面でも、省エネルギー技術の活用が進むことで、持続可能な社会の実現に近づくことができるのではないでしょうか。